岩木山神社とセットで行きたい!青森・百沢温泉の濃厚湯!

岩木山神社とセットで行きたい!青森・百沢温泉の濃厚湯!

更新日:2017/06/07 10:33

八岳木 流泉のプロフィール写真 八岳木 流泉 温泉ライター
青森県弘前市と鰺ヶ沢町にまたがる岩木山。その山裾にある「百沢(ひゃくざわ)温泉」では、濃厚な源泉と玄人好みの浴場風情が旅人の心を惹きつけています。さらに百沢の近くでは、荘厳な「岩木山神社」も!神社と温泉とセットがお得!一度の旅路で二度おいしい弘前旅行へ、足先を向けてみませんか。

"お岩木さま"へご挨拶

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写真:八岳木 流泉

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青森県弘前市。岩木山直下にある岩木山神社は、青森県のみならず、東北地方有数のパワースポットであり、観光名所です。周年参拝客が訪れて、駐車場に車が入りきらないこともしばしば。1200年ほど前に創建された、非常に由緒正しい名刹で、雰囲気も荘厳です。鳥居から拝殿までの参道は実に長く、道の両端に立つ杉並木は、静けさを担保するひとつの名物となっています。

"お岩木さま"へご挨拶

写真:八岳木 流泉

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岩木山神社は、"お岩木さま"との愛称を持つ神社です。かつては「百沢寺」というお寺が鎮座していましたが、背後にそびえる岩木山の噴火等で焼失。その後、明治政府の施策により、岩木山神社ができました。特徴的なのは楼門や拝殿が朱色である点。こちらの楼門は国指定の重要文化財であり、厳粛に参拝客を出迎えています。

"お岩木さま"へご挨拶

写真:八岳木 流泉

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拝殿も楼門と同様、国の重要文化財です。その他、本殿や奥門なども国の重文であり、岩木山神社の歴史的意義が良くわかります。同神社は農漁業の守り神として敬われており、観光客はもちろん、地域の方々も頻繁に参拝しています。

岩木山神社へ車でアクセスする際は、東北自動車道「大鰐弘前」インターを利用し国道を経由すると便利です。公共交通機関の場合は、JR「弘前」駅から弘南バスが出ています。

百沢温泉の濃厚さ

百沢温泉の濃厚さ

写真:八岳木 流泉

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岩木山神社の麓には、嶽温泉や湯段温泉など実力派の温泉が複数存在しています。なかでも百沢温泉は、神社から非常に近い温泉地。10軒あまりの旅館から形成されており、湯治場風情が残っています。百沢温泉は昭和32(1957)年に開湯された、まだ歴史の浅い温泉で、開湯以降、約10カ所の泉源を掘り当てています。

百沢温泉のなかでおススメしたいのが、「株式会社 百沢温泉」。珍しい名前の施設ですが、湯治棟やコテージを持ちながら、日帰り入浴を広く受け付けています。

百沢温泉の濃厚さ

写真:八岳木 流泉

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株式会社 百沢温泉の浴室は、男女別の内湯のみ。浴室に入ると、床まで源泉があふれ出しており、掛け流しでの利用とすぐにわかります。泉質はナトリウム・マグネシウム-炭酸水素塩・塩化物泉。黄土色に強く濁り、熱めの温度が特徴です。

浴槽も決して華美ではないですが、熱めとぬるめに分けられて、好みに応じた入浴が可能です。何よりユニークなのは、ホースをつぶしたような湯口!そこから拡散されて出てくる源泉のダイナミックさは、一度見ておく価値大アリです!

津軽の誉れ!岩木山

津軽の誉れ!岩木山

写真:八岳木 流泉

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百沢温泉の裏手も、岩木山神社の参道も、それぞれ岩木山への登山道になっています。標高1625メートルの岩木山は、津軽富士とも呼ばれる名峰で、山岳信仰の対象にもなってきました。実際、山頂に岩木山神社の奥宮があり、毎年旧暦8月1日には登山囃子を唱えながら参詣登山を行います。この参詣は"お山参詣"と呼ばれ、国の重要無形民俗文化財になっています。

神社といで湯と山を見る

岩木山は、津軽地方ならばどこからでも見ることができる、まさにこの地のシンボルです。そんな名山を眺めながら、直下に位置する重文の神社にお参り。そして濃厚な百沢温泉へ入る旅のプラン!青森は弘前市への旅路ならば、このコースで決定です。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2010/10/05 訪問

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