石垣島から離島へGO!3時間で満喫できる竹富島観光プラン

石垣島から離島へGO!3時間で満喫できる竹富島観光プラン

更新日:2013/12/26 14:43

東郷 カオルのプロフィール写真 東郷 カオル 癒されたい系女子旅ライター、ラグジュアリーホテルライター
「離島」という響きは誰しも憧れるもの。今回は2013年に新空港ができた石垣島から、フェリーで10分という近さの「竹富島」の観光をご紹介します。竹富島といえば赤瓦の屋根と水牛車で有名な南国ムードたっぷりの、沖縄を代表する人気の離島です。石垣島からのアクセスの良さを有効活用して、3時間で思いっきり竹富島の見どころを楽しめる、充実の観光プランをご提案します。

竹富島へはたった10分の船旅

竹富島へはたった10分の船旅

写真:東郷 カオル

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「離島」という響きからは「アクセスしにくい」とか、「遠い」といったイメージがありますが、竹富島は八重山諸島の中でも石垣島からフェリーで10分という、非常にアクセスの良い、気軽に行ける離島です。
「石垣港離島ターミナル」というフェリー乗り場から10分少々の船の旅。竹富島で船を降りると、すぐ横に水牛車やレンタサイクルの送迎バスがお迎えに来ていますので、お目当てのお店の送迎バスに乗りましょう。帰りも送ってくれます。

竹富島といえば、ブーゲンビリアやハイビスカスの咲き乱れる白い道を、水牛車に乗ってのんびりと観光する光景が有名。今回乗せていただいたのは「新田観光」の水牛車で、運転はベテランキャリアウーマンの「ゆうこちゃん」。
ゆうこちゃんは16歳。3倍するとだいたい人間の年齢になるとのことで、50歳手前のキャリアウーマンです。角につけているお花がキュートです。

三線を聞きながら、水牛の賢さに目を見張る

三線を聞きながら、水牛の賢さに目を見張る

写真:東郷 カオル

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いよいよ出発。おじさんのお話を聞きながら、石灰岩の石垣が積まれた細い曲がりくねった小道を進んで行きます。
驚くべきは水牛のゆうこちゃんの賢さ!おじさんが指示をしなくても、下り坂の前になると一旦停止し、下り坂を更にゆっくりゆっくりと、自分の足と金具が掛けられている角をブレーキがわりにして、下っていきます。経験の浅い水牛だと、もう少しスピードが出たり、指示を出したりしないといけないということですが、ゆうこちゃんは一旦停止するポイントや曲がる角を完全に覚えているとのこと。それだけではなく、観光スポットも覚えていて、おじさんが説明をする建物前に到着すると、指示がなくてもピタッととまります。その際、「どうよ」と言わんばかりに、肩ごしに車内のお客さんをチラッと見る目線がカッコ良すぎます!

竹富島の道は「魔が入ってこないように」という理由で曲がりくねっています。そんな曲がりくねった道も、直角の曲がり角も、車の内輪差を計算して、後ろを振り向くことなく曲がっていきます。両横の石垣が白く削れているところは、ゆうこちゃん以外の水牛が擦ったあとだと、おじさんの説明。
ゆうこちゃんの華麗なる水牛車さばきに目を見張り、おじさんの三線の音色に耳を傾けながら、約30分の水牛車観光で島の文化と伝統を学びましょう。
ちなみに、ゆうこちゃん以外の水牛も運転が上手だということなので、ご安心を!

ガイドブックの景色はここから!

ガイドブックの景色はここから!

写真:東郷 カオル

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ここは竹富島で一番標高が高い場所、「なごみの塔」です。水牛車を降りて徒歩2分ほどの場所です。
よくガイドブックに載っている、赤瓦の屋根と青い空の写真はここから撮られています。「なごみの塔」とは言いますが、実は全然和めない、キケンな塔なのです。人ひとりがやっと上り下りできる幅の階段で、一つ一つの段差が高く、しかも急勾配!大変危険ですので、昇り降り、とくに降りる時には十分注意してくださいね。
集落で道に迷った時は、このなごみの塔を目印にすると良いです。他に高い建物はありませんので、見つけやすいです。
あと、水牛の匂いも、迷った時には意外と頼りになります^^

サイクリングでビーチまで

サイクリングでビーチまで

写真:東郷 カオル

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竹富島を効率よく回るにはレンタサイクルが便利です。自転車を貸してくれるお店は複数ありますが、水牛車の新田観光もレンタサイクルのサービスを行っていますので、ついでに荷物も預けて、自転車を借りましょう。
なごみの塔のある集落からですと、西桟橋、コンドイビーチと観光して、星の砂で有名なカイジ浜までちょっとしたサイクリングです。砂浜では砂をすくって「星の砂」を探す人も。実は「星の砂」は砂ではなく、有孔虫の殻が砂浜に打ち上げられたものなのです。見た目が星のようで、幸せを招くとも言われています。
集落からカイジ浜までのんびり15分。小さな島ですので、観光しながらでも1時間もあれば、主な観光スポットは回れます。

やっぱりソーキそば!

やっぱりソーキそば!

写真:東郷 カオル

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サイクリングで小腹が空いたら、是非ソーキそばを!ちょうど水牛車とレンタサイクルでお世話になった新田観光のすぐそばに、「やらぼ」というお店があって、美味しいソーキそばを食べさせてくれます。
ここは観光客だけでなく島の人たちも利用していて、食堂のような雰囲気で、味はバツグン!
以前、初めてソーキそばを注文したときに、運ばれてきたものが「蕎麦」ではなかったことにカルチャーショックを受けましたが、沖縄でよく見かける「沖縄そば」や「ソーキそば」の「そば」は、蕎麦粉ではなく小麦粉でできています。見た目はうどんに近いですが、製法的には中華麺と同じで、沖縄に行ったら是非食べていただきたい郷土料理の一つです。
写真はソーキそば。骨付きのスペアリブが麺を覆うかのように乗っていて、食べ応えありますよ!是非ご賞味くださいね!

ひとこと

竹富島は、石垣港離島ターミナルから船で10分少々ですので、船が苦手な方でも気軽に行ける離島です。
竹富島までは安栄観光と八重山観光フェリーが提携運航していて、だいたい30分ごとに便があり、あまり時間を気にせずにいいので、旅行者にとっては利用しやすい交通手段です。
竹富島では、水牛車観光の所要時間が30分、サイクリングしながらの観光を1時間、食事に30分、これで2時間半です。3時間あれば一通り基本の観光は楽しむことができます。
水牛車での観光は、ご紹介した新田観光以外にも、竹富観光センターでもされていますので、ホームページでご確認のうえ、選ばれると良いと思います。

掲載内容は執筆時点のものです。 2013/12/18 訪問

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