夏の朝は横浜・三溪園「早朝観蓮会」へ。古建築巡りや朝食も!

夏の朝は横浜・三溪園「早朝観蓮会」へ。古建築巡りや朝食も!

更新日:2021/06/09 15:19

下川 尚子のプロフィール写真 下川 尚子 ライター
横浜の名勝「三溪園」は、四季の風景と古建築の織りなす景観を楽しめる美しい庭園です。そんな三溪園にて夏に見られるのが、蓮の花。見頃の時期には、朝7時から「早朝観蓮会」が開催されます。夏の朝、早起きして三溪園を訪れてみませんか?限定メニューの朝食や、古建築めぐりも同時に楽しめますよ!

横浜・三溪園の蓮の花

横浜・三溪園の蓮の花

写真:下川 尚子

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三溪園は、製糸・生糸貿易に携わった実業家・原三溪によって明治39年に開かれました。17.5haの広大な敷地には、京都や鎌倉などから移築された歴史的建造物が17棟配置され、桜や紅葉の名所としても知られます。

そんな三溪園で夏に見られるのが蓮の花。蓮は夜明け頃に開花が始まり、7時頃見頃を迎える「朝の花」です。三溪園は通常9時からの開園ですので、観賞するなら開園と同時に訪れましょう。また、7、8月の土日祝日には、蓮の見頃に合わせて「早朝観蓮会」が開催されますので、土日に合わせて訪れるのもおすすめです。

「早朝観蓮会」の見どころ

「早朝観蓮会」の見どころ

写真:下川 尚子

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2021年の早朝観蓮会の開催は、7月17日(土)〜8月9日(月・祝)の土・日曜日、祝日の全11回。

蓮は早朝に見頃を迎える花。ですので、三溪園に着いたらまずは蓮の花が見られる場所、外苑の「蓮池」へ向かいましょう。見頃の時期には三溪園のシンボル「三重塔」と蓮の花を一緒に見られるよう外苑の北東部が特別開放されますので、写真好きな方はぜひベストショットを狙ってみてください。

「早朝観蓮会」の見どころ

写真:下川 尚子

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早朝観蓮会のイベントとしては、蓮の体験コーナーが設置されます。写真は蓮の葉から放射状に水が噴き出る「蓮の葉シャワー」。暑い夏の朝、涼やかな気分になれるコーナーです。そのほか、蓮の種のプレゼントも。

園内の茶店で朝食を!特別メニューもチェック

園内の茶店で朝食を!特別メニューもチェック

写真:下川 尚子

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早朝観蓮会のもうひとつのお楽しみ、それが「朝食」。花の余韻に浸りつつ、さわやかな朝の空気の中で食べる朝ごはんは格別です。

朝食が食べられるのは、園内にある「雁ヶ音茶屋」「三溪園茶寮」「待春軒」の3店。こちらは「待春軒」の店内からの景色です。外に広がる緑の風景も非常に美しく心に残ります。

園内の茶店で朝食を!特別メニューもチェック

写真:下川 尚子

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朝食が食べられる3店で、期間中、特別に提供される朝食メニューは下記のとおり。早起きして訪れ、朝食も三溪園でいただくのがおすすめです。

・雁ヶ音茶屋(7:00〜9:00)
中華風がゆ 850円(ホタテ貝柱、しいたけ、鶏肉入りの特製お粥、デザート付)
・三溪園茶寮(7:00〜9:00)
朝がゆ 1100円(おかゆ、紀州梅干、お味噌汁、煮物など)
・待春軒(7:00〜9:30)※100食限定
麦とろ御飯 1000円(大和芋のとろろやハスのきんぴら、卵焼き、黒蜜寒天など)

三溪園で楽しめる古建築めぐり

三溪園で楽しめる古建築めぐり

写真:下川 尚子

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早朝観蓮会のあとは、庭園や古建築を巡りながら散策しましょう。三溪園には17のさまざまな種類・さまざまな時代の建築物があり、それぞれ京都や鎌倉などから移築されたものです。

こちらは内苑にある臨春閣。美しい芝生に池、古建築のたたずむ景色は「三溪園らしい」風景として親しまれています。

三溪園で楽しめる古建築めぐり

写真:下川 尚子

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その他、見ておきたいスポットとしては、大きな茅葺屋根が特徴の合掌造り「旧矢箆原家住宅」など。こちらは岐阜県の白川郷より移築されたものであり、内部には古い民具なども保存されています。※9時からは内部も公開されます。

園内は広く、すべての見どころをじっくり巡ると、およそ2時間程度が目安。蓮の花を見たあとは、朝の空気を楽しみながらのんびり散策してみましょう。

熱中症予防は万全に。早起きして出かけよう

熱中症予防は万全に。早起きして出かけよう

写真:下川 尚子

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蓮は泥の中で美しい花を咲かせることから、古来より優れた人材にも例えられる花です。早朝に咲く神秘的な花を楽しみに、ぜひ早起きして出かけましょう。

また、朝とはいえ夏の野外。だんだんと気温が上がり、日差しも強くなってきます。水分はこまめに取り、熱中症予防には十分にお気を付けください。

横浜・三溪園 早朝観蓮会ですがすがしい朝を

朝のさわやかな空気のなか、美しい蓮を鑑賞して、趣ある古建築で朝ごはん。横浜の中心部からは少し距離のある三溪園ですが、わざわざ出かけたくなる魅力に満ちています。きっと横浜の街中とはまた違った良さを感じられるはず。

ぜひ早起きして足を運んでみてくださいね!

2021年6月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2016/07/23 訪問

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