北海道の雄大な自然、美味しいグルメ。旅先として魅力がいっぱいの北海道で、一歩踏み込んだ体験をしてみませんか?北海道十勝「いただきますカンパニー」では、通常は立ち入り禁止の農業用の畑に入り、畑の中をピクニックするツアーを開催中。農作物を至近距離で写真を撮ったり、畑になった菜の花やとうもろこしを食べたりすることもできます。
写真:ろぼたん
地図を見るしかも、その畑は観光客向けに開放している畑(観光農地)ではありません。私たちの食卓に向けて出荷される農作物を育てている畑。農家さんたちの信頼を得て活動している「いただきますカンパニー」で体験できるツアーをご紹介します。
「いただきますカンパニー」のツアー会場は、菜種油を採るための菜の花畑、収穫前の花咲くじゃがいも畑。そこは農家さんが精魂込めて作った農作物が育つ場所。もちろん一般の人が許可なく立ち入ることなどできません。
農家さんが特に恐れていることのひとつが、侵入者の靴についた異物(病気のもとや害虫)が畑に入り込むこと。畑作というのは、上に実るものだけを育てているのではありません。その下の土をも農家さんは育てているのです。
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地図を見る「いただきますカンパニー」では、最初に参加者全員が専用の長靴に履き替え、又は靴カバーを装着。参加時は特別な用意は必要ありませんが、広い屋外を散策することになりますので、帽子や動きやすい格好(虫よけ、日焼け対策)で参加しましょう。
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地図を見る畑の中には専任の「畑ガイド」と散策します。その畑の所有者である農家さんの話を(農家さんの苦労話から家族情報まで)楽しく説明。実際に作業されている人の人柄なんて関係あるの?と思うかもしれません。
ですが、一歩足を踏み入れたときに感じるふっかふかな畑だったり、生き生きと育つ農作物が、様々なドラマを背景に培われたものなんだということを実感すると、グッと身近なものに感じるから不思議。
畑を目の前にして聞く話の説得力はどんな本を読んでも、勉強してもかないません。
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地図を見る季節や見学する畑にもよりますが、生食可能なものを畑からヒョイとつまんで食べてみられることも。春の菜の花は、完全無農薬栽培。花をつまんで食べると、キャベツやブロッコリーのようなほんのりとした甘みと苦味。
専任の畑のガイドの解説からは、大人も考えさせられる十勝の畑作事情、子供もクイズ形式で答えたくなる小学校の社会科で習った懐かしい言葉も出てきます。質問されると大人より子供の方が元気に答えちゃうかも(笑)。
収穫可能な時期になると、収穫体験が伴うツアーも開催されます。初夏にはヤングコーン、夏はとうもろこし、秋にはジャガイモや長いも。
長いもを地中深くから上手に掘り起こすのは大変ですが、上手に採れたときの喜びといったら!実際に土に触れてみることでわかる畑の感触は貴重な体験ですよ。
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地図を見る種を撒いて、芽が出て、花が咲いて、実がなる…といったサイクルは、小麦一つをとっても、秋まき小麦や春まき小麦などの違いがありますし、同じ時期に植えた農作物でも場所が少し変われば、また育つスピードが変わったりもします。
「いただきますカンパニー」のツアーでは、その季節ごとに見て美しく、生き生きとした農作物のパワーを感じられる畑を散策するため、数週間単位で見学する畑が変わります。
菜の花、小麦、じゃがいも、とうもろこし、長いも…。順々に見頃を迎える場所や収穫できる場所を巡るツアー。大人の身長よりも大きなタイヤのコンバイン、背丈に迫る高さの菜の花やトウモロコシ、柔らかくてふかふかした畑の土。実際の畑に入って、土や農作物に触れてみてわかることがいっぱいありますよ。
写真:ろぼたん
地図を見る畑の中で感じる大地の力、農作物の生命力。天気がよければ畑を目の前に特設会場をセッティングし、絶景のランチが楽しめるツアーも開催しています。十勝の風、日差し。肌で感じる体験は心にしっかり残ります。
畑の絶景を眺めたり、収穫体験をしたり、美味しいものを食べて感動するだけでも十分価値のある「いただきますカンパニー」のツアー。ですが、このツアーを体験すると、楽しいことの先にある「食」という大切なことを見つめるきっかけになるはず。
写真:ろぼたん
地図を見る十勝は、日本の食を支える畑作地方。食料自給率は東京で1%、北海道で200%、十勝は1200%。この十勝で収穫されるものは、私たちの食卓にたくさんあります。自分の住んでいた地域の特産と思っていたものが実は十勝産なんてことも。
ツアーに参加後は、自宅に戻ってから是非、身近にある十勝を探してみてください。お子さんの夏休みの自由研究に困っている場合にもオススメですが、大人もしっかり楽しめますよ。
実際の農家さんの畑を散策することのできる「いただきますカンパニー」のツアー。年々人気が出ており、全国各地、海外からも参加者がいます。ただ見るだけじゃない、特別な体験を伴ったツアーは夏休みの自由研究にも、大人の修学旅行にもオススメです。
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(2024/4/20更新)
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