写真:島塚 渓
地図を見る鳥取県の西部に位置する米子市で毎年夏に開催されるのが「がいな祭り」。周辺の市町村で行われる祭りとの調整のため、年ごとに開催日が異なりますが、2017年は7月29日(土)と30日(日)の2日間にわたって行われます。この間に、さまざまなプログラムに参加することができ、歩行者天国となった米子駅前を中心に大きな盛り上がりを見せます。
出店や花火大会、お笑いイベントやダンスといった定番のものから、「米子がいな万灯」や「米子がいな太鼓」といった地方の芸能まで、あらゆるものを取り込んでいるのが、このお祭りの特徴。近年では特に人気が高まっており、鳥取の夏の大イベントとして10万人ほどの来場者がいるようです。
写真:島塚 渓
地図を見る「米子がいな万灯」が誕生したのは昭和60年。秋田市の「竿燈」を手本にして、がいな祭りの活性化と郷土芸能の継承を目的に生み出されました。
今では「がいな祭り」といえば、この万灯を連想する人もいるほど、地元ではお馴染みの存在。祭りのとき以外にも、イベントやセレモニーでたびたびお目にかかることもあるほど、米子の地に根付いた郷土芸能です。
写真:島塚 渓
地図を見る「がいな万灯」の魅力は何といっても、担ぎ手の万灯さばき。重さ40キログラム、高さが10メートルから15メートルもある巨大な万灯を絶妙なバランスで操っています。
その万灯を支える場所も手のひらはもちろんのこと、肩や腰、ときには額やあごを使うことも!この熟練された万灯さばきは、まさに迫力十分。きっとあなたもハラハラドキドキ手に汗しながら見ること間違いなしです!
写真:島塚 渓
地図を見る「がいな祭り」のなかで、この万灯を見ることができるのは、主に次の2つのイベント。
1日目の夜(18:45〜22:00の予定)に行われる「がいな万灯パレード」と2日目の昼に開催される「万灯妙技会」です。
この「万灯妙技会」は比較的お客さんの少ないなかで、間近に数々の万灯さばきを見られるのでおススメ。限られた時間のなかで次々に万灯の技を繰り出してくるので、かなりの迫力を体感できます。
一方で祭りの雰囲気を心行くまで楽しみたいという人は「万灯パレード」に足を運んだほうがいいですよ。暗闇に浮かび上がる万灯の光がなんとも幻想的で、活気とともに美しい日本の夏を実感できます!
写真:島塚 渓
地図を見る祭りの中心をなす「よなごがいな太鼓」も、もとは他の地域の郷土芸能。かつて、がいな祭りにゲストとして参加した山梨県の演奏者から指導を受けたのがきっかけとなっています。
そこに独自の要素を加えた「がいな太鼓」は、今ではこの祭りになくてはならない存在にまでなっています。
写真:島塚 渓
地図を見る「がいな太鼓」の特徴は様々なパターンのリズムを持っていること。
軽快なものから静かで重厚な曲調までバラエティー豊かな音色を聞くことができます。合奏だけではなくソロ演奏まであるため、まさにオーケストラを聞いているときのように、複雑なリズムを次々に奏でてくれます。
太鼓を打つ姿も迫力満点で、子供から大人まで地元の人たちに親しまれている郷土芸能です。
鳥取県米子市の「がいな祭り」は1年に1回、夏の時期に開かれるお祭り。伝統芸能をはじめ、花火大会やダンスなどの様々なステージが楽しめるため、地元住民だけではなく観光客にも人気があります。
なかでも「がいな万灯」と「がいな太鼓」は、ここに足を運ばないと楽しめない郷土色豊かな出し物です。ぜひ皆さんも鳥取に来て、祭りのエネルギーと迫力満点の演技を見ていってください!
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(2024/3/29更新)
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