伊豆きっての桜の名所!河津桜を120%満喫できる回り方!〜静岡県賀茂郡河津町〜

伊豆きっての桜の名所!河津桜を120%満喫できる回り方!〜静岡県賀茂郡河津町〜

更新日:2014/02/24 10:55

河津桜のピンク色と、菜の花の共演の美しさで知られる「河津桜まつり」は、毎年100万人もの人が訪れる一大イベント。伊豆にいち早く春を知らせてくれる、この地域の風物詩です。そんな河津桜まつりに訪れるのなら綺麗に見えるスポットやポイント、効率の良い回り方などを行く前に知っておきたい! そんな方へ、周辺のお勧めスポットと合わせてご紹介します。

河津桜を見渡せる足湯

河津桜を見渡せる足湯
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河津桜は早咲きの桜として知られ、2月上旬から3月上旬にかけて見頃を迎えます。それに河津桜は、長期間咲き続ける珍しい桜なため、見頃の時期に合わせて行われる「河津桜まつり」は、毎年約1ヶ月間もの期間、開催されるのです。

河津桜まつりが行われる河津町は、東京から新幹線や電車で、わずか2時間30分と近く、多くの人が河津桜まつりに訪れます。

河津桜の見所は、何と言っても河津川河畔。河津川は相模湾に流れ込む川で、河口から上流へと向かう約4kmの河川敷に、800本余りの河津桜が植えられています。どこまでも続く桃色の回廊は、見る人誰もがこの美しさに心を奪われてしまうことでしょう。そんな見事な眺めを作っている河川敷を、見渡せるお勧めスポットは「河津三郎の足湯処」です。

河津三郎の足湯処は、河津川河口にある浜橋と上流にある館橋の間にあります。足湯処は、1階が谷津温泉立ち寄り湯で2階が足湯になっています。このため、足湯からの眺めが良く綺麗な河津桜を見ることができます。

足湯は他にもありますが、最高のロケーションで高い位置から河津桜を見渡せるのはここだけです! 桜まつり期間中、足湯は20時まで利用可能なので、対岸のライトアップ(午後18時から21時まで)された桜並木も見ることもできますよ。

河津三郎の足湯処は、河津駅から徒歩約10分のところにあります。駅から線路沿いの道を真っすぐ河津川方面へ進み、川沿いを河口へ向かうと浜橋があります。浜橋から「赤い足形」の看板がある河津三郎の足湯処が見えるので場所が確認できます。
浜橋からは、青々とした海や伊豆諸島も見られます。河津浜の近くなので、海岸へ行って見てみるのもいいかもしれませんね。

『温泉データ』
泉質:ナトリウム−塩化物温泉
   (低張性・弱アルカリ性・高温泉)
泉温:62.1度 pH 8.0
利用料金:無料

河畔を染め上げる河津桜

河畔を染め上げる河津桜
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河津三郎の足湯処の前を通って上流へ向かうと、館橋があります。写真は館橋からの眺めです。河津桜まつりの期間中、こんな美しい景色が館橋から見られますよ。

河津桜は緋寒桜と早咲きの大島桜の自然交配種といわれ、花が大きくて濃いピンク色が特長。河津桜のピンク色と、木の根元に植えられた菜の花の黄色、河津川や空の青色は、何とも言えないコラボレーションです!

このまま、館橋を渡って対岸の川沿いの道を上流に沿って歩きましょう。何故なら、館橋から一部の上流に桜がないため、渡った方が桜を余すことなく効率よく見ることができるからです。館橋から峰大橋まで約2.7km続くこの道は、河津桜が綺麗に咲き揃うので、お花見ウォーキングコースとも呼ばれます。河津桜をまじかで見たり、香りを楽しんだり、思い思いに河津桜を楽しむことができるポイントでもあります。

館橋から約1.5km離れた豊泉橋の対岸のたもとには、豊泉の足湯処や、豊泉の桜の木があります。豊泉の桜は、名木と呼ばれるだけあって、見事に咲いた河津桜が見られ、夜にはライトアップがされます。
見ておきたいポイントは、豊泉橋から。次は、河津桜発祥の原木へ向かいます。

【第24回河津桜まつり】
開催期間 平成26年2月5日から3月10日
※詳しい内容は、下記のMEMOよりご覧ください。

河津桜の原点!

河津桜の原点!
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せっかく、河津桜の時期に来たのなら、絶対に見ておきたいのが「河津桜の原木」です! 

