冒険好き必見!フィリピン世界遺産プエルト・プリンセサで洞窟探検クルーズ

冒険好き必見!フィリピン世界遺産プエルト・プリンセサで洞窟探検クルーズ

更新日:2017/06/29 15:36

Mayumi Kawaiのプロフィール写真 Mayumi Kawai 絶景ハンター、トラベルライター、自称ミステリーハンター
フィリピン最後の楽園・パラワン島。島の州都でもあるプエルト・プリンセサには世界遺産プエルト・プリンセサ地底河川国立公園が存在します。

エルニドの人気に埋もれがちですが、目の覚めるようなミルキーブルーの海に石灰岩の断崖、エルニドにも匹敵するほどの美しいビーチ、極めつけは巨大鍾乳洞をめぐる「地底河川探検クルーズ」が楽しめます。冒険好きにはたまらないワクワクが詰まった絶景スポットですよ!

世界遺産プエルト・プリンセサ地底河川国立公園とは

世界遺産プエルト・プリンセサ地底河川国立公園とは

写真:Mayumi Kawai

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フィリピン南西部にあるパラワン島。パラワンといえば“最後の秘境”で知られるエルニドのイメージが強いですが、1999年世界自然遺産に登録されたプエルト・プリンセサ地底河川国立公園もエルニドに匹敵する絶景スポットです。

この国立公園の売りは、全長8.2qにも及ぶ世界最大級の地底河川。河川は山麓の鍾乳洞から南シナ海へと流れ込み、潮の干満による環境変化で多様な生態系が育まれると同時に美しいラグーンを形成しています。

世界遺産プエルト・プリンセサ地底河川国立公園とは

写真:Mayumi Kawai

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プエルト・プリンセサ地底河川国立公園の名を世に知らしめたのは、2011年に公表された「新・世界の七不思議(自然版)」だと言われています。

ベトナムのハロン湾や南米イグアスの滝と肩を並べて7不思議に選ばれたことで人気は急上昇。現在では一日1,000人以上もの観光客が押し寄せる観光名所となりました。

プエルト・プリンセサの目玉「地底河川探検クルーズ」

プエルト・プリンセサの目玉「地底河川探検クルーズ」

写真:Mayumi Kawai

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当国立公園の目玉は何と言っても地底河川探検クルーズ。ただし、現在では自然保護の観点から完全予約制となり当日入場はできなくなりました。オンシーズンは予約が取りにくくなることもあるため、予定が決まったら早めの問い合わせをおすすめします。

プエルト・プリンセサの目玉「地底河川探検クルーズ」

写真:Mayumi Kawai

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受付を済ませると多言語機能付き音声ガイドが手渡されます。もちろん日本語にもしっかり対応。ガイドはボートに同乗しませんので、各自がこの音声ガイドを聞きながらボートクルーズを楽しみます。

プエルト・プリンセサの目玉「地底河川探検クルーズ」

写真:Mayumi Kawai

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ボートは一台の乗員数やボート数に制限があるため混雑時は1〜2時間の待機を要することもあります。念のため、暇つぶしグッズを事前に用意していくことをおすすめします。

ライフジャケットにヘルメットを装着し、遠隔操作による音声ガイドが自動でスタートすればいざ出発です。現地船頭が手漕ぎで案内してくれます。

洞窟内は危険がいっぱい!

洞窟内は危険がいっぱい!

写真:Mayumi Kawai

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船頭が照らしたライトの先にはおびただしい数のコウモリが空を飛び交い天井からぶら下がっています。そのためコウモリ独特の臭いが立ち込めています。

音声ガイドでは「洞窟内で口を開けてはいけません。あなたの口にコウモリの糞や尿が入り込みます」と繰り返し注意を促されます。天井から滴る水が冷たかったらセーフ、生温かったら…想像にお任せします。笑えない悲劇に遭わないようできるだけおとなしく楽しみましょうね。

洞窟内は危険がいっぱい!

提供元:flickr CC BY 2.0

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全長8.2qのうち約1.5qの距離をクルーズします。所要は約45分。

天井からせり出した鋭い刃状やドレープ状の鍾乳石の狭い隙間を縫うようにボートは進み、クライマックスには「聖堂」と呼ばれる神秘的な巨大ドームの空間に到着します。

また鍾乳石には、馬やマッシュルーム、マリア像などのよくある「○○に似ているシリーズ」があり、あなたの想像力が試されます。

洞窟内は危険がいっぱい!

写真:Mayumi Kawai

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洞窟内でのフラッシュ撮影は厳禁。船頭が照らすライトだけが頼りのため、カメラは事前に高感度対応にセットしておきましょう。

また、どんなことがあっても鍾乳石には触れてはいけないルールになっています。人間の皮脂は洞窟内の環境に悪影響を及ぼすからです。そのため、頭スレスレに迫ってくる鍾乳石を身をよじってかわす体験は実にアドベンチャラスでスリリングですよ。

プエルト・プリンセサ地底河川国立公園へのアクセス

プエルト・プリンセサ地底河川国立公園へのアクセス

写真:Mayumi Kawai

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マニラからプエルト・プリンセサまでは飛行機で約1時間半、さらに国立公園のある郊外の町サバンまでは市内からバンで片道約3時間かかります。

エルニドからのアクセスも可能ですが、サバンまで片道約6時間の乗り合いミニバンの旅となりますので、時間や体力と相談の上でチャレンジしてみてください。

プエルト・プリンセサ地底河川国立公園へのアクセス

写真:Mayumi Kawai

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サバンに到着後は、港にある観光事務所で受付を済ませます。身分証が必要となりますのでパスポートの携帯は忘れずに。ツアーガイドの誘導で港からバンカーボートに乗り公園の入り江まで移動します。所要15分程度。

当国立公園は思った以上に移動や待機に時間がかかりほぼ1日を要します。余裕を持ったスケジュールで旅行計画を組んでくださいね。

おわりに

鍾乳洞を巡るツアーは数あれど、ヘルメットにライフジャケット装着の冒険家さながらの姿で地底河川を探検するクルーズはそう多くはありません。それだけでもワクワクしませんか?

またプエルト・プリンセサにはまばゆいラグーンとジャングルトレッキングも楽しめます。少し足を伸ばせばジンベエザメウォッチングができるダイビングスポットもあります。

是非フィリピンの楽園で心の洗濯と癒しを味わいに出かけてみませんか?

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掲載内容は執筆時点のものです。 2016/05/08 訪問

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