写真:Nami Kita
地図を見る登別が鬼の街となった理由がここ、地獄谷。温泉が地から湧き出す様が地獄のように見えるということが、鬼の住処と言われる所以です。硫黄の匂いで立ち込めた辺り一帯は湯煙が包みこみ、今にも鬼が出てきそう。
元々登別の名前はアイヌ語の「ヌプルペッ=白く濁った川」から来ており、昔から豊富な湯量を誇っていたことを表しています。日露戦争時には怪我を負った兵たちの保養地ともなり、その効能が噂で広まり温泉地としての知名度をあげていったとのこと。
登別では乳白色の硫黄泉や保温効果の高い食塩泉など9つの泉質を堪能することができ、「温泉のデパート」という愛称もつけられているほど。各温泉とも高い効能を誇り、この湯のファンやリピーターは全国に多くいるそうです。
写真:Nami Kita
地図を見る地獄谷には「三途の川」と呼ばれる温泉の川も。湯煙に視界を遮られながら険しい谷を上り下りすると、まるでこの世の果てに来てしまったかのような感覚になることでしょう。数々の温泉の湧出口を近くにみることができ、その熱さを肌で感じることができます。
毎年6、7月の木金曜日夜には、お湯の守り神「湯鬼神(ゆきじん)」が訪れるイベントが催されます。これらの鬼たちは人々の厄を持ち去ってくれるといわれ、人々に親しまれてきました。その他の曜日であっても、周辺は夜の23時頃まで「鬼火」が灯っているので夜の地獄谷を散策するのも面白いですよ。
写真:Nami Kita
地図を見る高速道路の登別東インター前では“WELCOME”と書かれた歓迎の鬼像が出迎えてくれます。江戸時代からある「念仏鬼像」を祀った祠を守るのは巨大な赤鬼と青鬼。フォトスポットとしてハズせないところです。
温泉街を歩くと、商売繁盛や恋愛成就など、かわいい石造りの鬼たちを見つけることもできます。無病息災、諸病平癒を願ってお湯をかける「湯かけ鬼蔵」も人気です。昔から万病を治すといわれてきた登別の湯にかかれば、どんな願いごとも叶いそうですね。
写真:Nami Kita
地図を見る地獄谷から流れる温泉の川沿いには、間欠泉を活用した「泉源公園」が存在します。色とりどりの9種の金棒が見る目も楽しく、フォトスポットとしても人気です。赤色の金棒は子孫繁栄、青色は無病息災といったようにそれぞれの色ごとに意味合いがあるのがポイント。金棒に触れたり絵馬を飾ることで、願いが叶うと言われています。
湧き出る温泉が絶大なパワーを与えてくれるこの温泉地に、秘めた願いを託してみてはいかがでしょうか?登別の温泉につかれば体の不調も改善し、健康運UPも間違いなし!
写真:Nami Kita
地図を見る地獄谷から一番近いホテル、「第一滝本館」の吹き抜け部分には、高さ9メートルの大きさを誇る金箔仕上げの大金棒が飾られています。定時になるとカラクリが始まり、鬼の奏でる鬼囃子や、桃太郎が鬼を引き連れて登場する様子を楽しむことができます。鬼を退治するのではなく仲間にしてしまうあたりからも、この地で鬼がどれだけ愛されているかということが分かりますね。室内なので雨が降っても安心。小さなお子様連れでも楽しめるスポットです。
写真:Nami Kita
地図を見る温泉でリフレッシュした後はなんといってもこれ!「生ちちソフト」は温泉街にある「温泉広場」で買い求めることができます。新鮮な生乳を使用しており、人工的な甘さナシ!!牛乳の魅力を最大限に引き出してくれています。食べればそのネーミングにも納得!の一品です。
写真:Nami Kita
地図を見る2015年に登場したばかりの新生名物「閻魔やきそばまんじゅう」。外国からの観光客も多く訪れるこの地で愛される食べ歩きグルメを、ということで作り出された品だそうです。パッと見は普通の肉まんですが、登別産ヤナギダコや地場産野菜、もちもちの麺で作られた焼きそばが中に入っていてちょっぴり辛くクセになるお味。登別では「ホテルまほろば」のビュッフェと「温泉市場」で購入することができますよ!
他にも登別にはチーズやカステラ、エゾシカカレー煮などこの地ならではのオリジナル品が沢山!お気に入りの品が見つかるといいですね。
写真:Nami Kita
地図を見る温泉街を歩いていると出くわすのが迫力たっぷりの閻魔大王像。鬼たちは閻魔様の遣いであるといわれていますから、このあたりの鬼たちをまとめる総締めといったところでしょうか。人形とはいえその前に立つと身がひきしまります。幼い頃嘘をついたら閻魔様に舌を抜かれるよ、と教えられた人も多いのではないでしょうか。外国からの観光客たちもしきりにシャッターを切っています。
8月最終週に行われる、年に一度の「地獄まつり」では山車にひかれて温泉街を練り歩くという閻魔大王像。普段はこの場所に鎮座しており、毎日決まった時間になると音楽と共に恐ろしい形相に姿を変える「からくりショー」が催されます。
写真:Nami Kita
地図を見るちょっとしたハイクと併せて楽しみたいのがこちら、「大湯沼川天然足湯。」車で行く場合は地獄谷の駐車場と併せて使えるチケットがお得です。
大湯沼の駐車場から10分ほど山道を歩くと、森の中にひっそりと趣のある天然足湯が見えてきます。底は砂地になっているので、さらさらとした感触を楽しみながら湧き出たばかりの温泉を楽しめますよ。もちろん料金はかかりません。川辺の涼しい風を浴びているとのぼせる心配もなく、いつまでも長居してしまいそう・・・川(温泉)沿いは木の板が敷かれ座ることができるようになっていますが、タオルなどの備品はないので持参することがおすすめです。
国内でもトップクラスの透明度を誇る倶多楽湖や国の天然記念物にも指定された原始林など、大きなスケールの自然に囲まれた登別温泉。
鬼たちに守られたこの温泉街で大地のパワーを受け、日ごろの疲れをリフレッシュしましょう!医薬の神様「仏薬師如来」も祀られており、自然や健康に対する意識が高まる場所です。日常生活から抜け出し転地効果も抜群のこの地、長年悩んでいた体の不調も改善するかも!?
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(2024/4/19更新)
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