写真:結月 ここあ
地図を見る化野念仏寺にも愛宕念仏寺にもほど近い「寿楽庵」は、緑豊かな木立の中にあります。赤い提灯が目印ですよ。
写真:結月 ここあ
地図を見るさらに進むと二つ目の門が見えてきます。チョッと傾いていますが大丈夫!その奥には築140年ほどの寂れた古民家がひっそりと佇み、上品な女将さんが、おいでやすと温かく迎えてくれます。
写真:結月 ここあ
地図を見る店内は、座敷のみでいたってシンプル。まるで田舎のおばあちゃんの家に来たかのような懐かしさ。ガラス戸に映る緑が美しく、ガラスは古い歴史ある建築物などによく使われていた、ゆらぎのあるガラスになっています。
写真:結月 ここあ
地図を見るメニューは、毎朝作られるぜんざいや、嵯峨豆腐を使った湯豆腐に、甘辛く柔らかに煮た身欠きにしんがのったにしんそば、おでんに雑炊などと多彩なメニュー。
この写真は、注文を受けてから作られる「わらび餅と冷たい抹茶のセット」。30分くらい時間がかかりますが、氷水に浸けられた出来立てのわらび餅は、ひんやりつるんと喉越しもよくて、冷たい高級宇治抹茶との相性もよし。待たされた甲斐もある美味しい絶品わらび餅。
写真:結月 ここあ
地図を見る女将さんは、はんなりといろいろな話を聞かせてくれます。この庭先の竹林は、瀬戸内寂聴さんの寂庵なんですよ。喧騒の京都とは思えないほど静かで、秋には紅葉が美しいところです。
写真:結月 ここあ
地図を見る寿楽庵からほど近いところには、美しい竹林の道と八千体の石仏や石塔が所狭しと並ぶ「化野念仏寺」。表情の豊かな千二百体あまりの羅漢が優しく微笑む「愛宕念仏寺」と二つの念仏寺があります。
化野念仏寺は、1200年ほど前に弘法大師が開創されたと伝えられ、 境内に祀る八千体余りの石仏・石塔は、あだし野一帯に葬られた人々のお墓です。ひとつふたつと石を積み上げた河原のように見えることから、西院の河原といわれています。
写真:結月 ここあ
地図を見る六面体地蔵に続く道には、美しい竹林があります。京都で竹林の写真を写したくても、人が多くて難しいですよね。ここならばこのようにバッチリ写せますよ。
写真:結月 ここあ
地図を見る竹林の道を上って行くと、六面体地蔵があります。 地獄・餓鬼・畜生・修羅・人道・天道の6つの世界を六道といいます。この六面体地蔵を、天道から人道へと時計回りに、お水をかけながら、「オン・カカカ・ビサンマエイ・ソワカ」と唱えながらお参りし、罪障を洗い流します。
写真:結月 ここあ
地図を見る化野念仏寺からさらに奥へ行くと、鳥居が見えてきます。ここから5.5キロ先の愛宕神社の一之鳥居で、嵯峨鳥居本(さがとりいもと)と呼ばれています。その周りには瓦屋根の町家風民家と、茅葺きの農家が見られることから、国の重要伝統的建造物群保存地区として選定されています。
写真:結月 ここあ
地図を見る嵯峨鳥居本からさらに坂道を上っていくと愛宕念仏寺(おたぎねんぶつじ)があります。京都最強の心霊スポットの清滝トンネルも見えますよ。ここまでくると京都市内とは違い、ひんやりとした空気が流れています。
写真:結月 ここあ
地図を見る所狭しと羅漢様が並び、なんとその数は1200体。 昭和56年から10年間の年月をかけて、1200人の一般参拝者の手によって彫られたという見事な「千二百羅漢」。
写真:結月 ここあ
地図を見る眠そうな顔や抱き合っていたり、杯を交わしていたり、笑っていたりとどれも愛嬌があって癒されます。 愛染橋を渡った階段の上からは、金色に輝く「虚空菩薩」が見守ります。
写真:結月 ここあ
地図を見る愛宕念仏寺は比叡山の僧、千観内供(せんかんないぐ)によって復興されました。 重要文化財に指定された本堂には、御本尊の厄除け千手観音が安置されています。また優しいお顔の観音様を手で触れて拝めば、心身の痛みを癒してくださる「ふれ愛観音堂」もあります。たくさんの方に撫でられて、このようにピッカピカ!
境内には、鐘の音律によって仏の心を自然界に伝える三宝の鐘もありますので鳴らしてみましょう。
いかがでしたか、最近は京都の人気が高まり、混雑を避けることが難しいですが、嵯峨野まで行くと、少し静寂を感じることもできます。街中に比べれば派手さが少ないですが、侘び寂も感じることができます、また嵯峨野めぐりのひと休みに「寿楽庵」でまったりと足を伸ばして美味しい甘味に舌鼓、最高ですよ。
嵯峨野めぐりは、嵐山で自転車を借りると時間短縮にもなるし便利です。
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(2024/4/19更新)
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