写真:松田 朝子
地図を見るアメリカのかわいい町と称されるガリーナは、19世紀から続く煉瓦造りの建物が連なるおしゃれな町。メインストリートにはハイセンスなショップやカフェが並び、そぞろ歩きにも楽しいところです。
写真:松田 朝子
地図を見るそんな町並みが見渡せる丘の中腹には、重厚な造りの建物が構えています。ここはジェイル・ヒル・インというB&Bですが、1878年から1977年まで、ジョーデイビス郡刑務所として使われていたのです。
その後26年間、個人の所有となったのち、2015年にガリーナ出身の現在のオーナー、マシュー・キャロル氏がこの不動産を購入、2016年にB&Bとしてオープンしました。
写真:松田 朝子
地図を見るB&B経営、と言うと、現役をリタイアした人が家族で経営しているイメージですが、マシュー氏は30代半ばの独身。そんな彼の、B&B経営への熱い思いが、古い刑務所をロマンチックな空間に蘇らせたのです。
写真:松田 朝子
地図を見るジェイル・ヒル・インは築約140年。4階建てB&Bの部屋数は6室ですが、すべて違う内装とインテリアになっています。どの部屋も、ホテルっぽさはまったくなく、誰かの家に遊びに行ったような感じです。
写真:松田 朝子
地図を見るキッチンには調理器具、冷蔵庫には高級ミネラルウォーター、テーブルにはファッション誌が何冊か置かれていて、自分はずっとここに住んでいたのかも?と錯覚しそうです。
写真:松田 朝子
地図を見るバスルームには大きなジャグジーとシャワーブース、傍にはタオル類が何カ所かに積まれ、メーク落としまで揃ったアメニティも充実。
シーリングファンがゆっくり回るベッドルームは落ち着いた色調でまとめられ、シルクのような肌触りのベッドリネンもハイクオリティ。
驚いたことに、部屋の掃除から食事の支度、ベルボーイ役すべてマシュー氏がたった1人でこなすのです。
写真:松田 朝子
地図を見るチェックインするときの至福は、ウェルカムドリンクをいただくことですが、ここではロビーフロアに常に赤白のワイン、ジュースや、手作りのフィンガーフード数種とクラッカーやナッツなどが用意されているのです。なのでチェックイン時のみならず、外から戻ってきた時は、まずここでジュースやワインを飲んで、フィンガーフードをつまんで暖炉の前でしばしくつろぎ、ワイングラス片手に部屋に戻る、というちょっとした贅沢も楽しめます。
写真:松田 朝子
地図を見る朝食も、パンを焼くところからマシュー氏の手作り。忙しくなると、近所の人が助っ人に来てくれるという、現代では珍しい話もここでは日常です。アートのように盛り付けられたキッシュや温かいオートミールには、家庭料理の愛情がこもっていて、朝から心身ともに満腹に。
写真:松田 朝子
地図を見るジェイル・ヒル・インが昔、刑務所だったと聞いて最初は誰もが驚いたり怖がったりするのですが、泊まっているうちに、マシュー氏の、このB&Bへの愛情と献身的なおもてなしに感動し、帰る頃には、刑務所時代のことを聞く人はいません。
それどころか、もう普通のホテルには泊まりたくない気分になってしまいます。
豪邸に住んでいる気分のB&Bは、アメリカの郊外ならではの楽しみ。
ホテルステイに比べてB&Bは、町や現地の人との距離が近く、旅の印象も変わってきます。
かわいい町ガリーナのかわいい「刑務所」ホテルで、心暖まる滞在を楽しんでみませんか?
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(2024/4/25更新)
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