有馬温泉「御幸荘花結び」で湯ったり飲んびり美食三昧

有馬温泉「御幸荘花結び」で湯ったり飲んびり美食三昧

更新日:2017/06/07 14:19

吉川 なおのプロフィール写真 吉川 なお 台湾在住ライター、元旅行会社勤務の旅行マニア
日本三古湯、日本三名泉に数えられ、古くから親しまれている有馬の湯。金泉と呼ばれる赤茶色の湯と無色透明な銀泉の2つの湯が楽しめる有馬温泉は、新神戸からバスで約40分、新大阪、京都駅から1時間あまりとアクセスもよく、関西屈指の人気温泉地となっています。

高台に建つ「御幸荘花結び」は花をテーマに、湯と食が堪能できる閑静なくつろぎの宿。女将が生けた季節の花々が館内のあちらこちらで彩りを添えています。

日本の四季を花で表現

日本の四季を花で表現

写真:吉川 なお

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温泉街のメインストリート、湯本坂に並ぶ商店やお土産店を見ながら突き当りに交差する坂道を少し上がると「御幸荘花結び」が見えてきます。観光客が行き交う湯本坂の喧騒から離れたエリアに位置しているので、静かにゆっくりと温泉気分に浸ることができます。

神戸電鉄有馬温泉駅、阪急バス停留所などには送迎サービスがあるので、まっすぐ向かいたい時は電話をすれば迎えにきてもらえます。

日本の四季を花で表現

提供元:有馬温泉 御幸荘 花結び

http://www.hanamusubi.co.jp/

「御幸荘花結び」のおもてなしは、随所に飾られた四季折々の花々から始まります。

『旅に出るとたくさんの季節や人に出逢う 人に出逢うとふれあいが生まれる ふれあうと心と心が花で結ばれる』

そんな一期一会の出逢いを導くよう、毎週女将が心を込めて生ける季節の花が華やかに宿泊客を迎えてくれます。

花の名前がついた部屋で過ごす憩いの時間

花の名前がついた部屋で過ごす憩いの時間

写真:吉川 なお

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館内は全面バリアフリーで、客室は全部で31室。一般客室が26室、露天風呂付客室が5室あり、それぞれに花の名前がつけられています。他の旅館にはあまりない1名用の客室が用意されているのも特徴で、人数や予算、好みに応じて選ぶことができます。

琉球畳が敷かれたモダンな客室には、全身の疲れをほぐしてくれる最新型のマッサージチェアが設置されており、羽毛、低反発、パイプ、綿など6種類の中から好みの枕を選べるサービスもあります。

花の名前がついた部屋で過ごす憩いの時間

提供元:有馬温泉 御幸荘 花結び

http://www.hanamusubi.co.jp/

部屋タイプが異なる露天風呂付客室では、有馬特有の金泉の湯が入り放題。浴槽も信楽焼、ひのき、ジャグジー付などいろいろで、テレビも設置されているのでゆっくり湯に浸かりながらくつろげます。ラジウム鉱石の足岩盤も気持ちよく、我が家のようにリラックスできます。

2016年7月にリニューアルされた和洋室スイート「枳殻(からたち)の間」は完全バリアフリーで、車イス専用スロープや車イスでも入れるトイレが完備されています。

心と身体を癒す金銀の湯

心と身体を癒す金銀の湯

提供元:有馬温泉 御幸荘 花結び

http://www.hanamusubi.co.jp/

展望大浴場は最上階の7階に2つ。和風岩風呂仕立ての「花がすみ」、洋風大理石仕立ての「花ごよみ」には含鉄ナトリウム塩化物泉の金泉、二酸化炭素泉の銀泉の2種類の湯があり、金泉がなみなみ注ぐ露天風呂を併設しています。

金泉は湧き出し口では透明ですが、空気に触れると酸化して独特の赤茶色に変化します。塩分は海水より多く、それが肌に薄い皮膜を作って保湿効果が持続して身体を芯から温めてくれます。神経痛や筋肉痛、関節痛や冷え性、疲労回復などに効能があり、殺菌力も高いので皮膚疾患にも効果があるといわれ、入浴後は肌がすべすべになり、湯冷めしにくいのも特徴です。