豊泉橋から約400mほど離れたところにあります。河津川を背に真っすぐ進んだ突き当りの道を右に曲がって進むと、左側に河津桜の原木があります。原木は昭和30年2月、河津川沿いで偶然発見した桜の苗を、この場所に植えたものです。
樹齢は60年、原木は今でも元気で、本元らしく凄みのある見事な花を咲かせます。河津桜が全国的に知れ渡るようになった河津桜発祥の原木は、必見スポットです!!

河津桜の原木は個人宅の敷地内にあるので、あまり騒がないようにマナーを守って訪れて下さいね。

ここだけでしか出会えない、カーネーションがたくさん!

ここだけでしか出会えない、カーネーションがたくさん!
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続いて、河津桜と合わせてお勧めしたいスポットが「かわづカーネーション見本園」です。

河津桜の原木がある道を、河津駅方面へ約700m進むと、右側に河津桜観光交流館があります。河津桜観光交流館を背に駐車場から延びる道を進むと、かわづカーネーション見本園があります。分からない場合は、河津桜観光交流館で聞くと場所を教えてくれます。

かわづカーネーション見本園の開園期間は、12月中旬から翌年の5月中旬まで。河津桜が見頃を迎える時期をはさんで、カーネーションも見頃を迎えます。園内には、約373品種、13,300株のカーネーションが栽培されています。カーネーションの新品種育成試練棟には、まだ市場に出ていない、ここだけでしか見ることが出来ないカーネーションが見られます。一年一年違った品種のカーネーションが咲くので、今しか出会うことができないカーネーションもあります。是非お見逃しなく! 

ビニールハウスなので雨の日でも見学がOKです。それぞれのカーネーションの香りも楽しめるので、カーネーションのやさしい香りに癒されてみてはいかがでしょうか?

【かわづカーネーション見本園】
開園期間:平成25年12月15日から平成26年5月11日
開園時間:9時から16時
休園日:水曜日(祝日の場合は木曜日)
入園料:一般¥300・小中学生¥100
※河津桜まつり期間中は、無休

河津桜がたくさん詰まった、河津桜観光交流館

河津桜がたくさん詰まった、河津桜観光交流館
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かわづカーネーション見本園から、約200m程にある「河津桜観光交流館」。1階は、河津町観光協会・物販コーナー、2階は食堂になっています。たくさん歩いた後は、河津観光交流館の食堂で腹ごしらえも兼ね、ひと息つくのをお勧めします。

食堂は、さくらの味が楽しめるそば・うどんのメニューが数種類あります。かき揚げさくらそばは、桜葉が練り込まれた麺に、桜葉の天ぷらが入っています。さくらの香りが春を知らせてくれる、ふんわりとした優しい味わいです。河津桜を目でたくさん楽しんだ後に食べるさくらそばは、格別です!

1階の物販コーナーは、野菜や海の幸などの地場産品の販売や、かわづ桜うどん、桜クッキー、桜羊羹など、ばっちり桜グッズの土産が揃っています。女性に、特にお勧めしたいお土産は「河津桜」のオードトワレです。女性の元気・健康・アンチエイジングを願って開発され、桜の爽やかな香りが、幸せな気持ちにさせてくれます。気分が明るくなると自然に表情も美しくなるはず。女性を美しく引き立ててくれるオードトワレです。

河津駅から徒歩で約8分のところにあるので、電車までの空き時間に、お土産を選んでみてはいかがでしょうか?

【河津桜観光交流館】
営業時間:8時から17時
定休日:水曜日
※河津桜まつり期間中は、無休

最後に、

いかがだったでしょうか? 今回ご紹介した順序は、徒歩で約2時間あれば見られ、河津駅を起終点に効率よく回れます。歩く距離はありますが、出店を見ながら歩けば、楽しみながら歩けます。途中にある足湯処でお休みしながら、のんびり散策してみてもいいですね。
足が不自由な方は、河津桜まつり期間中、河津里めぐりシャトルバス(有料)があるので、そちらの利用をお勧めします。
河津川付近には温泉旅館があるので、泊って河津桜と温泉の両方を満喫してみてはいかがでしょうか。宿泊者は、夜桜のシャトルバスが無料で利用できるサービスもあります。

河津桜の開花の時期は、2月上旬からとされていますが、自然相手なので多少ずれることがあります。開花時期を見逃さないためにも、こまめに河津桜開花情報をチェックするのをお勧めします。河津桜開花情報は下記のMEMO【KAWAZUZAKURA.NET】よりご覧下さい。

河津桜まつりは、伊豆に春を告げる絶対に外せない風物詩です。今年は、人々を魅了する河津桜を一目見てみませんか?

掲載内容は執筆時点のものです。 2012/02/20−2013/02/20 訪問

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