新潟冬の味覚「鰤」。絶品、とろけるぶりしゃぶを食べに行こう!

新潟冬の味覚「鰤」。絶品、とろけるぶりしゃぶを食べに行こう!

更新日:2023/12/28 12:45

しののプロフィール写真 しの 旅する調理師
新潟は日本海に面しておりよい漁場も近い事から魚介類の宝庫。のど黒、南蛮海老など美味しい海の幸が豊富な事でも知られていますが、忘れてはならないのが「鰤(ぶり)」。11月頃から水温の低下とともに南下をはじめ、脂ののりきったベストタイミングに新潟・佐渡沖を通過します。この鰤を最も美味しく食べる料理のひとつが「ぶりしゃぶ」。脂のノリがしつこくなく、とろけるような舌触りの「ぶりしゃぶ」を是非ご正味あれ!

ぶりしゃぶのすすめ

ぶりしゃぶのすすめ

写真:しの

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鰤は冬になり水温が低下すると南を目指して旅が始まります。南下しはじめた鰤がイチ早く水揚げされるのが新潟・佐渡沖と言われていて、「佐渡一番寒ブリ」と呼ばれているのです。「佐渡一番寒ブリ」は船上で血抜きをし鮮度のいいまま出荷。また10キロ以上、脂質15%以上が目安とされているだけあって、旨みたっぷりですよ。

そんな鰤を使った料理で思いつくのは何でしょう? 照り焼き、鰤かまの塩焼き、お寿司などでしょうか? 鰤の美味しさは何と言ってもその脂のノリのよさ。素晴らしいコクと舌触りですが、そのノリのよさ故が苦手とする方もいるかも知れません。
そんな方にこそ是非食べて頂きたい「ぶりしゃぶ」なのです。

鰤のとろけるような食感と旨みはそのままに、脂は適度に落ちる。今まで食べてきた鰤は何だったのか? と新潟で鰤を食べると過去の鰤について疑問に思うかも知れません。

あなたも鰤ファンになること間違いなしです。

いざ、「新潟の寒鰤」をしゃぶしゃぶで食べてみよう!

いざ、「新潟の寒鰤」をしゃぶしゃぶで食べてみよう!

写真:しの

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新潟の寒鰤の乗りきった脂を生かすため、鰤は薄すぎず・厚すぎずの丁度良い5mm程度にスライス。刺身でもいける鮮度抜群の鰤をシンプルな昆布の利いた出し汁にくぐらせます。

しゃぶ・しゃぶ・・しゃぶ・・・。

と、数度出汁にくぐらせるだけで十分。表面は白っぽく、中はほんのり桜色のレア状態。半生・・・それが美しくも美味しくもある鰤の姿です。

これを特製のポン酢に付けて食べると、鰤が口の中でとろけ、ポン酢の軽い酸味も利いていくらでも食べられそうに食欲をそそりますよ。刺身だけだとたくさん食べられなくても、しゃぶしゃぶならどんどん食べてもウッとこないのも魅力。脂も全くくどく感じません。

添えられてある野菜やきのこなども鰤の出汁が溶け込んだスープで炊くと美味しく変身しますのでこちらもお忘れなく。

ぶりしゃぶを引き立てる名脇役たち

ぶりしゃぶを引き立てる名脇役たち

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鰤が美味しいのはもちろんの事、ポン酢や薬味も主役・鰤を引き立てる名脇役。
薬味は何と言ってもネギともみじおろし。ネギ香りともみじおろしのピリリとする軽い刺激が鰤の旨みを一層引き立ててくれますよ。

お店のご紹介

お店のご紹介

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ご紹介したように新潟で美味しい鰤が水揚げされるので、鰤を食べられるお店はいくつもありますが、今回ご紹介したのは「鮨・割烹丸伊」。新潟市内には、お寿司屋さんでも、こうやって鰤を食べさせてくれる店が、たくさんあるんです。

お寿司屋さんと言うことで魚の鮮度はピカイチ。またお昼でも、ぶりしゃぶを提供してくれるのは時間のない観光客にとって嬉しいはず。

ぶりしゃぶの他にも、新潟ならではの地魚の握り盛り合わせや「のど黒炙り丼」、持ち帰り用にのど黒の押し寿司なども、こちらの店のオススメ。ぶりしゃぶを食べながら、地魚の握りを食べられるなんて至福のひと時を味わうことが可能です。きっと「ああ、新潟に来てよかったな〜」と感じるはず。

尚、ぶりしゃぶは仕入れの関係もありますので予約をおすすめします。

■お店の基本情報■
住所:新潟市中央区東堀通8-1411
電話番号:025-228-0101

最後に・・・

いかがでしたでしょうか?
「旅先で何を食べるか」も重要ですが、「食べる事自体が目的の旅」もアリでは?
寒鰤は冬の味覚の代名詞。新潟・佐渡で獲れたピチピチの鮮度抜群の鰤をシンプルに生かす料理「ぶりしゃぶ」を食べに新潟へGO!

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2013/12/22 訪問

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