ルーベンス作品も!「マーグデンハイス美術館」はアントワープの穴場スポット

ルーベンス作品も!「マーグデンハイス美術館」はアントワープの穴場スポット

更新日:2017/07/05 09:46

カジヤマ シオリのプロフィール写真 カジヤマ シオリ ヨーロッパ女子ひとり旅専門家、アートライター
風光明媚なベルギー・アントワープで有名なスポットといえば、ノートルダム大聖堂。特に画家ルーベンスの名作「キリストの降架」は必見です。

ノートルダム大聖堂に感銘を受けたあとは、そのすぐそばにある「マーグデンハイス美術館(Maagdenhuismuseum)」」に立ち寄るのがおススメです!実は、ここにもルーベンス作品が。見ごたえのあるコレクション作品と、美しい庭園で過ごす時間を紹介します。

ノートルダム大聖堂と一緒に訪れたいスポット

ノートルダム大聖堂と一緒に訪れたいスポット

写真:カジヤマ シオリ

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アントワープの街のシンボル的存在である、ノートルダム大聖堂。その大聖堂から、徒歩で約10分ほどの場所にあるのがマーグデンハイス美術館です。

アントワープ中心部の美術館ですが、いつも観光客で賑わう大聖堂の周辺よりも、比較的静かなエリアにあります。また、美術館の目の前には路面電車のMechelseplein駅があります。大聖堂からは、路面電車・徒歩ともに約10分ほどというアクセスのよさです。

マーグデンハイス美術館は、現在は美術館として一般公開されていますが、1552年から1882年までの約300年の間は孤児院でした。建物は孤児院だったころの様子を保ち、古きよき姿を現在に残しています。

ルーベンス作品は必見!

ルーベンス作品は必見!

写真:カジヤマ シオリ

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写真の「Christus, beschermer der wezen(孤児を保護するキリスト)」は、マーグデンハイス美術館に展示されているルーベンス作品です。

孤児とキリストが描かれたこの作品に、かつて孤児院だったマーグデンハイス美術館とのシンパシーを感じずにはいられません。孤児を見つめるキリストの様子が、優しく描かれています。小さいながらも、美しさと存在感をもつ作品です。

ルーベンス作品は必見!

写真:カジヤマ シオリ

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ルーベンス以外にも、非常に見ごたえのある作品が展示されています。写真は、ヤコブ・ヨルダーンスの「Nood Gods(神の必要性)」。大きなカンバスに、聖書の一場面がダイナミックに描かれた作品です。

他にも、アンソニー・ヴァン・ダイクやピーテル・アールツェンなど、ルーベンスと同時期に活躍していた巨匠の作品が展示されています。アート好きなら見逃せないコレクションの数々です。

孤児院の展示も見逃せない!

孤児院の展示も見逃せない!

写真:カジヤマ シオリ

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美術館が孤児院だったころは、身寄りのない女の子が多く暮らし、裁縫やレース編みを学んでいました。

そのような歴史があることから、絵画だけでなく、孤児院の歴史に関する展示も充実しています。孤児院の子どもや先生を描いた作品からは、当時の様子がうかがえます。子どもたちが使っていた食器や洋服などの展示も。ステンドグラスからこぼれる日光は優しく、空間を包んでいます。

美しい庭でゆっくりと過ごす

美しい庭でゆっくりと過ごす

写真:カジヤマ シオリ

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マーグデンハイス美術館の見どころは、展示だけではありません!

孤児院の面影を残した、かわいらしい庭も見学することができます。中庭では、聖母子像などの彫刻やレリーフを鑑賞できます。建物のレンガの壁と、赤色の窓枠の対比が美しい空間です。アントワープの街中の喧騒を忘れるほどの、静かで落ち着いた雰囲気をまとっています。

天気がよければ、庭をじっくりと散策するのがおススメです。旅行での疲れをリフレッシュするにはぴったりの場所です。

「マーグデンハイス美術館」は見どころいっぱい

マーグデンハイス美術館はこぢんまりとしており、アントワープいち小さい美術館といわれていますが、見どころがいっぱいです。ルーベンスやヤコブ・ヨルダーンスなどの珠玉の作品に加え、かわいらしい庭も見学できるという充実ぶり。

ノートルダム大聖堂を訪れるのなら、ぜひマーグデンハイス美術館も立ち寄ってみてください!

掲載内容は執筆時点のものです。 2017/03/18 訪問

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