すべての浴槽には手すりがあるので、ご年配の方でも安心。「花がすみ」には銀泉の寝湯もあり、季節の風を感じながら金銀両方の湯が堪能できます。

心と身体を癒す金銀の湯

提供元:有馬温泉 御幸荘 花結び

http://www.hanamusubi.co.jp/

この2つの大浴場は朝6時から24時までオープンしており、毎日入れ替わるので両方入ることができます。部屋数がそんなに多くないので混雑することもなく、自宅のお風呂のようにゆったり温泉浴が楽しめます。

昼は山々の風香を感じ、夜はほのかに灯りに照らされ、朝は朝日が差し込んでどの時間も風情たっぷり。湯口から流れる湯の音も心地よく、名湯に浸る、ただそれだけの贅沢な時間が過ごせます。

心と身体を癒す金銀の湯

写真:吉川 なお

家族やカップルには貸切金泉露天風呂「花ごころ」もお薦め。毎時00分から45分までの45分間(45分〜00分は清掃)で、当日でも空きがあれば入ることができます。

親しい人と水入らずで浸かる湯はまた格別。鉄分たっぷりの湯は匂いもなく、全身をしっとり包みます。

美しい旬の味覚の数々

美しい旬の味覚の数々

写真:吉川 なお

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名湯にたっぷり浸かったら、いよいよお楽しみの夕食の時間。部屋食なので座っているだけで目の前に豪華な料理が並びます。

毎月変わる料理は、その月の旬の食材をふんだんに使った自慢のメニュー。厳選した素材を彩り豊かに盛り付け、目にも舌にも美味なる会席料理となっています。

美しい旬の味覚の数々

写真:吉川 なお

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あらゆる世代からのさまざまな要望に応えられるよう宿が用意しているプランは多種多様。その中のひとつ『神戸灘の酒蔵御用達“利き酒師”のセレクト酒と美味求真会席』は、有馬至近の日本酒の名産地、灘の地酒が飲み比べられる酒好きにはたまらないプランで、純米酒【御影郷】、吟醸酒【岩奨酒】、大吟醸酒【極上原酒】の3種の地酒がひとり1セットついてきます。

温泉宿で美味しい料理を食べながら銘酒に舌鼓み。日本人に生まれてよかったなぁと実感するひとときです。

美しい旬の味覚の数々

提供元:有馬温泉 御幸荘 花結び

http://www.hanamusubi.co.jp/

旨い酒と一緒に供されるフルコースは計8品。食前酒から始まり、出会い皿、海の幸、焼き物など季節を感じる山海の幸が華麗にテーブルに並びます。

温かい物は温かいうちに、冷たい物は冷たいうちに手際よく出される料理は一品一品丁寧に美しく盛り付けられた芸術品。次の品が出されるタイミングもちょうどよく、おもてなしの心が伝わります。

バランスの良い朝食にも満足

バランスの良い朝食にも満足

写真:吉川 なお

露天風呂付客室以外の翌朝の朝食は、椅子テーブル席のお食事処「花散歩(みちくさ)」で。8室ある個室は家族、グループの貸切り使用となります。

2段重ねの和食膳の中には煮物、魚、刺し身、サラダなどがバランスよく配され、身体に優しいものばかり。味噌汁はその場で温めるのであつあつ。手抜きのない朝食にも大満足です。

旅人を癒し和ませる居心地のよさ

「有馬温泉 御幸荘 花結び」のモットーは人の気持を和ませる花のような心配り。専用駐車場から客室まで段差がなく、ベビーカーや車椅子にも優しい造りとなっており、車イスやベビーチェアー、ベビーバス、ゆりかご、長寿のお祝いにはちゃんちゃんこの無料貸し出しなども行っています。

日帰りプランも人気で、楽天トラベルが集計した2016年度の関西エリアの日帰り温泉宿ランキングでは堂々1位を獲得しています。すぐ近くにある姉妹館「小都里(ことり)」とあわせて、これからもどんどん花結びファンが増えていくことでしょう。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2017/05/29−2017/05/30 訪問

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