厚岸グルメパーク「コンキリエ」は1994年4月に道の駅として登録されました。釧路と根室を結ぶ国道44号のそばにあり、JR厚岸駅からも徒歩15分と車がない旅行者にも行きやすい場所です。JR厚岸駅からは高台にあり、コンキリエからは厚岸の中心部がよく見えます。「コンキリエ」とはイタリア語で貝の形をした食べ物という意味です。
厚岸の特産品としては何といっても貝のカキ!地名の由来がアイヌ語でアッケケシ(牡蠣のいる所)という説がある位で、現在は養殖された牡蠣がほとんどですが、1年じゅう収穫出来ます。
厚岸で1年じゅう牡蠣が収穫できる理由として、厚岸の海が全体的に低水温であり、また海水と淡水が混ざる厚岸湖と海水である厚岸湾の場所によって水温が違う事を利用出来るからです。牡蠣の養殖かごを時期に応じて、かごごと産卵・生育に適した場所に移動させる方法がとられます。
また厚岸湖と厚岸湾は、外海のプランクトンが豊富な海水と、山や湿原の養分を多く含んだ川の水が混じりあう海域です。栄養たっぷりの海洋環境で成長した牡蠣はコク、うまみが凝縮されます。
コンキリエは1階が総合観光案内所、軽食が買える喫茶コーナー、お土産が買える総合展示販売コーナーがあります。営業時間内では観光案内所で道の駅スタンプが押せるほか、総合展示販売コーナーでは厚岸の特産品、コンキリエならではのオリジナルグッズが数多く販売されています。
道の駅として珍しいのは水族館プティです。入場料はなんと無料!厚岸湾、厚岸湖に生息する魚介類を中心に海水魚や淡水魚が20種類以上展示されています。
コンキリエの2階は厚岸産の食べ物がある飲食店が多い区画で、レストランエスカル、魚介市場、バーベキューコーナー炭焼き炙屋(あぶりや)があります。
レストランエスカルは季節ごとに旬の和食、洋食のメニューがあるレストラン。魚介市場は厚岸の味10品、牡蠣(写真)の他にアサリ、鮭、カニ、サンマ、昆布、ツブ、白魚、北寄(ほっき)貝、しいたけと取れたて新鮮な海山の味が勢ぞろいしています。炭焼き炙屋では魚介市場で購入した新鮮な素材を買って炭焼きにする事が出来ます。
同じく2階には2017年4月に開店したばかりの「オイスターバール ピトレスク」があります。生牡蠣、オイスターサラダ、オイスターピッツァ、オイスターシューター、牡蠣やアサリの和風パスタ(写真)の他に、ウィスキーやワインも堪能できます。入口にはウィスキーを育てる熟成樽が置かれ、その上にウィスキーの瓶が置かれています。
ピトレスクの店内は円形になっており、厚岸の中心部や厚岸湾を眺める事が出来る窓際のカウンター席は人気です。
屋上階は展望室となっています。2階の「オイスターバール ピトレスク」の真上に位置します。晴れた日には、厚岸町の中心部の他、厚岸湾、厚岸大橋などの景色を楽しめます。
厚岸大橋は厚岸湾と厚岸湖にかかる橋で、1972年に北海道で初の海上橋として開通し、全長457m、高さ20mあります。コンキリエや厚岸大橋からは天候が良ければ、厚岸湖の牡蠣島(正式には弁天島)が見え、牡蠣島には弁天社が建てられています。なお弁天島には船でなければ渡る事が出来ない上、漁船等をチャーターするしか訪問は出来ません。
厚岸グルメパーク「コンキリエ」は厚岸町の道の駅、観光案内所、土産店、牡蠣が食べられるレストラン、更には水族館もある施設です。厚岸町の中でも国道、JR駅から近く、道東への旅行者には比較的出かけやすいアクセスです。北海道厚岸町の道の駅、グルメパーク「コンキリエ」へ出かけてみませんか。
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(2024/4/26更新)
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