地下鉄栄駅の地下街「サカエチカ」にある和カフェ「緋毬」。派手ではないものの、通りすがりにハッと気になる外観のお店です。
実はここ、ういろの老舗「大須ういろ」が新ブランドとして手がけているお店。和菓子職人の技にパティシエのエッセンスを加えた、新感覚の和カフェなのです。
写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見る店内は、和洋折衷のシックなインテリアになっています。
写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見る「緋毬」では年間を通してかき氷を提供していますが、季節限定のかき氷もあります。そして、夏限定の名物がこちらの「ティラミス氷」。
濃厚なティラミスとさっぱりしたかき氷がうまく融合するのかどうか心配になるかもしれませんが、意外にも見事にマッチしています。ココアパウダーのかかったマスカルポーネクリームとコーヒー風味のかき氷を一緒に口に入れると最高ですよ。
写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見るかき氷を食べ進めていくと、中にはコーヒーゼリーが隠れています。ボリューム満点の大きなかき氷ですが、これなら途中で飽きる心配はありませんね。
写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見るこちらの「宇治ミルクしるこ白玉」もフォトジェニックなかき氷。五色の白玉とこしあんがトッピングされています。
写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見るういろ店が経営する「緋毬」には、スプーンでいただく「ゆららういろ」があります。一般的なういろは羊羹のようにカットすることが前提の固さですが、「ゆららういろ」はスプーンですくえる程度のやわらかさです。
米粉とお砂糖の味が口の中にすっと溶けて広がる、新感覚のういろ。定番の「黒蜜きなこ」と「玉露こしあん」などは通年の提供で、写真は季節限定の「ラズベリー&ホワイトチョコ」です。限定のフレーバーは1ヶ月程度でどんどん変わりますので、夏のうちに毎月行っても飽きませんよ。
写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見るかき氷、ゆららういろと並ぶ「緋毬」の人気者は、「薄氷寒」。うすらいかん、と読むのですが、まさに薄氷のような寒天です。
限りなく液体に近い寒天に、ほのかな甘さ。濃厚さやデカ盛が食のトレンドになっている時代にあって、味も食感も「究極のはかなさ」を目指しているのが薄氷寒だと言えるでしょう。
写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見るこちらは、季節限定のいちじくの薄氷寒。スプーンですくっても見えるか見えないかの透明な寒天です。
写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見る「緋毬」には、グリーンティフロートなど夏にぴったりのドリンクが揃っていますが、最も名古屋らしいのは「しるこシェーキ」でしょうか。白玉や氷もトッピングされた贅沢なシェーキです。
味はこれまた、絶妙な味わい。あんこもミルクも決して濃くはないのに、どちらの風味もしっかり感じられます。ゆららういろや薄氷寒にも通じますが、安易に濃厚にはしないところが「緋毬」ですね。
「緋毬」では、要冷蔵の冷たいデザートのテイクアウトが可能です。2017年7月現在は店舗のみの販売ですので、かなり貴重な名古屋のお土産となっています。
写真は、加賀棒茶を使った和みプリン棒茶(中央奥)、抹茶の水羊羹(左)、ラズベリーとホワイトチョコのゆららういろ(右)です。季節限定の抹茶の水羊羹は、金魚が愛らしいですね。
和みプリン棒茶は、お好みで特製の茶葉のふりかけをのせていただきます。 そのままでもおいしいプリンですが、食感や風味が変わるので楽しいですよ。
写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見る店頭では、常温で持ち運べるお菓子も販売されています。麩焼きせんべいやキャンディ、どら巻き(薄い生地で巻いたロール状のどら焼き)、季節ごとにフレーバーの変わるケーキなどがあります。
「緋毬」があるのは、地下鉄栄駅の地下街。栄は名古屋きっての繁華街ですから、旅行者の多くが一度は通る場所です。「緋毬」を無理に旅程に組み込まなくても、観光ついでに気軽に立ち寄れるのが嬉しいですね。
かき氷をいただくなら、できれば少しお腹を空かせて。薄氷寒やゆららういろなら食後すぐでも大丈夫です。
「緋毬」で、老舗ういろ店の新しい味に出会ってくださいね。
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(2024/3/28更新)
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