海の安全と人々の幸せを見守る女神と出会える「横浜媽祖廟」

海の安全と人々の幸せを見守る女神と出会える「横浜媽祖廟」

更新日:2012/12/14 18:41

安藤 美紀のプロフィール写真 安藤 美紀 おこもり温泉宿探求家、おいしいもの探検家
横浜中華街にあるお寺「横浜媽祖廟(よこはままそびょう)」。2006年に建てられた、比較的新しい横浜のお寺。“媽祖(まそ)”という実在した人物が、女神としてまつられています。媽祖は、海の安全や自然災害、疫病などから人々を守ると言われている中国の神様。そんな中国の女神“媽祖”がいる横浜媽祖廟は、家庭運・仕事運・金運・恋愛運など、さまざまな運がアップするとも言われているんですよ(^-^ )/

エネルギー満ち溢れる、横浜媽祖廟

エネルギー満ち溢れる、横浜媽祖廟

写真:安藤 美紀

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横浜媽祖廟に祀られている“媽祖(まそ)”とは、1000年以上前に中国で実在した女性。幼い頃から神通力をつかって、雲の上に乗って島を巡回し、人々の病や災いから救ってきたという言い伝えがあります。

雲にのって空を飛ぶなんて、西遊記っぽい…。
中国らしくて、仙人に近いようなイメージですね。

そんな媽祖がまつられている横浜媽祖廟ですが、家内安全・商売繁盛・開運成就・身体健全・交通安全・良縁成就・安産祈願など、書ききれないくらい、ありとあらゆるご利益があります!一歩ずつ階段を登り本殿に近付いていくだけでも、全身が不思議なエネルギーに包まれていくのを感じますよ。

本殿奥の中央に媽祖様がいましたが、とってもふくよかで優しそうな顔をしていました。撮影禁止だったので、お顔を撮ることはできませんでしたが、お顔は日本の仏像と似ています。とっても有り難い雰囲気が出ていましたよ。

電柱にクルクルと巻き付く龍

電柱にクルクルと巻き付く龍

写真:安藤 美紀

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電柱には龍がクネクネと巻き付いています。中国では、龍は水の神とも言われていて、「火災避け」や「水難防止」を祈願するためのもの。そのため、中国のお寺では龍があちこちに登場してきます。

雲母(うんも)入りの塗料だから、キラキラ!

雲母(うんも)入りの塗料だから、キラキラ!

写真:安藤 美紀

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日本のお寺に比べて中国のお寺はカラフルでとってもきらびやか。特に、金色の発色が綺麗なので、天気がいい日には眩しすぎるくらいに輝いています。

どうしてこんなに綺麗な色なのか、お寺の方に聞いてみたところ
「お化粧品でも使われている、雲母(うんも)を使っているからですよ。」
というお話を聞きました。雲母は化粧品だと、ファンデーションやアイシャドウに使われていているもの。パール系のキラキラしているのが雲母ですよ。

「だから、キラキラしているのに派手すぎず上品さがあるんだなー」と納得。

雲母パワー全開の横浜媽祖廟です (^_^ )

柱にもクルクルと巻きつく龍が!

柱にもクルクルと巻きつく龍が!

写真:安藤 美紀

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柱にも発見、くるくると巻き付いている龍です。この柱は、青銅が入っているらしいのですが、硬い青銅が入った石を、よくぞここまで見事に掘ったものだと驚いてしまいます。力強さがありながらも、繊細な造形美の美しさがあるんですよね…。

夜の横浜媽祖廟はすごい!

夜の横浜媽祖廟はすごい!

写真:安藤 美紀

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日没になると、横浜媽祖廟はオレンジ色の提灯のあかりがともり出します。優しい灯りに照らされた横浜媽祖廟は、昼間の元気な姿と一変、静かで落ち着いた華やかさを放つようになります。このあかりを見ていると、不思議な安心感に包まれます。

節電の影響で、灯りは点いたり点かなかったりすることがあるそうです。(こんなところにも、節電の影響が…Σ(・口・))ライトアップが見たい時は、事前にお寺の方に確認するといいですね。

灯りがともるのは、夜7時まで。7時になると「閉めますよー。」と言って、お寺の方は容赦なく入り口の門を閉めてしまいます。ライトアップを見たい時は、6時から7時の間にいくのがベスト(^O^ )

この秋はぜひ、中国情緒溢れる横浜のパワースポット「横浜媽祖廟」を訪れてみませんか?


【横浜媽祖廟(よこはま まそびょう)】
住所 : 〒231-0023 神奈川県横浜市中区山下町136
TEL : 045-681-0909
時間 : 9時〜19時

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掲載内容は執筆時点のものです。 2012/09/10 訪問

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