台北の地下鉄MRT大橋頭駅から徒歩１～２分のところにある「珠記大橋頭油飯」。看板メニューの「油飯」とはおこわのこと。朝6時からの営業で、朝食に食べる人で朝早くから賑わいます。
メニューはそれほど多くありません。おなじみの魯肉飯などもありますが、ここでオーダーすべきは油飯と荷包蛋（目玉焼き）！指さしでオーダー可能です。
あっさりした出汁で炊いたもち米の上に、豚の角煮を細かく切ったものを乗せたのが油飯。ほわんと立ち上る湯気とともに、いい香りが漂ってきます。お米のひと粒ひと粒がしっかりと立っていて、見るからに美味しそう！
満を持して荷包蛋（目玉焼き）を油飯にオン！！火の入れ具合が絶妙な半熟の目玉焼きにお箸を入れると、とろ～りと黄身が流れ出します。お醤油をまとった濃厚な黄身がおこわに絡んで至福の美味しさ！
店内で食べているお客さんのほとんどが、この半熟目玉焼きをトッピングしています。
手にすっぽり入るくらいの小さなお茶碗なので軽食にもよさそう。営業時間が14時ごろまでと短いので注意してくださいね。
台北地下鉄MRT西門駅から徒歩10分弱。若者で賑わう西門で大人気のご飯屋さんが「天天利美食坊」です。営業時間は9時から23時と長いので使い勝手がよく、いつ行ってもたくさんのお客さんで賑わっています。特に夕飯の時間帯は行列が絶えません。
並んでいると、注文票と筆記用具を渡されます。このスタイルは注文しやすくていいですね。こちらでオーダーすべきは滷肉飯（魯肉飯・ルーロー飯）の加煎蛋（目玉焼きトッピング）です。大小サイズが選べるので、おなかの空き具合で決めてくださいね。
何を食べても美味しいのでつい頼みすぎてしまいます（笑）。乾麺と呼ばれる、ルーロー飯のお肉を麺にかけた汁なし麺、魚丸湯（魚のつみれスープ）なども美味しいです。
こちらのルーロー飯は、はじめから目玉焼きが乗ってくるのが特徴です。
醤油ベースのタレが染みたお肉と白飯、そして半熟卵という、日本人なら誰もが虜になる味。タレは濃すぎず、薄すぎず絶妙！お箸が止まらず、あっという間に完食してしまうこと間違いなし！
滷肉飯と並んで人気があるのが、台湾名物の鶏蛋蚵仔煎（牡蠣オムレツ）や蘿蔔糕（大根餅）。オーダーが次々に入り、店頭でじゃんじゃん焼いています。出来立てアツアツは絶品！！
基本的には相席ですし、食べたらすぐに席を立つのが暗黙の了解、といったファストフード感覚のお店ですが、どのお料理もハズレがなく、西門エリアではイチオシのご飯やさんです！
MRT松江南京駅から徒歩5分ほど。地元のお客さんで賑わう老舗の小吃店「梁記嘉義鶏肉飯」。嘉義地方の名物として知られる鶏肉飯を広めようと、台北にお店を出したのは40年以上も前のこと。
その味が評判を呼び、お昼時ともなると入るのに戸惑ってしまうほどの行列ができ、活気に満ち溢れます。
お店はセルフサービス。まずはご飯コーナーへ。おなじみの豚肉を使った魯肉飯もありますが、看板メニューでもある鶏肉飯が圧倒的な人気。次々に注文が入ります。絶妙な固さに炊いたご飯に丁寧に裂いた鶏肉、さらっとした鶏の油とタレをかけて完成！
ご飯コーナーの向かい側には種類豊富なおかずコーナーがあります。ここから好きなものを取ってテーブルに運びます。野菜、お肉、お魚、卵・・・目移りしてしまう品ぞろえ。ここで忘れてはならないのが「半熟蛋＝半熟目玉焼き」です！
おかずと一緒に鶏肉飯をいただきましょう！サイズが小さめなので、少しずついろいろ楽しみたい人にぴったりです。
鶏のうまみたっぷりのご飯に、黄身とろりの目玉焼きを絡めながらいただくとそれはもう最高の美味しさ。魯肉飯よりもあっさりしているのが特徴で、いくらでも食べられそう！テーブルにある唐辛子をトッピングすると味が引き締まって美味しいですよ。
数種類あるスープもおすすめ。鶏肉飯・おかず・スープを組み合わせていただくのがこちらのスタイルです。
台湾といえば滷蛋という煮卵がポピュラーですが、実は半熟の目玉焼きも台湾人に大人気！半熟卵を楽しめるお店は台北市内にも数多くありますが、今回は絶妙な火の入れ加減とその卵に合う味付けご飯が自慢の3店をご紹介しました。
毎日でも飽きない素朴な庶民の味を、ぜひ味わってみてくださいね。
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(2024/4/27更新)
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