心身共に清められる「カルチェリの庵」伊・世界遺産のアッシジからハイキングで

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心身共に清められる「カルチェリの庵」伊・世界遺産のアッシジからハイキングで

心身共に清められる「カルチェリの庵」伊・世界遺産のアッシジからハイキングで

更新日:2017/06/21 15:58

Hiroko Ojiのプロフィール写真 Hiroko Oji

フランチェスコ会を創設した聖フランチェスコの出身地として知られ、キリスト教の巡礼地として多くの人々が訪れる伊・世界遺産の町アッシジ。その背後に控えるスバシオ山の清涼な空気に包まれて、カルチェリの庵がひっそりと佇んでいます。

広大な森の中、石造りの建物と小道が続くカルチェリの庵は、かつて聖フランチェスコとその「兄弟」たちが瞑想した場。いくつもの洞窟が点在し、響いてくる小鳥のさえずりに癒されます。

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大城塞が見渡すアッシジの町からハイキングで

大城塞が見渡すアッシジの町からハイキングで

写真:Hiroko Oji

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イタリア中部に位置するアッシジは、オリーブ畑に囲まれた丘の上に広がる石造りの町並みが、素敵な中世の面影を伝えています。また、フランチェスコ会を創設した聖フランチェスコの出身地として知られており、キリスト教の巡礼地としてたくさんの人々が訪れる世界遺産の町でもあり、見所が満載。この町を見下ろすかのように丘の頂に聳えるのが大城塞。石造りのどっしりした城壁や塔からは素晴らしいウンブリア平原が見渡せます。

今回ご紹介するカルチェリの庵は、この町並みの背後に控えるスパシオ山(標高1290メートル)の山腹、広大な緑の森にひっそりと佇む、聖フランチェスコが残した素敵なスポットです。

大城塞が見渡すアッシジの町からハイキングで

写真:Hiroko Oji

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カルチェリの庵へは、町の東端にあるカプチーニ門からさらに東へ向かう道を上って行くので、ちょっとしたハイキングになります。

門を出ると、石造りの小城塞を左手に見上げ、右手には広大なオリーブ畑を眺めながら、緩い坂道をひたすら登って行くことになります。上りはちょっときついかもしれませんが、町から離れるにしたがって、眺めがよくなります。アッシジの統一された町並みに、所々見所の教会や聖堂の鐘楼や屋根が突出している風景を眼下に、元気がもらえます。さらに周辺に広がるウンブリア平原を見渡しながら、上って行きましょう。

大城塞が見渡すアッシジの町からハイキングで

写真:Hiroko Oji

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途中、振り返ると、町中から見上げていた大城塞を、遥か下に見下ろすこともできます。

広大な森の中に続くカルチェリの庵

広大な森の中に続くカルチェリの庵

写真:Hiroko Oji

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約4キロメートルほどのハイキングになり、途中広い車道から山道に入って上り続けますと、小さな十字架のあるカーブに出ます。ここを過ぎると目的地はすぐそこ!

鬱蒼とした森で囲まれた入り口の石門をくぐって入って行きましょう。聖フランチェスコが亡くなったのは1226年ですが、後の14世紀になってから、シエナの聖ベルナルドが、フランチェスコが祈りを捧げたり瞑想していた場所(主に洞窟などですが)の跡に教会や礼拝堂などを建てました。それが、今あるカルチェリの庵と言われている所です。

広大な森の中に続くカルチェリの庵

写真:Hiroko Oji

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石門を入ったすぐのところで出迎えてくれるのが、光の輪を背にした聖フランチェスコさんの像。僧院などの建物がある所までは清涼な空気に包まれた石畳みの小道を下って行きます。

伝説の井戸は、石造りの建物に囲まれて

伝説の井戸は、石造りの建物に囲まれて

写真:Hiroko Oji

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現在では小さな修道院としての庵。石造りの情緒ある建物に囲まれています。背後の上部がアーチ型になった扉を抜けて中に入ると、教会があります。下の階には、「聖フランチェスコの洞窟」という、聖フランチェスコが寝室として使った狭くて粗末な岩の洞窟も残されています。

伝説の井戸は、石造りの建物に囲まれて

写真:Hiroko Oji

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石畳で敷き詰められた中庭には、いくつかの井戸が残されています。聖フランチェスコの祈りによって水が湧き出たと言われる井戸です。

伝説の井戸は、石造りの建物に囲まれて

写真:Hiroko Oji

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敷地内には小さな石造りの礼拝堂がいくつかあります。中にはシンプルな祭壇が設けられ、お花が添えられています。

点在する洞窟へ

点在する洞窟へ

写真:Hiroko Oji

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僧院のまわりは深い森に囲まれ、山道が続き、聖フランチェスコやその信者たちが祈りの場としていたという洞窟が点在しています。

点在する洞窟へ

写真:Hiroko Oji

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何も知らなければ、ただの岩の窪みとしか思えないような洞窟。それぞれには名前が付いており、横たわったり膝まづいたりして、瞑想したところなのです。

点在する洞窟へ

写真:Hiroko Oji

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広大な森の中の散歩道へ

広大な森の中の散歩道へ

写真:Hiroko Oji

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石畳の通路を伝って、さらに下りていくと、これも石造りの小さな礼拝堂に出ます。さらに下って森の中へ導いてくれる石橋を渡った所には、少年に語り掛ける聖フランチェスコの像が立っています。

広大な森の中の散歩道へ

写真:Hiroko Oji

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さらに、森へと足を進めると、今度は、全身全霊を傾けて祈りを捧げる個性的な姿の修道士達の像にも出会えます。

広大な森の中の散歩道へ

写真:Hiroko Oji

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この森の中に続く小道沿いには、数か所、聖フランチェスコが祈りを捧げていた場所で、今日では十字架が建てられている所を見ることができます。このカルチェリの庵の中でも神聖な場所とされており、聞こえてくるのは、小鳥たちのさえずりのみ。ハイキング気分(不謹慎と言われるかもしれませんが)で十字架巡りの散策をすることができ、心までも清められるような空気に浸れます。

町の中心地から離れてはいますが

アッシジの町は、絶えず観光客や巡礼者で溢れている超人気の世界遺産の町。そこからちょっと足を延ばせば、人混みの喧騒から離れて心身ともに研ぎ澄まされるような、清涼な空気に浸ることができるのがカルチェリの庵です。聖フランチェスコが残した素敵なスポットですので、アッシジまで来たら是非足を延ばしてみて下さい。

カルチェリの庵へはハイキング気分で、舗装された道路伝いに、または途中から山道に入ってまた道路へと、ひたすら上って行くのですが、歩くのはちょっと…という方や時間の無い方は、タクシーでも訪問できます。

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/04/20 訪問

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