最初にご紹介するのは、駿河湾フェリー乗り場から程近い国道136号線沿いにある「土肥金山」から。ここは江戸時代、越後の佐渡金山に次ぐ金の産地として名を馳せていたところです。金40トン・銀400トンを産出した金山で、現在は坑道の一部を使って採掘の風景を再現した観光施設になっています。敷地内の黄金館では、ギネス認定の世界一の巨大金塊に触れることができるのです。
金運のパワースポットとして、国内外から多くの観光客が訪れる人気な観光スポットで、まさに日本を代表する金運処。金塊は、純度99.99%。金相場によって変動しますが凡そ時価12億円! 高さ17cm、底面は22.5cm×45.5cmの巨大な金塊なのです。
こんなドデカい金塊に触れるなんて、まさに驚き! こんな金塊に触ると、誰しも思わず持ち帰りたくなってしまう衝動に駆られますが、金の重さは250キロもあって、持ち上げるのはとても無理。金塊を持ち帰ることはできませんが、有料で砂金採り体験ができるので、是非体験してみては如何でしょうか?
【土肥金山】
静岡県伊豆市土肥2726
土肥金山から車で数分、土肥観光案内所の横隣、松原公園の一角にある花時計です。時計の長針は12.5m、短針は8.8m、直径は31mある世界一の花時計です。
あまりに大きすぎて、近くから見ると時計の全貌が分からないので、時計を見る専用の展望台が設けられている程。文字盤は、土肥特産の白ビワをイメージした特注タイルによってデザインされ、青いタイルで波を表現。そして、パンジー・サルビア・ベゴニアなど凡そ5千本の花で彩られています。
時計の大きさに驚いてしまいますが、季節によって植えられる美しい花々も必見! 時計の外周には天然石が敷かれ、素足で歩いて足つぼを刺激できる健康遊歩道になっており、世界一の花時計を見ながら健康増進が図れますよ。花時計は、土肥の町を象徴するシンボル的な存在。美しくもビックな花時計をバックに写真が写せる、記念撮影にもってこいのスポットです。
【世界一の花時計】
静岡県伊豆市土肥2657−6
変わってこちらは、国道136号線沿い、伊豆市小下田地区にある「達磨寺」です。京都法輪寺を本山として開かれたお寺で、ここで見たいのが、日本一の達磨大師座像です!
この達磨は「不死身達磨大師」と言い、重さ3トン。高さはナント5mもある日本最大の達磨です。店先などで、普段見かける達磨とは違って、とてつもない大きさで、間近で見ると実に荘厳で迫力満点の顔立ちをしています。
お寺は、通称「健康寺」とも呼ばれ、150歳で亡くなったと云われる達磨大師にあやかって、健康祈願できる霊験あらたかなる場所。売店では、色によって御利益が異なる「五色願掛けだるま」の販売や、境内では、体の不調な場所に水をかける「水かけ達磨像」などのパワスポ処も点在しています。日本では、縁起物として名高い達磨。しかも、日本一の達磨を目の前に願掛け出来るはここだけ!
【達磨寺】
静岡県伊豆市小下田463−1
土肥限定の見所は、ギネス認定の金塊や日本一の達磨などの造形物だけに留まりません。こちらは、国道136号線沿い、達磨寺の並びにある最福寺。春にしかお目見えできませんが、こちらの枝垂れ桜も必見のスポットです。
この桜は和名「伊豆最福寺しだれ」と言い、学名は「サイフクジ」。一見どこにでもある枝垂れ桜と思いきや、2001年4月に新品種に認定されたばかりの希少価値が高い桜なのです。
八重で咲く枝垂れ桜自体とっても珍しいのですが、この桜は、ツボミの時は薄いピンク色で開花すると白色。そして、散る間際に再びピンク色に変化するという不思議な桜なのです。
この桜は、日本中探しても最福寺でしか咲いていない貴重な桜で一見の価値あり! 見頃は3月下旬から4月上旬にかけて。絶対に見逃せない花見所です。
【最福寺】
静岡県伊豆市小下田1667
そして、最後は「白ビワ」です。白ビワは土肥だけにしかなく、生産量が少なく、桃よりも痛みが早いとってもデリケートな果実。そのため、大量出荷が難しく、ほとんどが地元で消費されており、市場で扱われないため「幻」と言われています。
白ビワは、明治時代に中国から持ち帰ったビワを元に生産が始まったとされ、寒さや風に弱く栽培が難しいため、一部の農家しか生産していません。近年では、伊豆市小下田地区に隣接する白ビワ園で「白ビワ狩り」がオープンし、収穫時期には滅多にありつけない白ビワを狩ることができ、遠方からわざわざやって来る人も。
白ビワ狩りは、5月下旬から6月上旬にかけてのたった数日間のみしか営業せず、旬の時期を逃すと味わえない希少な食材。白ビワは、普通のビワに比べて、実が小さく果実が白っぽいのが特徴。みずみずしく上品な甘さで美味しい本物の白ビワに出会えるのは土肥だけ!
【白ビワ狩り 花木園】
静岡県伊豆市小下田
伊豆市小下田地区には、全国に知られる恋人たちのスポット「恋人岬」もあるので、忘れてはなりません。岬の展望台では、世界遺産の富士山が眺められ、鐘を鳴らしながら愛する人の名を呼ぶと永遠の愛が叶うとされる「ラブコールベル」や、敷地内の恋人岬ステラハウスでは、恋人宣言証明書の発行もしていて、カップルで訪れても楽しめるところです。
土肥は、伊豆に先住していたアイヌ人の言葉で「土」を表す意味。肥沃な土地から育った白ビワの他、温泉が豊かに湧出しており温泉宿も点在しています。
ご紹介したのは、土肥だけでしか体験できない「土肥観光のゴールデンルート」と言わんばかりの見所ばかり! これぞ土肥っ!を体感して、とことん土肥地区を満喫する旅は如何でしょうか?
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