写真:伊都 をかし
地図を見る「白神ライン」は、青森県の日本海側にある深浦町から内陸の弘前市を結ぶ県道で、世界遺産である白神山地を東西に貫いています。未舗装区間が42kmもあり、その過酷さは、林道マニアの間でも有名ですが、世界遺産の知名度も相まって、人気が高まっているようです。
マザーツリー詣でで走破するのは、その42kmの未舗装区間のうちの約9kmです。所々、舗装されているところもありますが、ほとんどは未舗装です。覚悟して臨んでくださいね。
フラットで道幅の広い走りやすい砂利道もありますが、でこぼこ道やくねくね道、対向車とすれ違えないくらい道幅の狭いところも多く、急カーブやブラインドコーナーも少なくありません。水たまりやぬかるみ、穴ぼこなども、普通にあったりします。まさにダートです。林道マニアには、たまらない要素が盛りだくさんとも言えますね。
写真:伊都 をかし
地図を見るマザーツリーを目指すときに立ち寄って欲しいのが、白神山地ビジターセンターとアクアグリーンビレッジANMON。白神山地についてのさまざまな情報や道路情報がゲットできます。
アクアグリーンビレッジANMONを過ぎると、林道ドライブの始まりです。約30分間、林道ドライブをたっぷりと楽しんでください。津軽峠の看板が見えたら、そこがマザーツリーへの入り口です。でも、ここに車を止めずに、カーブを曲がってくださいね。その先に、整備された駐車場がありますから。因みに、トイレもありますよ。
写真:伊都 をかし
地図を見る写真:伊都 をかし
地図を見る駐車場に車を止めたら、しばし目の前の展望をお楽しみ下さい。津軽峠の駐車場は、広大な白神山地の山々を一望できるビュースポットでもあるのです。案内板によりますと、白神山地の最高峰・向白神岳をはじめ、白神岳、天狗岳、太夫峰などの山々を見渡すことができます。
写真:伊都 をかし
地図を見る雄大な景色を堪能したら、津軽峠に戻って白神山地のシンボル、マザーツリーに会いに行きましょう。入り口の案内板にあるように、マザーツリーまではたったの270mです。
写真:伊都 をかし
地図を見るしかも、こんなにきれいに整備された、上りも下りもない平坦な遊歩道。白神ラインのハードなダート道とは大違いです。徒歩たった5分で、マザーツリーとご対面できます。
写真:伊都 をかし
地図を見る森の奧に静かにたたずむ、大きな大きなブナの木。胸高直径148cm、胸高幹回り465cm、樹高30m、そして推定樹齢400年のマザーツリーです。30mだなんて、めちゃ高いです。首が痛くなるほど見上げなければなりません。
それに、400年前といえば、日本では江戸時代。外国では、ガリレオが「それでも地球は回っている」などとつぶやいていた頃。そんな頃から、このマザーツリーは、ここで白神山地を見守っていたんですね。どっしりと頼もしいマザーツリーにハグして、偉大な生命力をいただいちゃいましょう。
魅惑の三点コラボですが、マザーツリーにたどり着くためには、白神ラインを走破しなければなりません。白神ラインは、かなり本格的な林道です。新車やレンタカーの人は、充分慎重に検討した方がいいと思います。マザーツリー詣での後は、さらに2時間以上の林道ドライブをしたい人以外は、来た道を戻りましょう。
来た道を引き返してきたドライバーの皆さん、お疲れさまでした。ぜひ、アクアグリーンビレッジANMONで一服して下さい。ここのりんごソフトクリームが、超美味なんですよ。リンゴ風味くっきりで、さわやかです。
白神ラインは冬季は閉鎖されますし、冬でなくても、道路状況によって通行止めになっていることもありますので、出発前には、白神山地ビジターセンターかアクアグリーンビレッジANMONに寄って、最新情報収集することをお勧めします。
しっかりと準備と覚悟をして、安全に楽しくマザーツリー詣でしてくださいね。
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(2024/3/19更新)
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