ローマ+洞窟風呂?! 湘南 江ノ島「岩本楼」で時代トリップステイ

ローマ+洞窟風呂?! 湘南 江ノ島「岩本楼」で時代トリップステイ

更新日:2017/06/26 15:58

“江ノ島に宿泊する”そんな選択肢をまずはおすすめします。なぜならこれからご紹介する、様々な驚きが詰まった宿があるから。豪華ローマ風呂に、奥深い洞窟風呂、歴史を感じる客室、江ノ島ならではの絶景。古き良き時代のおもてなしが継承され、今では貴重で愉しい稀有な体験…それが何だか心地よい。ゴールデンタイムのサンセットを背に帰るのではなく、江ノ島で黄金の時間に包まれませんか?

由緒正しき宿「旧岩本院 岩本楼」

由緒正しき宿「旧岩本院 岩本楼」
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江の島の入口、文化財の青銅の鳥居をくぐり江島神社へ続く参道“弁財天仲見世通り”を上がっていくと「旧岩本院 岩本楼」という看板がかかり趣きがある門構えが見えてきます。

岩本楼に頻繁に出入りする猫とこの日本らしい趣きが外国人には魅力的なのか、スマホやカメラを構える外国人が門の前にたまっている様子はよく見る光景。なんともフォトジェニックな参道の途中の歴史宿です。

その歴史宿、旧岩本院とありますがさらに前身は「岩本坊」。鎌倉時代から江戸時代に北条氏や徳川氏の江の島弁財天信仰によって、勅使や将軍、大名の宿泊所として栄えた場所、という由緒正しき宿です。

まさに古き良き日本!からの、絶景!

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部屋は純和風客室、写真は広さが充分にとられた次の間付の客室です。部屋のレイアウトや眺望についてもそれぞれの階や位置によって見え方が違いますので、関連MEMOにリンクの公式ページ、または直接連絡でお問合せ下さい。

アメニティー化粧品類、ドライヤーは大浴場にありますが、客室にはタオル、歯磨きセットと固形石鹸のみなので、女子は必要に応じて持ち込みする必要があります。
色浴衣ではありませんが、しっとりと日本らしい紺白の浴衣を和室で着るのも最近はかえってグッときます。替えの浴衣は有料になりますので、簡単なルームウェアを持って行かれることをおススメします。

まさに古き良き日本!からの、絶景!
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部屋からの眺望、江ノ島の斜面を横に、釣り場にもなっている江ノ島の岩場越しに湘南の海が広がります。大磯や箱根方向、部屋により富士山の美しい眺望も楽しめます。
このゴールデンタイムは日帰りなら帰ってしまう所を、この光に包まれながら夕食を待つことができる贅沢。

春夏は煙りやすい景色ではありますが、ベストな秋冬に負けないサンセットビューがここから見ることが出来ます。日が沈む段階でトレーシングされたように浮き上がってくる富士山を見ながら、上げ膳据え膳の夕食時間を待っているだけ。そんな時間がここにはあります。

仰天パワースポット!弁天洞窟風呂

仰天パワースポット!弁天洞窟風呂
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洞窟風呂自慢の宿は他にもありますが、ここの自慢はその歴史とその独特な雰囲気。ちょっぴり臆してしまう気持ちを捨てて是非どんどん中に入ってみましょう。でもやはり独特なのです。それがまた病みつきに。

その魅力はきっとその歴史にあります。弁天堂だった洞窟をお風呂として改造し、弁財天をお祀りした洞窟風呂。その詳しい歴史は、浴場の外に記されているので是非ご覧ください。

弁財天は七福神の一人。敵を滅ぼし、福徳や財宝を授ける女神。やはり、歴史的に将軍や大名、勅使が信仰したこの地で、お風呂に入れるとは、なんとありがたい!
その上、塩化物冷鉱泉で、切り傷、火傷、慢性皮膚病等に効能があり湯冷めしにくい正真正銘の温泉です。

仰天パワースポット!弁天洞窟風呂
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弁天洞窟風呂のシャワーブース奥に祀られる、弁財天。少し独特な雰囲気もありますが、地元企業が奉納した赤い鳥居が折り重なる様を見ていると、その気持ちは薄れ自然に手を合わせたくなる心境になります。

虚飾の無い生まれたままのその姿のままで祈る、そんなカタチも浴場にあるからこその稀有な体験。きっと心も飾ることなく自然に祈り、その願いも聞いて頂きやすいのかもしれません。

クラシカルゴージャス!岩本楼ローマ風呂

クラシカルゴージャス!岩本楼ローマ風呂
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こちらは、ローマ風呂。文化庁認定、国の登録有形文化財に指定されています。何よりステンドグラスが豪華絢爛で美しく、歴史を感じるテラコッタも清掃状態が良く、清潔に当時の彩色や質感を残しています。

泉質は洞窟風呂と同様、塩化物冷鉱泉ですが微かに海藻のヨードを感じる香り、さらさらとしていながら皮膚に潤いが乗るような感覚があります。

クラシカルゴージャス!岩本楼ローマ風呂
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ローマ風呂の浴室入口扉は、たった30p角でなんと15万もするイタリア製の高級品ステンドグラス。公式ホームページでもそれを見ることができますが、それと同じくして浴室天井の美しさをご紹介します。
外光を利用した大きなステンドグラス天井は、朝夕その光の加減で色や浴室そのものの雰囲気までが変わり非常に美しいもので、こちらも是非ご覧頂きたいもの。

ローマ風呂、弁天洞窟風呂は男女入れ替え3部制になっていて、こまめに色々なお風呂に入れるのも嬉しいシステム。

ローマ風呂:男性20:00〜22:30、女性15:00〜19:30・23:00〜10:00
弁天洞窟風呂:女性20:00〜22:30、男性15:00〜19:30・23:00〜10:00

江ノ島の美食でパワーチャージ!

江ノ島の美食でパワーチャージ!
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江ノ島と言えば、やはり美食を期待しないことはないでしょう。岩本楼の食事は宿泊プランにより小食の方から品数多く食べたい方、それぞれのニーズに合わせて様々なコースがあります。

写真は「鶴コース」。品数は食べきれない程の量が出ますが、どれも地物の美味しい海産物を中心に、どの一品をとっても気配りのある品ばかり。湘南に残された最後の蔵元 熊澤酒造の吟醸酒「湘南」と合わせれば、魚介の美味しさが引き立ち食も自然と進んでしまいます。

目に鮮やかな先付から焼き物、煮つけに至るまで、創作に走らない純然たる日本料理を出来立てで供される、日本古来の旅館の魅力が残ります。

宿泊プランによりますが、朝食もバイキングに走らない、と表現できるような和膳がきちんと供されますので、朝は少しゆっくりお人任せで食べたいという方にも、旅館スタイルでどうぞ。

湘南 江ノ島「岩本楼」で時代トリップ!

江ノ島というと日帰りで訪れるところというイメージですが、今回は宿泊して楽しむ江ノ島の魅力をナビゲートさせて頂きました。江ノ島が美しい時間帯全てを目に留めながら、時空を超えて稀有な体験のできる「岩本楼」で古き良き時代の日本旅館を堪能しませんか?ちょっぴり驚きあり、感動あり、癒しあり、の宿泊体験を。

※岩本楼専用パーキング無、「観光協会江の島駐車場」を利用(他駐車場は割高)。フロント駐車場利用券(1,500円/1泊:入庫から24時間)はフロントにて。(詳細は関連MEMOリンクをご参考に)

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2017/06/19−2017/06/20 訪問

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