写真:阿部 吾郎
地図を見る車ですと関越道の高崎インターチェンジを降りてから15分程、公共交通機関を利用する場合は、JR高崎駅からバスで20分程で到着します。
慈眼院という真言宗のお寺で、昭和16年に高野山より移ってきました。高崎白衣大観音は、それ以前の昭和11年に高崎在住の実業家によって建立されました。
ガイドブック等でこの観音像を紹介する写真は、ほとんどこの赤い太鼓橋の向こうに観音様が見える構図になっています。空の青と欄干の赤が真っ白な観音像を引き立てています。このお寺は小高い丘の上にありますので、空気が澄んでおり眺めも良いので晴れた日にゆっくり散歩するのに最適な場所です。
写真:阿部 吾郎
地図を見るこの高崎白衣大観音は、外から眺めるだけでなく中に入ることもできます。この胎内拝観は、観音様の背中にある入口から入ります。146段の階段を上って観音様の肩のところまで行くことができます。内部は9段に分かれていて、20体の極彩色の仏像が安置されています。写真は最上階です。四方に小さな窓があり関東平野の絶景を見渡すことができます。
ただし、146段の階段は結構きついので体力に自信のない方はご注意を!
拝観時間 11月〜2月 9:00-16:30
3月〜10月 9:00-17:00
拝観料 高校生以上 300円 中学生以下 100円
写真:阿部 吾郎
地図を見る車の場合は、前橋インターチェンジの方が近く約20分、高崎インターチェンジからだと30分ほどかかります。公共交通機関を利用する場合は、JR高崎駅からバスで20分程で到着します。信越線の群馬八幡駅からですとタクシーで5分です。
今から約300年前の延宝年間、もともとこの地には小さなお堂があっただけでした。あるとき洪水があり、高貴な香りのする霊木が流れ着き、これをこのお堂に収めました。ある時、一了という行者の夢枕に達磨大師が現れ、鼻高村に霊木があるから私の姿を彫るようにと申されました。一了は、お堂にあった霊木を探しあて達磨大師の姿を彫りました。
これがこのお寺の縁起ですが、実は話はまだまだ続きます。興味がある方は、お寺のホームページをご覧ください。
写真は霊符堂です。北極星と北斗七星を神格化した北辰鎮宅霊符尊と達磨大師が祀られています。
写真:阿部 吾郎
地図を見る張子の縁起だるまはこのお寺が発祥です。もともと養蚕農家が七転び八起きにちなんで、蚕のおき(脱皮のこと)がよくなって良い絹が取れることを祈ったことがはじまりです。蚕が大当たりすることを願い片目に墨を入れ、良い絹が取れるともう片方の目に墨を入れました。
それにしても、この大量のだるまが積み上げられた風景はなかなか味があります。両目に墨が入ったものばかりかと思いきや、片目にしか墨が入っていないものも結構あります。願いがかなって奉納する人ばかりではないようです。
写真:阿部 吾郎
地図を見る霊符堂の横には達磨堂があります。ここには日本全国から集められただるまのコレクションが所狭しと並んでいます。
個人的には、全身毛だらけの浜松だるまが非常に印象に残りました。是非探してみてください。
このお寺も高台にあり、天気がよければ榛名山の雄姿を望むことができます。私は12月中旬にここを訪ねましたが、境内にはナンテンの真っ赤な実があちこちに見られ、葉が落ちて実だけがついている大きな柿の木があり季節の移ろいを感じることができました。なんとも穏やかな雰囲気の心が和むお寺です。
例年1月6日・7日はだるま市が開かれ大勢の人々で賑わいます。
拝観時間 閉門しないのでいつでも拝観可
拝観料 無料
高崎までは新幹線を使えば東京から約1時間、車なら関越道を使って1時間半〜2時間程度で行ける日帰り可能な街です。
今回ご紹介した2か所を含め、意外と見どころの多い街です。以前LINEトラベルjpでもご紹介した洞窟観音や、花の季節にはみさと芝桜公園や箕郷梅林もおすすめです。市内にはパスタ店が多く「高崎パスタ」として知られています。食べ歩きも楽しそうですね。
週末にぶらっと出かけてみてはいかがでしょうか!
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(2024/4/24更新)
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