鶯歌は台北から台鉄の乗って、30分ほどで到着します。郊外の田舎町らしく、こじんまりした駅舎に「鶯歌」の文字が、なんとも郷愁を誘いますよね。駅の中も外も、一歩降り立つといろいろな陶器細工がちりばめられています。階段の手すり、地面に埋め込まれたモザイク、ちょっと見にくい案内板なんていうものも。
カラフルな陶器を砕いてモザイクにしたものなどは、伝統的な絵柄だけではなく、新しくポップなものもたくさんあるんですよ。
老街とは、趣のある古い街並みのこと。鶯歌陶瓷老街はそれほど大きな老街ではありませんが、美しく敷き詰められた石畳は広々として歩きやすく、道の両脇を飾る巨大なヤシの木が南国ムードを盛り上げてくれます。老街の中心部へ向かえば、鶯歌光點美學館というショッピングセンターがあって、こちらにはデザイナーズラインもありますから、お土産探しにもいいかもしれません。
街のシンボルは総レンガ造りの100年煙突。鶯歌陶瓷老街のシンボル的存在です。高く空へ向かって伸びる姿が印象的です。この煙突を目印に歩くと、街歩きしやすいですよ。
水分補給も忘れずに。陶器の街らしく、使ったコップ容器を持ち帰ることのできるお店もありますから、いい旅の思い出になりますね。
道の両脇はもう陶器、陶器、陶器の店でいっぱい。店の境がわからないほど積み上げられた陶器の間をそーっと通り抜ければ、中は意外と広い空間になっていることも。安価なものから高価なものまで積みあげられたツボや皿を見て回るのは、まさに宝探し気分です。
老街は素敵ですが、それだけがこの街の魅力ではありません。観光の建物だけではなく、日常の風景にも陶器はふんだんに使われています。例えば小学校。老街の西側にある鶯歌國小学は、正面玄関は伝統的な造りをもちいながら、外壁はカラフルな陶器で覆われています。小学校らしい明るい色使いで、描かれている模様もポップな雰囲気。
そこからさらに200mほど進んだ鶯歌國中学は、少し成長して勉強する子どもたちの施設の趣になっていて、違いを比べてみるのも面白いです。
鶯歌の陶器は、強い日差しに負けない土の力を感じます。老街にあるレンガや石畳の街並みも魅力的ですが、ちりばめられた素朴な陶器アートを探すのも、街歩きの楽しみの一つです。
もう一つおススメしたいのが、三鶯芸術村です。こちらは芸術教育のために作られた施設ですが、新しい形の陶器アートと遊べる楽しい場所です。期間ごとに展示物も変わるので、訪れるたび新しい発見があるかもしれません。
周囲はサイクリングロードになっており、車もほとんど走っていないので、レンタサイクルで気持ちよくサイクリングできますよ。
隣接している三鶯之心は広い芝生が広がっており、おもしろい巨大な陶器アートがたくさんあります。中央にある高さ15mもある陶器のオブジェが印象的な広場です。
大きな壺やカップで、アリス気分にトリックアート的な写真を撮るのも楽しいですよ。
鶯歌は半日観光にピッタリの場所です。たっぷりじっくり街歩きをして、十分におなかを空かせましょう!
なお、電車で訪れる際は、自強号などの特急は停まらないので、電光掲示板やホームページで時刻表チェックをお忘れなく。
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