倉敷の新名所!歴史溢れるレトロな「玉島地区」はあの大人気映画のロケ地!

倉敷の新名所!歴史溢れるレトロな「玉島地区」はあの大人気映画のロケ地!

更新日:2017/06/06 18:03

長坂 ヒロのプロフィール写真 長坂 ヒロ ブラジル観光アドバイザー、世界の路地裏さすらい人
西日本随一の観光名所として人気の高い倉敷。美観地区を筆頭に倉敷駅周辺は常に多くの観光客で賑わいますが、倉敷駅から約10kmほど足を延ばした港沿いに、知る人ぞ知るレトロな観光名所があるのをご存知でしょうか?

それがこちらの倉敷・玉島地区。昭和や大正にタイムスリップしたかのような街並みは、あの「ALWAYS 三丁目の夕日」のロケ地にもなったほど!今回はそんな玉島地区の魅力をたっぷりお伝えします!

昭和レトロな商店街「通町商店街」をぶらり散歩しよう!

昭和レトロな商店街「通町商店街」をぶらり散歩しよう!

写真:長坂 ヒロ

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倉敷駅から玉島地区へ行くには、まず新幹線の止まる新倉敷駅まで電車で10分ほど行き、そこからさらにバスで10分ほど。バスは本数が少ないので、事前に確認が必要です。リンクの「両備バス時刻表」で、事前に時間をチェックしておきましょう!終点の玉島中央駅で下車すれば、すべて徒歩圏内となります。

まず最初に訪れたいのは、昭和レトロな雰囲気漂う通町商店街。用水路のほとりに、早速雰囲気たっぷりのアーケードがお出迎えしてくれます!

昭和レトロな商店街「通町商店街」をぶらり散歩しよう!

写真:長坂 ヒロ

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商店街に一歩踏み入れると、昔なつかしのお店がずらり!昔ながらの定食屋さんから呉服屋さん、食器屋さんなどが並んでいて、歩くだけでも昭和にタイムスリップしてしまいます。

昭和レトロな商店街「通町商店街」をぶらり散歩しよう!

写真:長坂 ヒロ

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通町商店街はのんびり歩いても5分ほどのこぢんまりとした商店街ですが、全て見終えたらぜひ脇道に入って路地裏の風景を覗いてみましょう!

生活感たっぷりの路地裏は、まさに昭和の風景。見ているだけでもどこか心懐かしい景色に出会えるはずです。ちなみにこの通町商店街も「ALWAYS 三丁目の夕日」の舞台となった場所の一つ。情緒たっぷりの街並みを満喫しましょう!

問屋街として栄えた街並み「新町(町並み保存地区)」をぶらり散歩しよう!

問屋街として栄えた街並み「新町(町並み保存地区)」をぶらり散歩しよう!

写真:長坂 ヒロ

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続いての玉島地区必見スポットは、玉島地区の中心地に位置する新町(町並み保存地区)。かつて問屋街として栄えたこの町には、伝統的な様式の建造物が今でもきれいに保存されています。

問屋街として栄えた街並み「新町(町並み保存地区)」をぶらり散歩しよう!

写真:長坂 ヒロ

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こちらの新町もゆっくり歩いて10分ほどの長さですが、その端の高台には町の守り神でもある羽黒神社を望むことができます。もともと玉島地区の干拓工事の成功を祈願して1658年に祀られたこちらの神社。非常に重厚な雰囲気の神社ですので、ぜひ足を延ばしてみて下さいね!

問屋街として栄えた街並み「新町(町並み保存地区)」をぶらり散歩しよう!

写真:長坂 ヒロ

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新町の町並みの中には、問屋街とは一味異なる、洋風レトロな雰囲気の建物も見られます。その筆頭がこちらの玉島信用金庫西支店。なんとこちらは現役の支店です!平日であれば信用金庫として現役の内部も見ることができますので、興味のある方は覗いてみてはいかがでしょうか?

江戸と大正レトロの共演!「仲買町」でぶらり買い物しよう!

江戸と大正レトロの共演!「仲買町」でぶらり買い物しよう!

