この風景こそ日南海岸!「堀切峠」と「道の駅フェニックス」

| 宮崎県

| 旅の専門家がお届けするオリジナル旅行ガイドメディア

この風景こそ日南海岸!「堀切峠」と「道の駅フェニックス」

この風景こそ日南海岸!「堀切峠」と「道の駅フェニックス」

更新日:2017/07/03 17:34

沢原 馨のプロフィール写真 沢原 馨 散策記サイト制作者

日南海岸は宮崎県南部の観光地として広く知られています。日南海岸の名を聞いて、どんな風景を思い浮かべますか? 少し高みとなった展望台から見下ろす雄大な太平洋、傍らではフェニックスが風に揺れ、眼下の海岸線には「鬼の洗濯板」が続いている。そんな風景ではないでしょうか。その風景が、ここにあります。「堀切峠」と「道の駅フェニックス」の風景をご紹介しましょう。この風景こそが「日南海岸」です。

- PR -

「堀切峠」は昔からの観光名所、雄大な景観を堪能しよう!

「堀切峠」は昔からの観光名所、雄大な景観を堪能しよう!

写真:沢原 馨

地図を見る

宮崎市街中心部から国道220号を南下して約20km、青島からは約4km、国道から逸れた県道377号が山間から海岸沿いに出るところで越える峠が「堀切峠」です。

「堀切峠」はまさに日南海岸を代表する景勝地です。昭和30年代頃からすでに観光名所としてよく知られていました。峠は標高60mほど、道脇に設けられた展望所に立てば、眼前には雄大な太平洋の眺めが広がります。沖には島影も無く、ただただ海原が広がっています。眺めていると時の経つのを忘れますよ。葉陰を落とすフェニックスの横に立って、記念写真を撮っておきましょう。

昔は「堀切峠」を通る道が国道220号でしたが、今はバイパスができて“旧道”になり、県道377号になりました。訪れるときは案内標識に従って国道から逸れてくださいね。

「堀切峠」は昔からの観光名所、雄大な景観を堪能しよう!

写真:沢原 馨

地図を見る

海岸を見下ろせば「鬼の洗濯板」が波間に見え隠れしています。「鬼の洗濯板」は青島周辺のものが有名ですが、南に長く続いていて、堀切峠下の景観も見事なものです。ぜひ見ておきましょう。

「道の駅フェニックス」前は今の「日南海岸」を象徴する風景

「道の駅フェニックス」前は今の「日南海岸」を象徴する風景

写真:沢原 馨

地図を見る

「堀切峠」から南へ(日南市方面へ)1kmほど下ったところに「道の駅フェニックス」が設けられています。今では「道の駅フェニックス」周辺の景観こそが、「日南海岸」を象徴する景観と言っていいでしょう。フェニックスの葉が風に揺れ、その向こうに大海原が広がり、美しい風景を織り成しています。崖上に設けられた展望所に立てば、視界180度に広がる水平線を見渡すことができます。

「道の駅フェニックス」前は今の「日南海岸」を象徴する風景

写真:沢原 馨

地図を見る

特に展望所から南を見る景観は、日南海岸を紹介する観光ポスターやパンフレットなどに数多く使われ、すっかり日南海岸の代名詞的な景観になりました。海岸線に続く「鬼の洗濯板」と日差しを弾いて輝く波頭、その向こうに見える巾着島のシルエットなどが印象的な景観を織り成しています。美しい風景です。

ときおり、この景観が“堀切峠からの景観”として紹介されていることがあるのですが、正確には「堀切峠」と「道の駅フェニックス」は少し離れていて、展望所からの景色も違うのです。覚えておいてくださいね。

「道の駅フェニックス」の建物も日南海岸の風景に欠かせない

「道の駅フェニックス」の建物も日南海岸の風景に欠かせない

写真:沢原 馨

地図を見る

「道の駅フェニックス」のメインの施設は白い円形の建物で、緑濃い風景の中によく映えて美しい姿を見せています。この建物は「道の駅フェニックス」の前身である「フェニックスドライブイン」から引き継がれたもの(名称も引き継がれていますね)。

「フェニックスドライブイン」は宮崎交通の資本によって昭和40年(1965年)に誕生し、宮崎が“新婚旅行ブーム” に沸いた昭和40年代、日南海岸の観光名所のひとつとして、その役割を担いました。その後も長く親しまれていましたが、平成14年(2002年)、宮崎交通から宮崎市に売却され、平成17年(2005年)に「道の駅フェニックス」として再出発したのです。白い円形の建物は今も昔のまま、日南海岸の象徴的風景のひとつとして県民に愛され、訪れる人を迎えています。

「道の駅フェニックス」の建物も日南海岸の風景に欠かせない

写真:沢原 馨

地図を見る

「道の駅フェニックス」では、もちろん食事も楽しめますし、お土産物も揃っています。名物の“マンゴー味”や“えび味”、“明日葉味”のソフトクリームを味わうのもお勧めですよ(日南海岸は伊勢エビの産地、青島周辺は明日葉の産地なのです)。建物の上階部分からの眺めも素晴らしいので、それもぜひ楽しんでおきましょう。

