写真:古都の U助
地図を見るスイーツをも手がける「平宗(ひらそう)」は、幕末からの歴史を持つ奈良県や和歌山県でみられる郷土料理「柿の葉寿司」の老舗の1つ。「鹿せんべいアイス」や「柿のもち」は限られた店舗での取り扱いになりますが、柿の葉寿司の専門店である「平宗」は、近鉄やJR奈良駅周辺など奈良市内だけでも多くの支店があります。
写真は風情ある奈良町エリアにある奈良店・新館。こちらでは今回ご紹介する「鹿せんべいアイス」が取り扱われている他、各種郷土色豊かな和食メニューも揃います。
写真:古都の U助
地図を見る気になる「鹿せんべいアイス」、せんべい部分の見た目は奈良公園で販売される鹿煎餅にそっくり!しかし驚きの美味さです。平城遷都1300年祭に合わせて手軽に食べられるアイスを、と2010年から販売が開始されました。
写真:古都の U助
地図を見るこの「鹿せんべいアイス」、せんべいの部分は炭酸煎餅です。「鹿せんべいアイス」に用いられる炭酸せんべいは、兵庫県・有馬温泉などで見られる炭酸せんべいや、全国展開る有名な風月堂のゴーフル等と比べると硬めで歯ごたえがあり、その独特の食感が絶妙です。
せんべいの内側にはホワイトチョコレートがコーティングされ、内側にサンドされているプレミアムジェラートは現在ではミルク、古都華ジェラート(奈良県産の苺)、大和ほうじ茶ジェラートの3種類。ジェラートもどれもハイクオリティな美味しさでこれでお値段1個160円とはなんだか申し訳ないほど!
写真:古都の U助
地図を見る平宗奈良店・新館、2軒となりには平宗奈良店・本館があり、各種持ち帰り用の柿の葉寿司が販売されています。風情ある店内ではそうめん膳や大和茶麺膳、ちろん柿の葉寿司の付いたセット等、郷土色豊かなお食事がいただけます。
写真:古都の U助
地図を見るそして本店では「柿のもち」も販売されています。全国では桜餅や柏餅よろしく柿の葉餅を販売する和菓子店がいくつかありますが、奈良の柿の葉寿司の店舗では今まで和菓子が扱われることがあまり無かった為、新たな注目を浴びています。
「柿のもち」は柿の葉寿司とはちがい、葉脈の模様がうっすら付くよう葉の表面が表向きに包まれています。甘さは控え目で、小振りなサイズも1個110円というお値段も何とも可愛らしい!
写真:古都の U助
地図を見る奈良県での旅路を楽しんでいると、国道沿いのドライブや主要駅の売店などいたるところで見かける柿の葉ずし。関西以外の地域の方にはあまり馴染みのないものかもしれませんが、柿の葉に包まれた鯖や鮭などのお寿司は、笹や朴葉にくるまれたお寿司ともまた違った柿の葉の爽やかな香りに包まれ、とても美味しいものです。
この先人の知恵の結集である柿の葉ずしは主に奈良県や和歌山県で多く見られる郷土の味。柿の葉には好ましい香りだけでなく優れた防腐効果もあり、メーカーや具材にもよりますが、冬場で2〜3日、夏場で1〜2日と日持ちもするので、お土産にしても大変喜ばれるものです。
※写真は平宗三条通店で、こちらでも各種奈良のお土産の他、鹿せんべいアイスの取り扱いがあります。
平宗一部店舗では例年7月頃から柿シロップや干し柿をトッピングしたかき氷ならぬ「柿氷」も登場します!熱烈な柿の葉ずしのファンが多い「平宗」ですが、素敵な甘味もぜひお試し下さい!
念のためですが、桜餅ですと筋を残したりして葉っぱを一緒に食べる方もいるかと思いますが、柿の葉は携帯したり保存のために包んであるものです。食べ終わったら捨てるか綺麗に洗って乾かして本のしおりにでもして下さい。
念のための念のため。本物の鹿せんべいは人が食べても美味しいものではありません。食べないようにしましょう(笑)。
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(2024/4/25更新)
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