写真:長坂 ヒロ

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同じく町並みが非常に美しいのが、仲買町と呼ばれる商店街。江戸時代から続く商人の町で、今でも味噌醤油屋さんや紙屋さんなどが現役で営業しています。

江戸時代から残る立派な建物と同時に、大正レトロで表面的に洋風建築を模した、いわゆる「看板建築」の建物も多く目にすることができます。建築好きはもちろん、そうでなくてもタイムスリップしたかのような景色に目が奪われてしまうことでしょう。

江戸と大正レトロの共演!「仲買町」でぶらり買い物しよう!

写真:長坂 ヒロ

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こちらは仲買町のスタート地点に位置する「旧・玉島信用組合」。こちらは築約65年の建物ですが、建設当時のまま保存されています。この建物を目印に散策しましょう!

江戸と大正レトロの共演!「仲買町」でぶらり買い物しよう!

写真:長坂 ヒロ

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仲買町の途中、立派な建物の前にはこんな石碑を見ることができます。かの有名な種田山頭火は、この仲買町に下宿していた藤原静子を訪ね、世間に知られるきっかけともなった「層雲」という俳句誌を制作したそうです。仲買町の歴史を感じることのできるこの石碑もぜひ探してみてくださいね!

新島襄も泊まった邸宅!「旧柚木家住宅(西爽亭)」を訪ねよう!

新島襄も泊まった邸宅!「旧柚木家住宅(西爽亭)」を訪ねよう!

写真:長坂 ヒロ

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玉島地区には歴史を感じることのできる場所が盛りだくさんですが、最後にオススメするのはこちらの「旧柚木家住宅(西爽亭)」。小さな路地に佇む建物ですが、同志社大学を創設したあの新島襄も泊まったと言われる由緒正しい邸宅です。

新島襄も泊まった邸宅!「旧柚木家住宅(西爽亭)」を訪ねよう!

写真:長坂 ヒロ

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もともとは、18世紀末に備中松山藩の藩侯が玉島地区を訪れた際の宿泊施設として利用されていたこちらの建物。大名様が宿泊する施設とあって、とても立派な門構えを今でも見ることができます。

新島襄も泊まった邸宅!「旧柚木家住宅(西爽亭)」を訪ねよう!

写真:長坂 ヒロ

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中に踏み入れば、陽光が差し込む素敵な大広間がお出迎えしてくれます。広間の奥では当時を再現した風呂場や洗面所なども見学することができ、歴史好きもそうでない方も一見の価値ありです!

港町ならではの風景「水門」を見てみよう!

港町ならではの風景「水門」を見てみよう!

写真:長坂 ヒロ

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かつては港町として栄え、現在でも数多くの水路が残る玉島地区。そんな玉島地区ならではの風景の一つがこうした水門です。

こちらはその代表的な一つである「港水門」。10年ほど前に改築されてしまったので以前の面影はないですが、改築前のこの水門こそが、あの「ALWAYS 三丁目の夕日」の中に出てくる数々の印象的なシーンが撮影された水門です。

港町ならではの風景「水門」を見てみよう!

写真:長坂 ヒロ

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続けてこちらは仲買町のすぐ脇に佇む「昭和水門」。昭和50年に建てられた現役の水門は、雰囲気たっぷり!すぐお隣の仲買町のレトロな町並みにも華を添えてくれます。

港町ならではの風景「水門」を見てみよう!

写真:長坂 ヒロ

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今でも水路の周りには港町であることを感じさせてくれる風景がたくさんあります。ちなみにこの写真の奥に見える橋は玉島大橋。この海峡は源平水島合戦が行われたという歴史を持つ場所です。昭和・大正時代だけでなく平安時代まで、本当にさまざまな歴史を感じさせてくれる玉島地区ですね!

歴史めぐりも良し、ロケ地めぐりも良し。玉島地区で思い思いの散策を!

いかがでしたでしょうか?昭和や大正の町並みが今でも残り、本当にタイムスリップしたかのような感覚を与えてくれる玉島地区。歴史を感じながら散策するのももちろん楽しいですし、映画のロケ地めぐりをするのも楽しい!さまざまな楽しみ方ができるのも玉島地区の魅力でしょう!

ぜひあなたも倉敷・玉島地区で思い思いのタイムスリップ散策をしてみませんか?

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2017/05/27−2017/05/28 訪問

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