フェニックスは宮崎の「県の木」、南国的景観は県民の原風景

フェニックスは宮崎の「県の木」、南国的景観は県民の原風景

写真:沢原 馨

地図を見る

ところで、「堀切峠」から「道の駅フェニックス」の辺りにかけて、道沿いには印象的な樹形のフェニックス(カナリー椰子)が数多く立ち並んでいます。このフェニックスはもちろん自生していたものではなく、植樹されたもの。宮崎交通の初代社長を務め、後に「宮崎観光の父」と呼ばれた、岩切章太郎氏(故人)の発案によって、昭和10年代から植樹が始まり、現在のような景観となったのです。

「フェニックスの木を額縁にして太平洋を眺めたら、きっと素晴らしいだろう」と、岩切氏は考えたというのですが、今ではその景観がすっかり日南海岸を象徴するものになっていることを思えば、氏の功績の大きさがわかります。“フェニックスを額縁にして”太平洋を望む景観、堪能してくださいね。

フェニックスは宮崎の「県の木」、南国的景観は県民の原風景

写真:沢原 馨

地図を見る

フェニックスは昭和41年(1966年)に宮崎県の「県の木」に制定されました。「フェニックス」と「クスノキ」、「オビスギ」の中から投票で決まったのです(平成15年には「オビスギ」と「ヤマザクラ」も「県の木」に追加制定されました)。フェニックスが見せる南国的景観は、宮崎県民(特に県南の人たち)にとって郷土を象徴する風景なのですよ。

宮崎育ちのナビゲーターが教える、「堀切峠」を堪能する方法

宮崎育ちのナビゲーターが教える、「堀切峠」を堪能する方法

写真:沢原 馨

地図を見る

太平洋を見下ろす眺めが雄大な「堀切峠」。その「堀切峠」の魅力を120%楽しむ意外な方法を、宮崎で生まれ育った立場としてお教えしましょう。それは、「堀切峠」に立ち寄ることなく、車で一気に走り抜けること!

「え!?」と思いましたね? 「立ち寄らなくていいの?」と思いましたね? そうです。いいのです。「堀切峠」は、北から南へ(宮崎市街方面から日南市方面へ)車で走り過ぎるのが、その魅力を最も堪能できる方法なのです。

宮崎育ちのナビゲーターが教える、「堀切峠」を堪能する方法

写真:沢原 馨

地図を見る

宮崎市街から国道220号を南下してくると、青島の横を過ぎて道は山間部を抜けていきます。やがて「堀切峠」へと県道が国道から逸れ、坂を上りきると「堀切峠」です。そこで道は大きく右に曲がって海岸沿いに出ます。

その時、山間の風景から突然視界が開けて目の前に大海原が広がります。その突然の風景の変化が、衝撃的とも言える感動をもたらすのです。初めて宮崎を訪れた人を車に乗せて「堀切峠」を通り過ぎると、ほぼ必ず「わぁっ!」と感嘆の声を上げてくれます。その感動をぜひ味わって欲しいのです。

とは言いつつ、「堀切峠」に立ち寄って欲しいというのも正直なところ。「堀切峠」をいったん通り過ぎ、「道の駅フェニックス」に立ち寄り、それから「堀切峠」に引き返すという“荒技”も、意外にお勧めですよ。

日南海岸ドライブと合わせて「堀切峠」と「道の駅フェニックス」を楽しもう!

「堀切峠」から「道の駅フェニックス」にかけての景観は、まさに「日南海岸」を象徴するもの。この景観を見なくては、“日南海岸に行った”とは言えません。訪れるには車を使うのが断然便利で快適! 空路や鉄道で宮崎を訪れる方はレンタカーを利用しましょう。運転免許をお持ちでない方は、タクシーを利用するのも一案です。

青島周辺から日南市街にかけての海岸沿いの道は、昭和30年代頃から「日南海岸ロードパーク構想」のもとに整備が進み(今では道の愛称として「日南海岸ロードパーク」という言葉が使われることも多くなりました)、沿道には美しい景観が続いています。「日南フェニックスロード」として「日本の道百選」にも選ばれた“絶景ロード”なのです。快適なドライブが楽しめますよ。

ちなみに「堀切峠」は急カーブです。通過する際は充分に車速を落としてくださいね。「道の駅フェニックス」前は、メインの施設と展望所が道路を挟んでいるために、横断する人が多いので気をつけてください。景色に気をとられて運転がおろそかにならないように、くれぐれも安全運転をお願いします。

青い海と緑の山々、そしてフェニックスなどの南国の木々が織り成す、日南海岸の美しい風景、堪能してくださいね!

掲載内容は執筆時点のものです。

- PR -

条件を指定して検索

トラベルjp<たびねす>

トップページへ戻る

事業拡大のため、デザイナー、システムエンジニア募集中!国内最大級の旅行サイトを一緒に作りませんか?

- PR -

旅行ナビゲーター(在宅ライター)募集中!
この記事に関するお問い合わせ