写真：藤田 聡
地図を見る小安峡温泉を流れる皆瀬川は、名前の通り深い峡谷になっており、谷底の遊歩道にも「大噴湯」と呼ばれる温泉が噴出している場所があります。このように温泉と地熱に恵まれた環境を活用する為、小安峡温泉には温泉熱を利用した牛乳工場があります。
付近で一番有名な須川高原温泉から小安峡温泉へ向かうと、温泉街手前の国道沿いにソフトクリームの旗が沢山立っており、「こんな山奥にソフトクリーム？」と不思議に思うかもしれません。その角を右折して行くと、皆瀬川の対岸に栗駒フーズの牛乳工場が出現し、左側にプレハブの素朴な直売店があります。
ソフトクリームの旗は直売店営業時間中だけで、営業終了とともに旗が片付けられるので、目印が全く無くなってしまいます。詳細な場所は、写真右下の「地図を見る」をクリックすると、工場の地図が表示されます。
写真：藤田 聡
地図を見る栗駒フーズの直売店には、工場で生産している乳製品が豊富に揃います。中でもおすすめなのが、写真の「手焼きワッフルソフト」。ソフトクリームはコーンや紙コップ入りも選べますが、ソフトクリームの量や盛り付けの美しさも考えれば、手焼きワッフルソフトがベストです。
このソフトクリームの最大の特徴は、素晴らしい味わいに尽きます。低温殺菌牛乳を使用しているので、牛乳本来の味わいをしっかり感じます。しかし、一般的な牛乳ソフトのように、単にミルク感が強いだけではありません。冷たい事もあり、ミルク感は意外にも控えめで突出せず、むしろ生クリームの乳脂肪の濃厚さを感じます。甘さ、ミルク感、乳脂肪、冷たさのバランスが絶妙で、「本当に美味しい理想のソフトクリーム」を思い浮かべれば、まさにその通りの味がして驚かされます！
写真：藤田 聡
地図を見る栗駒フーズのソフトクリームが気に入ったら、アイスクリームも食べてみましょう。純白のソフトクリームと異なり、カップ入りのバニラアイスはクリーム色をしています。他にも飲むヨーグルトや、普通のヨーグルト、全ての製品の元になっている栗駒高原牛乳など、各種乳製品が豊富に揃っています！
写真：藤田 聡
地図を見る栗駒フーズの工場には、左側奥の方に無料の足湯も完備しています。小安峡温泉の温泉熱を利用した工場なので、足湯も天然温泉。頭寒足熱が健康によいと言われますが、足湯で足を温めながら冷たいソフトクリームを食べれば、まさに頭寒足熱になります。
また、風呂上がりに冷たい牛乳が必需品だという方も多いですが、冷たいソフトクリームでも十分通用するに違いありません。須川高原温泉や秋の宮温泉郷など、付近の著名な温泉に入浴して火照った体を冷やす為にも、栗駒フーズのソフトクリームは断然おすすめです！
栗駒フーズの工場がある湯沢市には、温泉が多数あります。中でも、ソフトクリームが似合う夏期限定の温泉が川原毛大湯滝。名前の通り滝の上流で温泉が湧き、夏場のみ水温が上昇して入浴出来る温度になります。
秋の宮温泉郷や須川高原温泉などの著名な温泉地もあり、川原毛大湯滝や小安峡温泉も含めて、付近一帯は日本有数の紅葉の名所でもあります。これらの温泉については、別の記事で詳細に紹介しましたので是非ご覧下さい。（記事最後の「この記事の関連MEMO」の中に、別記事へのリンク集があります。）
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(2024/4/24更新)
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