夜景まで楽しめる!チェコ第二の都市ブルノの見どころまとめ

夜景まで楽しめる!チェコ第二の都市ブルノの見どころまとめ

更新日:2018/07/31 11:19

岡本 大樹のプロフィール写真 岡本 大樹 原付旅人、アマチュア自然フォトグラファー
チェコ第二の都市ブルノには数多くの見どころがあり、夜景まで楽しむことができます。地下まで見応えのある聖ヤコブ教会やユニークな装飾の旧市庁舎、ペトロフの丘にたつ聖ペトロ聖パウロ大聖堂など、特に人気のスポットをご紹介します。

ブルノの観光は広場から

ブルノの観光は広場から

写真:岡本 大樹

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ブルノはチェコで2番目に大きな町というだけあり、町の中心である自由広場では頻繁に路面電車が行き交っています。ブルノの人口は38万人程で、観光客も多く日本人のグループを見かけることも。

ブルノの観光を始める際はこちらの自由広場から始めるのがオススメです。というのも、街の中心部に位置している上に広場の周辺にはブルノの見どころが多く点在しているため。ここを拠点に動けばスムーズに街歩きをすることができますよ。

ブルノの観光は広場から

写真:岡本 大樹

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また自由広場自体にも見逃せないスポットがあります。その一つがこの弾丸のような形のモニュメント。これは実は2010年に作られた天文時計…なのですが、時間を読む方法が一般人にはわからないため、単なる装飾のような存在になってしまっています。

とはいっても、黒い花崗岩で作られている上に見上げるほどの大きさなので、その存在感は充分あります。広場を訪れたら確実に目がいってしまうと思いますよ。

ブルノの観光は広場から

写真:岡本 大樹

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南にはもう一つの緑の広場があります。キャベツ市場広場とも呼ばれ、日曜を除く毎朝市場が開かれています。地元の人が集まる催しのため、メインの商品は植物や野菜、果物など。

そのため旅行者には必要ないかもしれませんが、広場がパラソルで埋まりカラフルな野菜が並んでいる様子は見るだけでも楽しく、朝の散歩がてら見て回ってみるのもオススメですよ。

ブルノで最も人気の観光スポット、聖ヤコブ教会

ブルノで最も人気の観光スポット、聖ヤコブ教会

写真:岡本 大樹

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そんなブルノで最も人気のスポットが聖ヤコブ教会です。建物自体は13世紀に建てられたものですが、特徴的な高さ92mの尖塔ができたのは300年も後だったという、変わった歴史を持つ教会でもあります。

そんな歴史を持つ教会であるため、建築様式が混ざり合っているというのも一つの見どころ。外装は後期ゴシック様式ですが、装飾はバロック様式となっているのです。

ブルノで最も人気の観光スポット、聖ヤコブ教会

写真:岡本 大樹

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さらに内部に至ってはネオゴシック様式。一つの教会でこれほどまでの建築様式が見られるのは珍しいので、ぜひご注目くださいね。

また建築にはそれほど興味がないという方でも、こちらの教会はヨーロッパのものには珍しく、外光が多く入るとても明るい空間になっているので、他の教会との違いをそんな特徴からも見てとることができますよ。

ただ、聖ヤコブ教会のさらなる見どころは地下にあります。

ブルノで最も人気の観光スポット、聖ヤコブ教会

写真:岡本 大樹

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教会の地下に入ると目に飛び込んでくるのが、数え切れないほどのガイコツです。これはもちろん作り物ではなく本物の人骨。

ここは納骨堂という場所で、日本では考えにくいことですが、ヨーロッパではいくつか見られるものです。世界最大のものはフランスのカタコンベですが、聖ヤコブ教会の納骨堂にはその次に多い5万人分以上もの骨が眠っています。(展示されているのは5000人分)

写真だけではちょっと不気味に感じるかもしれませんが、実際に立つとある種の神聖な空気を感じることができるので、苦手という方もぜひ立ち寄っていただきたいスポットです。

ユニークな装飾に注目、旧市庁舎

ユニークな装飾に注目、旧市庁舎

写真:岡本 大樹

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次にご紹介するのは旧市庁舎。入り口には美しいゴシック様式の装飾がなされていますが、その真ん中の一本がポキっと折れたように曲がっているのがわかるでしょうか。

これはこの装飾を手がけたアントン・ピルグラムが、きちんと報酬を払ってくれなかったことに対して怒り、その腹いせにこのような形にしたのだそう。こんなユニークなポイントもお見逃しなく。

ユニークな装飾に注目、旧市庁舎

写真:岡本 大樹

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さらにユニークなものが門をくぐると頭上に現れます。市庁舎に…ワニ?と驚かれると思いますが、これはブルノに伝わる伝説が元になっています。

その昔、ブルノの街をある生き物が襲い人々が困っていたところ、一人の若者が見事に退治。当時の人々はワニを見たことがなく、それを伝説のドラゴンだと信じ、珍しいので市庁舎に吊るした…といった逸話があるのです。

もちろん現在吊るされているのはレプリカですが、市庁舎にこんなものが吊るされているだけで驚きの光景ですよ。

聖ペトロ聖パウロ大聖堂はペトロフの丘に

聖ペトロ聖パウロ大聖堂はペトロフの丘に

写真:岡本 大樹

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聖ヤコブ教会と見比べて欲しいのが、街の少し高くなっている場所、ペトロフの丘に建っている聖ペテロ聖パウロ大聖堂です。

典型的なゴシック建築で、ネオゴシック様式の塔が2本建てられていますので、その違いは一目瞭然だと思います。

聖ペトロ聖パウロ大聖堂はペトロフの丘に

写真:岡本 大樹

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教会の名前としては珍しく二人の名が付いていますが、この二人の像がすぐそばに建てられています。

教会内部の撮影は禁止ですが、見学は可能なので時間が許すならば、外だけでなく内部の見学も一緒に行いましょう。

夜の街歩きでブルノ観光の締めを

夜の街歩きでブルノ観光の締めを

写真:岡本 大樹

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最後にオススメしたいのは夜の街歩きです。チェコ第二の都市だけあり、ブルノでは少々遅い時間帯でもトラムが走り回っています。

ペトロフの丘から街側を見下ろすと、トラム+教会というとても美しい夜景が広がり、見るにも撮るにもぴったりの場所となっています。

夜の街歩きでブルノ観光の締めを

写真:岡本 大樹

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こちらは街側と逆の郊外方面。夜でも多くの人がここに集い、遅くまで語らいあっています。

夜の街歩きでブルノ観光の締めを

写真:岡本 大樹

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また広場は、夜もオープンカフェやバーで飲む人たちで盛り上がっています。ブルノはおしゃれなカフェやバーが多い町としても有名。夜の街歩きの中で気になったお店があれば、一杯飲みに入ってみるのも楽しいと思いますよ。

ブルノはプラハに次ぐチェコ第二の都市

チェコでプラハに次ぐ大きな街、ブルノですがそれほど知名度は高くありません。日本からの旅行者はまだかなり少ないと言えるでしょう。

しかしながら、街には見どころが多くあるのでもうすぐ日本人にも人気の街になるかも?まだ穴場スポットの間にぜひ訪問してみてはいかがでしょうか。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2017/05/12−2017/05/13 訪問

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