エントランスは観音開きとなっていて、大きく広がって開放感があります。店内は窓が大きく張られているので、採光が多くて気持ちがよいです。68席がテーブル間隔の余裕をもって配置されているので、プライベート感を保って楽しく食事できます。
「一口前菜」は最初に提供されるアミューズです。トラウトサーモンのタルタルはカナッペにして食べてもよいでしょう。ガスパチョはちょうどよい甘味と酸味を携えており、とても爽やかです。これから本格的なフランス料理が始まる前に食べるのに相応しい、軽やかな2品でしょう。
「魚介と野菜のサラダ仕立て 宮崎県産キャビアを添えて」は、賑やかな美しいプレート。広島県産のサーモン、イイダコ、甘海老、ヒラマサのマリネ、イサキ、ホタテ。フランス産と宮崎県産のキャビアと、たくさんの魚介類を楽しめるのは嬉しいところ。2種類のキャビアを食べ比べることができるのも、そうできない体験です。
「トリップ 茸 葱 オーブン焼き マデラ風味」は、熱々のトリップのグラタンがココットで提供されます。トリップはフランスのポピュラーな食材ですが、下仁田葱、フォアグラのオイルと甘いマデラ酒と合わせられて、上品な料理に仕上げられています。
「プティット マルミット ヘンリー4世風」はまず最初に、牛のタンと頬肉、丸く切り抜かれた野菜だけが入れられた、ココットがテーブルに置かれます。その後にダブルコンソメを目の前でかけてもらえるので、最高の状態で食べられます。ダブルコンソメはとても澄んだ味わいで、滋味が感じられます。
「伊勢海老 アルモリカ風」は伊勢海老を半身使った贅沢なグリル料理。伊勢海老は身がしっかりと詰まっていて、旨味もたっぷり。甲殻類を凝縮したアメリケーヌソースとの相性も抜群です。トマト、白ナス、アスパラガスが添えられていて、栄養バランスも彩りも豊か。
ここまでも、とても豪華な料理ばかりでしたが、次のメインディッシュの前に「グレープフルーツのソルべ」で一休み。酸味の効いたグレープフルーツのソルベで、口中をリセットして、味覚も気持ちもリフレッシュしてくれます。
「フランス産仔牛とフォアグラのポワレ リンゴとマルサラソース トリュフ風味
5種のお塩と山葵 お好みで」仔牛肉は柔らかくて、味わいも香りも穏やかです。軽めの火入れなので、仔牛の味わいが感じられます。フォアグラのポワレも添えられており、メインディッシュも贅沢の極みです。マルサラ酒を使ったリンゴのコンポートが付け合わされているので、メリハリもあります。
フランス産仔牛でも十分においしいですが、料金を追加すれば、黒毛和牛ロースや神戸牛ロースに変更できるので、好みの肉があればグレードアップしてみましょう。
「カッサータ・シシリアンとチョコレートのアイス添え」見た目も美しいアシェットデセール。シチリアの名物であるカッサータは、リコッタチーズ、フルーツ、ナッツ、チョコレートを使ったアイスクリームケーキです。その横にはホワイトチョコレートのアイスクリーム。
最後はコーヒーもしくは紅茶と、小菓子が提供されます。紅茶は品のよいダージリンです。小菓子はナッツのスティック、ピスタチオのマカロン、ショコラと、バラエティ豊かな品揃え。
第一ホテル東京「アンシャンテ」では、その店名が付けられた「アンシャンテ」コースで、豪華な食材と様々な調理手法を用いたフランス料理を楽しむことができます。店内の装飾は華美すぎず、伝統と格式あるフランス料理店らしい落ち着いた雰囲気です。
新橋駅から近いので、アクセスや容易。ここぞという接待やデートにはもちろん、友人の記念日や家族での大切な一時を過ごすのにお勧めします。
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