会津磐梯山が美しい!のんびり会津路の旅〜JR磐越西線乗り撮り歩き

会津磐梯山が美しい!のんびり会津路の旅〜JR磐越西線乗り撮り歩き

更新日:2013/12/26 15:13

もんTのプロフィール写真 もんT チューター、フリーライター
福島県の郡山市から会津盆地へ。磐梯山の懐をのんびり快適にローカル線の旅が楽しめます。途中下車のお楽しみも満載。今回は郡山から会津若松、そして喜多方までの磐越西線の旅を紹介します。

安達太良山を見ながら郡山盆地を疾走

安達太良山を見ながら郡山盆地を疾走

写真:もんT

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磐越西線(ばんえつさいせん)は福島県の郡山駅から新潟県の新津駅までを結ぶ全長175.6kmの路線です。
郡山駅から途中の喜多方駅までは単線ながら電化されていて、列車の本数も比較的多く、会津路への重要な交通ルートとなっています。
今回の旅の起点は郡山駅。新幹線ならば東京からわずか1時間20分ほど。
この駅から会津地方へ向かうのにおススメの列車は、「あいづライナー」と時刻表に明記されている快速列車。
郡山と会津若松の間を約1時間で結びます。
特急型の車両を使用しているので乗り心地は快適…、「快速」という扱いなので、特急料金はかかりません♪
新幹線からの乗り換えで乗車が直前…、でも確実に着席したい…という場合は、指定席(料金¥510)を事前にとっておくと良いでしょう。

車窓の風景は進行方向に対してどちらかといえば右側がおススメ。
郡山駅から磐越西線の列車はまず北へ進路を取ってから、西へ…。
東北新幹線の高架橋と分かれた後は、右手に安達太良山を見ながら、磐梯熱海駅まではかつては安積原野とも呼ばれた郡山盆地を走り抜けていきます。

中山峠を越えて猪苗代へ…

中山峠を越えて猪苗代へ…

写真:もんT

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磐梯熱海駅から先はいよいよ上り勾配の峠区間。
磐越西線は単線なので、峠の手前、この磐梯熱海駅でよく対向列車の待ち合わせも行われます。
駅名からも分かるように周辺には温泉宿が数多く点在、すぐ駅前に足湯もあります!
ちょっと途中下車して立ち寄るのも良いでしょう。
もちろん、日帰り入浴歓迎の旅館などもたくさんあります。
詳細は磐梯熱海温泉旅館協同組合のホームページで確認しておきましょう。

磐梯熱海から列車は山間に分け入っていきます。進行方向左手に国道49号線を見ながら勾配を上っていきます。
かつてはスイッチバック駅であった中山宿を過ぎると、列車はトンネルへ…。中山峠を抜けていきます。
トンネルから出て上戸駅を過ぎると、猪苗代湖畔に出ますが、車窓から猪苗代湖は左手にちらっと見えるだけ…。
右手に磐梯山の山容が見えてくると猪苗代駅到着です。

磐梯山と猪苗代湖の風景を満喫するには…

磐梯山と猪苗代湖の風景を満喫するには…

写真:もんT

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猪苗代駅は猪苗代湖や磐梯山の観光拠点。
車窓からはあまり見えなかった猪苗代湖をよく見たい!という場合は、ここで下車して南へと歩いてみましょう。約2km、30分ほど歩くと湖畔に出られます。
ちなみに駅前通りを北へ2分ほど歩くと、レンタサイクルのお店もあり!
湖畔をサイクリング…というのもおススメ。
駅の観光案内所で観光マップを入手してから出かけましょう。

○塩田輪店
  レンタサイクル 1時間¥300 1日¥1500

猪苗代の次、翁島駅を過ぎると列車は大きく左…、右…、左…とカーブを繰り返して、会津盆地へと勾配を下っていきます。
このオメガカーブ、進行方向右手の磐梯山が見えなくなったり、また現れたり…と変化に富んだ車窓が楽しめます。

城下町会津若松の街歩きは…

城下町会津若松の街歩きは…

写真:もんT

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大きなオメガカーブを抜けると間もなく列車は会津若松に到着。
駅構内は線路やホームが“行き止まり”のつくりになっていて、降車客は改札口へと階段を渡らずにバリアフリーで抜けて行けます。
磐越西線の中心駅だけあって飲食やお土産の購入にも困りません。

町の中心や観光スポットは駅からはちょっと離れていますが、城下町散策も兼ねてぜひぶらぶら歩いてみましょう。
白虎隊自刃で有名で飯盛山へは駅前から大通りをまっすぐ東へ約2km、鶴ヶ城は駅を出たら右方向(南)へまっすぐ約2kmです。
また、30分おきに運行されている「まちなか周遊バス」もおススメ!
レトロなボンネットバスが市内の見所を周っています。

○まちなか周遊バス
  運賃:1回大人¥200 小人¥100
  フリー乗車券 大人¥500 小人¥250

蔵の町喜多方へ…

蔵の町喜多方へ…

写真:もんT

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会津若松にて磐越西線の線路は折り返すようにして新津方面へ。
駅を出発するとしばらくは、先ほど乗ってきた線路と並走しながら列車は喜多方へと北上。
会津盆地の田園風景の中、右手にはやはり磐梯山とそれに連なる山々が…。
およそ20分で電車は喜多方駅に到着です。
喜多方はラーメンと蔵の町。観光スポットは、駅から徒歩で周れる距離にあります。思い思いに散策してみてはいかがでしょう。
会津盆地の鉄道風景を撮りたい!という場合は、駅前から2つ目の信号を左(西)へ折れて濁川を越えて町外れに行ってみましょう。
駅から徒歩25分ほどかかりますが、写真のような風景が撮れます♪
写真は喜多方駅を出て、新潟駅へと向かう「SLばんえつ物語号」。
4月から11月までの土曜・休日に主に運行されています。
喜多方から先、新津までは非電化区間で列車の本数もがくんと減りますが、SLも走る魅力あふれる区間です。

おわりに

車窓風景の魅力満載の磐越西線。
いろいろな角度から磐梯山が眺められます。
そして途中下車のお楽しみも豊富…。
会津路の鉄道の旅をみなさんぜひのんびりと楽しんでください!

掲載内容は執筆時点のものです。 2013/11/16 訪問

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