写真:麦吉 ぼに
地図を見る四万十川は全長196km、四国最長の川です。遊覧船に乗れる場所は7カ所あり、下流の方では数十人乗りの屋形船や、帆を上げて走る舟母船(せんばせん)に乗って四万十川を楽しむことができます。
今回ご紹介したいのは上流の2つ、「四万十川カヌー館遊覧船」と「四万十岩間遊覧船」です。この遊覧船は小型で、観光というより舟遊びといいたい風情があります。
乗船時間は1回約40分、旅行のスケジュールに組み入れるのにちょうどいい時間です。定員は11名なのでグループで旅行する方は、旅行の日程が決まったら早目に予約を入れておくのが安心です。
写真:麦吉 ぼに
地図を見る遊覧船は、カラフルなカヌーの一団を横目に走ります。アクティブ派ならカヌー教室に参加するのも楽しいと思いますが、カヌーは半日から1日のレジャーになります。四万十の観光スポットを巡る旅の途中で、お手軽に川遊びをするのなら遊覧船がぴったり。小型の屋形船は、ほぼカヌーと同じ目の高さで川を楽しむことができます。
写真:麦吉 ぼに
地図を見る船着き場で待っていると、船頭さんが冷えた麦茶の入ったカゴを下げてやってきます。「自由に飲んでくださいのぅ」というのんびりとしたサービスが悠々とした周囲の風景に似合って、柔らかな気持ちになります。小さな船は喫水も低く、窓から腕を伸ばせば四万十川の水に触れるほど。(小舟なので身体を乗り出すのは危険です)
写真は、「四万十川カヌー館遊覧船」の中からの眺め。カヌー館の乗船場から上流は広見川との合流するあたりまで、下流は西土佐大橋のあたりまでを周遊します。
提供元:四万十川の駅カヌー館
http://www.canoekan.com/「四万十川の駅カヌー館」は、四万十川上流観光の基地的なスポット。遊覧船はもとよりカヌー、ラフティング、サイクリング、カナディアンカヌーなど多彩な川遊び・山遊びを楽しめます。駐車場も広く、パンフレットやパネル展示など四万十川周辺情報も充実しています。若いスタッフがテキパキ応対してくれる、明るい川の駅です。
ちなみにカヌー館のある江川崎付近は、2013年に最高気温を記録した「日本一暑い町」。最も暑い町をテーマにしたお土産物もここで買えます。
写真:麦吉 ぼに
地図を見るカヌー館の川側は、広いキャンプサイトになっています。ログハウスやバンガローもあり、滞在してカヌーやラフティングなど、四万十川を遊び倒そうという人に人気です。
四万十川を車で回る時は、行きたい観光ポイントまでの距離をチェックしておくのがおすすめ。渋滞はまずないですが、スピードの出せない一般道なので、移動に時間がかかります。ちなみに四万十市内から「四万十川の駅カヌー館」までは約35km、50分程度の行程です。宇和島からのアクセスは約1時間です。
写真:麦吉 ぼに
地図を見るカヌー館から下流に約8km行ったところに、四万十川にかかる沈下橋の中で最も有名な「岩間の沈下橋」があります。岩間沈下橋のたもとに「岩間四万十茶屋」があります。この茶屋から下った所が岩間遊覧船の船着き場になっています。
写真:麦吉 ぼに
地図を見る岩間四万十茶屋から船着き場まで、沈下橋を眼下に見ながら道を下ると遊覧船の船着き場があります。船着き場まで下る道は、沈下橋を眼下にのぞむ絶景で、思わず足が止まります。
「四万十岩間遊覧船」もカヌー館と同じく小さな屋形船。緑を映す川面に浮かぶ船は、時代劇の1シーンを見るようです。
提供元:四万十川の駅カヌー館「岩間遊覧船」
http://www.canoekan.com/yurasen.html#yuransen_01「岩間遊覧船」と「カヌー館遊覧船」は運行時間や料金が同じで予約制。
遊覧船は日に6便(9:00・10:00・11:00・12:00・13:00・14:00・15:00)の運行。
料金は大人2,000円、子供1,000円、幼児なら3人まで1,000円です。(2017年7月現在)
「四万十岩間遊覧船」は岩間の沈下橋付近を約40分かけて周遊します。四万十川は岩間の沈下橋の少し下流で大きく蛇行しているので、遊覧船からはダイナミックに向きを変える川の景色を楽しめます。
四万十川の遊覧船に乗ると、滔々と流れるこの川の流れを感じることができます。子どもの頃から四万十で育った船頭さんに出会えたら、昔の川の話もいろいろ聞かせてもらえます。四万十への旅を考えている方は、風情ある遊覧船の川旅をプランに加えてみませんか?
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(2024/4/23更新)
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