写真:伊都 をかし
地図を見る白神山地は、日本にたった4カ所しかない世界自然遺産の1つです。その広さは、なんと東京ドーム2万8千個相当だそうですけど、東京ドームを2万8千個と言われても、ちょっと数字が大きすぎて想像ができませんね。でもとにかく、とてもとても広いのだということだけはわかります。
この広い、広い白神山地のブナ林には人の手が入っていません。これが肝なんです。そのおかげで、ここにはいろんな種類のたくさんの動物や昆虫、植物たちが生息しているんです。かわいいノウサギや特別天然記念物のニホンカモシカなんかに会えたりしたら、うれしいですね。
写真:伊都 をかし
地図を見る「世界遺産の径 ブナ林散策道」は、1周約2kmのコースです。途中でショートカットして30分ほどでまわれる小廻りコースと、全行程を60〜90分ほどかけてまわる大廻りコースがあります。体力に合わせて選べるのがいいですね。
散策道は整備されていますが、けっこうアップダウンがありますし、天候によってはぬかるんでいたりして足場の悪いところもありますので、革靴とかサンダルはNG。スニーカーがお勧めです。自然遺産に指定されるほど自然豊かなブナ林ですから、虫もたくさんいます。ですので、刺されたりしないよう夏でも長袖長ズボンが安心です。
散策道に入るとトイレはありませんので、入り口にあるトイレですましておきましょう。
写真:伊都 をかし
地図を見るそれから、ぜひ用意していただきたいのが、水筒か「空の」ペットボトル。ブナ林は緑のダムと言われるほど保水能力があるのですが、散策道の手前にこの貴重なブナ林からの湧き水を汲める「水飲み場」があるんです。おいしいブナ林の湧き水を水筒に入れて、さあ太古の森に出かけましょう!
写真:伊都 をかし
地図を見るブナの原生林は、緑と水がいっぱい。そのせいか、夏でもひんやり感じられます。ヒートアイランド現象の都会から来た人は、きっとそのさわやかさに感激することでしょう。呼吸する度に大自然の生命力を吸収しているような気がしますよ。
写真:伊都 をかし
地図を見る散策道はゆるやかに8の字を描いたようなコースになっていて、何カ所か分岐点があります。でも、分岐点には必ずわかりやすい地図付きの案内板があるので、迷子になる心配はありません。自然を損なわないように、でも、自然を身近に感じられるように、そして安全に楽しめるように、絶妙の配慮がなされています。
写真:伊都 をかし
地図を見るがんばって大廻りコースに挑んだ人には、ちょっと嬉しいご褒美があります。ブナ林の中にも湧き水を汲めるところがあるんです。こちらの水飲み場は、本当に山から湧き出た水を直接いただく感じです。キリッと冷たい湧き水を飲むと、頑張って歩いてきた疲れも吹き飛びますよ。
「世界遺産の径 ブナ林散策道」は、世界自然遺産である白神山地の貴重な自然を気軽に、しかも安全に楽しめるコースです。
鳥のさえずりや虫の鳴き声に耳を傾けながら、太古から続く白神山地の大自然に抱かれて、マイナスイオンたっぷりの緑のシャワーを浴びませんか?
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(2024/5/4更新)
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