歩いて・感じて・見て・触って!とことん楽しむ奥入瀬渓流!

歩いて・感じて・見て・触って!とことん楽しむ奥入瀬渓流!

更新日:2020/10/19 15:16

伊都 をかしのプロフィール写真 伊都 をかし 旅ライター
青森県の代表的な景勝地・奥入瀬渓流。初夏の新緑、秋の紅葉など季節ごとに変わるその表情は訪れる人を魅了してやみません。

緩急織り交ぜた渓流の流れや、瀑布街道の異名通り次々に現れる大小14本の滝を眺めながら歩く渓流ハイキングで、大自然を全身で感じてみませんか?木々や岩、橋や手すりをモコモコさせている小さな苔たちも待ってますよ。

下流から上流に向かって歩くのがお勧め!

下流から上流に向かって歩くのがお勧め!

写真:伊都 をかし

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青森県にある奥入瀬渓流は、十和田湖東岸の子ノ口から焼山まで14キロメートルあります。リピーターさんや歩くのが大好きな方にお勧めなのは、全行程14キロメートルの完全踏破。端から端まで歩いたぞーという達成感がたまりません。体力的に、あるいは時間的にムリ!という方には石ヶ戸から子ノ口までの8.9キロメートルを歩くのがお勧めです。奥入瀬渓流ならではの見所の流れや滝は見逃しません!

渓流ハイキングは流れてくる川を眺めながら歩く方が楽しいので、下流から上流に向かって歩くのがお勧め。完全踏破を目指す方は、焼山から出発します。焼山には「奥入瀬渓流館及び湧水館」と「渓流の駅 おいらせ」に無料駐車場がありますので、車の方はここに駐車すると便利です。子ノ口の駐車場よりも広くて空いています。子ノ口まで歩いた後は、バスで焼山まで戻ってこれるのでご心配なく。

石ヶ戸から出発する方で車の方は、子ノ口の駐車場に駐車して石ヶ戸までバスで向かいましょう。子ノ口の駐車場はそんなに広くありませんので、なるべく朝早く到着できると安心です。

バスの営業は4月半ばから11月半ばまで。冬季は営業していませんのでご注意を!詳しくは関連メモでご確認ください。

トイレは、焼山から徒歩30分くらいにある「黄瀬」、そこから1時間くらいにある「石ヶ戸」、次は少し遠くて2時間ちかく歩いたところにある「玉簾の滝」と3カ所しかありませんので、ご注意くださいね。

そうそう、自動販売機や売店は石ヶ戸の休憩所にしかありませんので、飲み物や食べるものを事前に用意するのをお忘れなく!

森の小道や木道などいろんな道を歩く!

森の小道や木道などいろんな道を歩く!

写真:伊都 をかし

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焼山出発の方は全行程14キロメートルですので4〜5時間くらい、石ヶ戸出発の方は8.9キロメートルですので2時間半くらいかかります。遊歩道はしっかりと整備されてますので登山靴なんかは必要ありませんが、ヒールやサンダルではない歩きやすい靴がお勧めです。

森の小道や木道などいろんな道を歩く!

写真:伊都 をかし

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奥入瀬渓流の遊歩道は基本、渓流に沿うように整備されていますが、たまに渓流から少し離れて森の中の散歩みたいになったり、車道を横切ったりすることもあります。

森の小道や木道などいろんな道を歩く!

写真:伊都 をかし

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森の中の小道、渓流沿いの木道、緑のトンネルをくぐるような木の橋なんかもあって、歩くだけでもワクワクしますよ。

渓流の静と動を感じる!

渓流の静と動を感じる!

写真:伊都 をかし

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焼山出発の方は、焼山から石ヶ戸の手前の三乱の流れまでのまったりとした穏やかな流れをお楽しみください。観光客も少ないので本当に静かでのんびりとした散策が楽しめます。

渓流の静と動を感じる!

写真:伊都 をかし

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石ヶ戸からは急に観光客が多くなります。ここを起点に奥入瀬渓流を楽しむ人が多いですからね。

ここからは流れに緩急の差がダイナミックになり、渓流の静と動のコントラストがが楽しめます。特に石ヶ戸から玉簾の滝までの間は、奥入瀬渓流のポスターなどでよく目にする「阿修羅の流れ」や「白銀の流れ」など流れの激しい人気スポットが目白押しですよ。

渓流の静と動を感じる!

写真:伊都 をかし

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十和田湖近くになると流れはまた穏やかになり、川幅も広くなります。あれ?もう湖かな?と一瞬思ってしまうかもしれませんね。静かな水面がステキですよ。

大小とりどりの滝を見る!

大小とりどりの滝を見る!

写真:伊都 をかし

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石ヶ戸を過ぎて30分くらい歩くと、まず現れるのが「千筋の滝」。消え入りそうな感じで流れているほっそりとした滝ですが、なかなか趣がありますよ。それ以降、次から次へと大小とりどりの滝が現れてきます。その数なんと14本!さすが瀑布街道と異名をとるだけありますね。滝の近くにはたいていベンチが用意されているので、滝を眺めながらのんびりとおやつタイムなんていかがですか?

大小とりどりの滝を見る!

写真:伊都 をかし

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奥入瀬渓流で人気の滝といえば、ゴツゴツした岩肌を流れ落ちる「九段の滝」、高さ20メートルの高さを誇る「雲井の滝」、そして豊富な水量と渓流一の滝幅を誇る「銚子大滝」です。3本とも近くで見ることができますので、ミストとマイナスイオンを存分に浴びてくださいね。

苔の小さな世界に触れる!

苔の小さな世界に触れる!

写真:伊都 をかし

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奥入瀬渓流が名にし負う苔の王国だってご存じでした?遊歩道のあらゆるところで苔を目にすることができます。岩や木の幹はもちろん、渓流の中の岩の上も、倒木も、橋の欄干や階段の手すりなんかも苔で覆われてモコモコしてたりします。

苔の小さな世界に触れる!

写真:伊都 をかし

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奥入瀬渓流には300種類以上もの苔が生息していると言われています。気になる苔を見つけたら、ちょっと立ち止まってしゃがんでみてください。一口に苔と言ってもじっくり見てみると色も形も実に様々で、とってもかわいいですよ。触ってみた感じも、しっとりしてたりモコモコしてたり千差万別。触るときは傷つけないようにくれぐれも気をつけてそ〜っとお願いします。

最後におまけ情報をひとつ。石ヶ戸休憩所で売っている「ヒバ油」がとっても優れものなんです。除菌、抗菌、防虫効果があるうえ、アロマオイルや入浴剤として香りを楽しむことができるという一石二鳥どころか一石五鳥くらいのハタラキモノ!毎日おうちで森林気分に浸れますよ。

奥入瀬渓流の基本情報

住所:青森県十和田市大字奥瀬60
電話番号:0176-74-1233(奥入瀬渓流館)
アクセス:青森空港から車で約1時間40分
八戸駅からバスで1時間30分(11〜4月は運休するのでご注意ください)

2020年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2020/07/22 訪問

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