園内に入るとまず目に入ってくるのが、博物館本館。こちらでは府中市の歴史がわかる常設展示室や企画展など楽しむことができます。中でも東京最大規模、直径23mものドームスクリーンでのプラネタリウム観賞は圧巻のひと言、ぜひ味わっておきたいところです。
園内散策を進めていくと、歴史的建造物はもちろん写真のモミジの滝や浅間山を模した景観など、散策だけでも十分楽しめるようになっています。
写真は親子連れ必見のスポット、水遊びの池。先程のモミジの滝の下流域に位置し、深い所でも大人の膝程度なので小さな子供でも安心して楽しめそうです。ここは夏の涼取りにうってつけです。
近くにはトイレや喫煙所、売店も併設されているのでのんびり寛げそうなスポットですよ。
園内には数多くのアジサイが植えられており、例えば最奥のアジサイの小径は小道を挟むように散策しながらアジサイ観賞ができるようになっています。歴史的建造物とアジサイのマッチングを楽しむなら、旧島田家住宅なんていかかでしょう?
島田家とは、1888年(明治21)創業の蔵造りの庄屋で、金物からお薬まで取り扱っていたようです。こちらの垣根にアジサイが植えられており、建物向かって右側方向からが良いアングルでマッチングします。写真を撮る場合は、建物前の説明書きをアジサイで隠しつつ、建物、人、アジサイの構図で撮ればバッチリ雰囲気が出せそうですよ。
続いて必見アジサイポイントが水車小屋のアジサイ。先程はホンアジサイでしたが、ここではガクアジサイの群生を楽しむことができます。水車にも色々種類があって、こちらは山間部で見られる落差を使った上掛け式ではなく、水輪の下を掘り込んで落差を作り回転に勢いをつけた胸掛け式。平坦な武蔵野地方ならではの水車小屋とアジサイの景観もなかなか良いものです。
府中市郷土の森博物館には少々変わった井戸があります。名付けて「まいまいず井戸」。これも武蔵野の地形と深く関係しており、土が脆い割には水脈まで遠い地形特徴によって、深く掘っても周りが崩れないようにすり鉢状に掘り進めたもの。まるでカタツムリのような井戸なので、まいまいず井戸と呼ばれるわけです。面白い景観ですね!
園内マップを眺めているとなぜか甲州街道の名前があることに気づくかと思います。もちろん園内に甲州街道は通っていませんが、浅間山のミニチュアを作庭するぐらいなので、もしかしたらこれも甲州街道のミニチュアかもしれませんね。東京から山梨に向かう甲州街道をよくご存知の方は、類似点を探しながらの散策も楽しいでしょう。
そしてもう一つ、旧府中尋常高等小学校という歴史的建造物もあります。こちらは1935年に建設された、北多摩でも最大規模の木造校舎を再現したもの。建物内には当時の教科書なども展示されていますので、ノスタルジックな雰囲気を楽しみたい方にオススメの歴史的建造物です。
実は府中市郷土の森博物館を出て、道路を挟んだ反対側の公園内にある修景池で大賀ハスを見ることができるんです。時期的には、アジサイが終わるか終わらないかぐらいの7月中旬から8月中旬までが見頃になります。もしこの時期に訪れた際は、ぜひともこちらの大賀ハスも併せて観賞してください。
府中市郷土の森博物館アジサイ観賞のまとめとしては、まずは見頃時期である6月上旬から7月上旬を抑えつつ、ホンアジサイなら旧島田家住宅の周り、ガクアジサイなら水車小屋の群生を覚えておきましょう。
加えて、帰り際に正門出てすぐ右手にある観光物産館にも足を延ばしてみましょう!府中市の特産物など美味しそうなものがたくさんありますよ。さあ折りたたみ傘も忘れず、府中市郷土の森博物館で梅雨の季節を満喫しちゃいましょう。
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(2024/4/26更新)
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