フィリピン・セブ島最北端から約6kmの沖合に浮かぶ、全長1kmほどの小さな島・マラパスクア島。まばゆいホワイトサンズビーチとコバルトブルーオーシャンに囲まれた島は、今、「世界のベストアイランド」に選ばれたボラカイ島のスモール版として、また世界屈指のダイビングスポットとしてヨーロピアンから絶大な人気を誇っています。
マラパスクア島の気候は年間を通して穏やか。台風のイメージが強いフィリピンですが、この島は台風の影響を直接受けにくい立地と地形を有しており、雨季の夕刻にスコールが発生する程度。そのため、ダイビングやシュノーケリングにうってつけの波の穏やかさが得られやすく、世界中のダイバーの憧れの地となっているんです。
「マラパスクアといえばニタリ」と称されるほど、ダイバーたちに絶大な人気を誇る通称ニタリザメ。ニタリザメとはオナガザメのことで、ご覧の通り、長い尾を振りながら優雅に泳ぐ姿が実に幻想的な深海ザメです。
ほぼ100%の高確率で見られる世界で比類なきダイビングスポットですが、ニタリに出会える時間が夜明け近くの早朝ということで早起きが必須となります。ただし、運がよいとマンタやハンマーヘッドシャークにも出会えるので早起きの甲斐はありますよね。
写真:Mayumi Kawai
地図を見るマラパスクア島周辺には第二次世界大戦時の日本の船が沈む沈船スポットがあります。水深3〜5m程度の浅瀬に沈む「Japanese Wreck」では、シュノーケリングで楽しむこともできますし、海の透明度が高いのでボートの上からでも観賞可能です。
写真:Mayumi Kawai
地図を見る二つに大破した船の骨組みが割としっかりと残されているため当時の生々しさが伝わってくると同時に、それとは反対にかわいらしいクマノミの群れが殺風景な沈船世界をいろどり、実にふしぎな空間が生まれています。
写真:Mayumi Kawai
地図を見る島の周辺には、まるで水中のあじさい園のような美しきコーラルガーデンが広がっています。透明度の高い水中で眺めるサンゴ礁の花畑は、そこが水中であることを一瞬忘れてしまいそうになるほど幻想的な世界です。
さらに深く潜ると、そこには色とりどりのソフトコーラルと、鮮やかな色をしたカエルアンコウ、ウミウシ、ウツボ、エビやかわいらしい熱帯魚などの珍しい深海の生物たちと出会うこともできます。
写真:Mayumi Kawai
地図を見るセブ島に着いたら、まずはノースバスターミナルから最北端にあるマヤ港行きのバスに乗りましょう。マヤ港からはパブリックボートに乗り換えるか、値段交渉でプライベートボートに乗ることもできます。いずれも所要30分。潮が引いているときは浅瀬から別のボートに乗り換えなければならないため別途20ペソを支払うことになります。
島内には公共交通機関がないので、宿に迎えに来てもらうか、自力で宿に向かうことになります。とはいえ、港周辺に集落が固まっているのでどのホテルも大抵は徒歩圏内です。
セブ島中心の喧騒とは打って変わって驚くほどゆったりした時間がそこには流れています。白砂のビーチとヤシの木陰のハンモックでさざ波をBGMにのんびり読書、なんて贅沢なひとときも過ごせちゃいます。ちょっと泳ぎたくなったら、目の前はもうとびきり美しいビーチ!さらにバンカーボートを貸し切って近くの無人島へ日帰りバーベキューもできちゃいます。
日本人にはまだまだ知られていないこの小さな楽園で、あなた好みの楽しみ方で島ビーチリゾートを満喫してください!
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(2024/3/28更新)
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