写真:織笠 なゆき
地図を見る羽田神社は、須佐之男命(スサノオノミコト)と稲田姫命(イナダヒメノミコト)の夫婦神をお祀りしている神社です。「縁結び」や「勝負事」の御神徳で知られるとともに、羽田総鎮守として、運航や航空安全など「空の安全」を願う人々からも崇敬を集めています。
写真:織笠 なゆき
地図を見る羽田神社は鎌倉時代、この地の領主であった行方与次郎が牛頭天王をお祀りしたのがはじまり。牛頭天王はインドの祇園精舎の守護神で、神道の須佐之男命と同じ神様と考えられており、病気平癒の御神徳があるとされています。文久元年(1861年)に疱瘡(天然痘)が江戸で蔓延した際には、将軍・徳川家定が病気平癒祈願に参詣し、治癒したのだとか。このことから、現在でも病気平癒や心身の健康を願う参拝客が多く訪れています。
※写真は、牛頭天王にあやかったという手水舎の牛。
写真:織笠 なゆき
地図を見る境内の一角には、明治初年に造られた富士塚(富士山を模して造られた塚)があり、「羽田富士」と称されています。現在では登ることはできませんが、狛犬や富士講の石碑、「何合目」を表す石碑など、見どころの多い富士塚となっています。
羽田神社の授与品には、飛行機をモチーフにしたものがいくつもあります。特に人気なのが、表と裏に飛行機が描かれた“羽田総鎮守”ならではの御朱印帳。旅行好き・飛行機好きなら見逃せませんね!表には青空の中を飛んでいく飛行機と例大祭の神輿の様子が、裏には飛行機をあしらった羽田神社の絵馬が描かれています。
同じ柄の御朱印帳袋もありますので、あわせて授かってみてはいかがでしょうか。(西陣織・全3色)
こちらは「祭礼直前冊数限定御朱印帳」。毎年、例大祭前の7月中旬に、通常とは異なるデザインの御朱印帳が冊数限定で頒布されます。平成28年までは黒の「夜間飛行」柄でしたが、平成29年からは「暁フライト」柄。日の出の光を受けて飛行機が金色に染まっているような、輝かしいデザインです。裏表紙の絵馬には富士山も描かれていますし、とてもおめでたい図柄と言えるのではないでしょうか。
※限定御朱印帳はビニールカバー付きですが、撮影のために外しています。
頒布期間などの詳細は、ページ下部のリンクより、羽田神社の公式サイトでご確認ください。
写真:織笠 なゆき
地図を見る左から順に、羽田富士の御朱印、羽田神社の御朱印(絵馬のデザインは祭礼直前限定)、御朱印の挟み紙です。右下の飛行機は、「祭礼直前冊数限定御朱印帳」御朱印帳を授かったときについてくる、飛行機型のしおり。御朱印帳だけでなく、旅のガイドブックなどにも挟んで持ち歩きたくなるかわいらしさです。
羽田神社の御朱印と御朱印帳は、そのデザインの珍しさや美しさから、御朱印収集を趣味とする人にもとても人気があります。ですがその一方で、ネットオークションなどを利用した転売が問題に。御朱印は本来、参拝の証に授かるものです。転売しないのはもちろんのこと、きちんと神社に詣でて神様にご挨拶してから授かるようにいたしましょう。
写真:織笠 なゆき
地図を見る羽田神社にはさまざまなお守りがありますが、特に根付のように小さくてかわいらしいお守りが目を引きます。これは、飛行機をよく利用する方や航空業界の方(客室乗務員の方など)が、肌身離さず持ち歩けるようにとの配慮なのだそうです。
左から「金守」「勝守」「健守」「恋守」、そして飛行機型の「旅行安全守・航空安全守」。一番右側の「ペット守」は、ペットの首輪やお散歩のリードなどにつけるのにいいですね。
旅行好きの方や仕事でよく飛行機を利用される方、航空業界の方、航空業界への就職を目指す方などに参拝をおすすめしたい羽田神社。羽田の地から、空は日本全国そして世界へと繋がっています。神社にお参りをして空の安全を願うとともに、自分でも安全優先の余裕を持った行動を心がけること。その一人一人の想いが、神社を遠く離れたとしても、事故を未然に防ぐきっかけになるかもしれません。
羽田神社に詣でて、空の上でも空の下でも、どうぞよい旅にお出かけください。
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(2024/4/20更新)
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