写真:高田 真美
地図を見るルーマニア第二の都市「ブラショフ(Brasov)」は、中世の街並みが見事に残る美しい町。旧市街の中心「スファトゥルイ広場」にはパステルカラーで彩られた建物が並び、まるで絵本の中から飛び出してきたかのよう!広場の周りにはカフェやレストランが並び、観光客で賑わっています。
写真:高田 真美
地図を見るブラショフ旧市街の中でも一際目を惹くのが、壮大な「黒の教会」です。14世紀後半から約100年かけて建てられた教会ですが、17世紀後半にハプスブルグ軍に攻撃された際に火災となり、外壁が黒く焦げてしまったことから「黒の教会」と呼ばれるようになりました。
写真:高田 真美
地図を見る「ヴィラ・カタリーナ(Vila Katharina)」は、ブラショフの旧市街にある小さなブティックホテルです。水色のパステルカラーにペイントされたエレガントな建物で、1階部分にはアンティークや雑貨を扱うショップが入っています。「スファトゥルイ広場」から徒歩3分、「黒の教会」から徒歩2分という抜群のロケーションにありますので、旧市街散策にも最適!ブラショフの旧市街は治安も良く、素敵なレストランもたくさんありますので、夜間の散策も楽しいですよ。
写真:高田 真美
地図を見る「ヴィラ・カタリーナ」には、客室がたった3室しかありません。「オニキス」「サファイア」「エメラルド」という宝石の名前がついた3つの客室は、広さや内装も様々。どの客室もアンティーク家具で飾られた美しい部屋ですが、特にお勧めなのが「オニキス」という名前がついた客室です。
自然光がたっぷり入る明るい部屋、花が飾られた美しい窓辺、寄席木細工で作られた美しい床に、広々とした空間、ぴかぴかに磨かれたアンティーク家具やシルクレースのカーテン、クリスタルのシャンデリア、とゴージャスでエレガントな内装で飾られています。中世ヨーロッパの貴族の館に訪れたような気分にさせてくれる素敵なお部屋です。
写真:高田 真美
地図を見る小さなブティックホテルならではのきめ細かなサービスを受けることができるのも「ヴィラ・カタリーナ」の魅力のひとつです。
特に嬉しいのが、個々の好みに合わせて朝食を選ぶことができるところ。地元特産のチーズやハム類などがたっぷりと盛られたトランシルバニア風朝食、スモークサーモンとポーチドエッグにキャビアまでついたロシア風朝食、ベーコン・卵・ソーセージ・ベークドビーンズというボリュームたっぷりのイギリス風朝食、クロワッサンと手作りジャムが美味しいフランス風朝食など、前日中にオーダーしておくと、一人一人の好みに合わせて朝食を用意してくれます。
写真:高田 真美
地図を見る「ヴィラ・カタリーナ」のトレードマークになっているこの美しい女性「カタリーナ」。彼女は、小説「ドラキュラ」のモデルとなったヴラド3世の恋人だった女性です。「ヴィラ・カタリーナ」の名前は、カタリーナが住んでいた家がこの通りにあったことに由来しているのです。
ヴラド3世は、15世紀にこの地方を制していたワラキア公国の君主で、ドラキュラ公(竜の息子)というニックネームを持っていました。オスマン帝国からルーマニアを守った英雄として知られるヴラド3世ですが、その残酷で冷徹な統治から「串刺し公」や「悪魔公」といった名前で呼ばれるようになり、19世紀に書かれた小説では吸血鬼ドラキュラ伯爵のモデルとなったため、今ではドラキュラ=吸血鬼というイメージがすっかり定着しています。
小説「ドラキュラ」に登場するドラキュラの城のモデルとなったとされる「ブラン城」は、ブラショフの郊外にあります。ブラショフからは、バスで30分ほどで行くことができますので、訪れてみてはいかが?
ブラショフへは、ルーマニアのブカレストから鉄道で2時間半〜3時間。もしくは、ルーマニアのシビウから鉄道で3時間弱。
ルーマニアの首都ブカレストは、治安があまり良くないことでも知られていますので、ルーマニアのトランシルバニア地方を周遊したい場合は、ブカレストよりもシビウからルーマニアに入国するのも一手です(シビウへは、ドイツのミュンヘンやオーストリアのウイーンなどからフライトが就航しています)。シビウは、治安も良く、観光的な見所も多い魅力的な町です。関連MEMOの別記事でシビウの魅力もまとめていますので、参考にしてみてくださいね。
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(2024/5/1更新)
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