写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見るゆるやかなカーブを描いて、ずらりと並んだ消防車と救急車。まるで消防・救急車両の展示場のように見えますが、ここは豊明市消防庁舎のパティオ(車庫)。1998年3月に竣工された庁舎は、建築関係でも多数の賞を受賞している建物です。
そしてここは全国でも珍しい見学自由の消防署で、本物の消防車や救急車に触れたり、訓練や出動の様子を間近で見たりすることができます。個人であれば予約不要で、8時半〜17時まで見学可能(団体は要予約)。平日9時から16時半の間であれば、職員の方の説明も受けることができます。
写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見る普段は見ることの少ない、後ろ姿もじっくり見学することができます。「ポンプ車」「タンク車」と、名前が書いてあるのでよくわかりますね。
写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見る織田信長が天下統一へ向けて大きく歩み始める契機ともなったのが、今川義元を破った桶狭間の戦い。その桶狭間は、豊明市にあります。車両や消防服に使われている豊明市消防本部のワッペンには、桶狭間にちなんで兜がデザインされています。
写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見る「119」の文字が遠くからでも目を引くこの塔は、主訓練塔。緊急時に備え、消防士の方々はここで日々訓練されているのです。中に入ることはできませんが、ガラス張りになっているので、パティオ(車庫)を囲むスカイウォークに上ると中の様子も見ることができます。
写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見るこちらは、「ロープブリッジ救出」の訓練の様子。主訓練塔と隣接する副訓練塔の間をロープで渡っていくのですが、するすると滑るように移動するスピード感は実際に見ると衝撃的です。※訓練は常時行っているわけではありません。
写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見る消防士の方が着用する衣服は、事務室の前で見ることができます。これはれっきとした本物で、記念撮影用の衣装ではないので間違えないようにしてください。触らず、近くで見学するだけに留めましょう。
写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見る休日であっても、消防署の方に時間の余裕があるときは、消防車や救急車について説明していただけたり、実際に乗せていただけることもあります。ですが、もちろんこれはお仕事中のご厚意。いくら乗りたくても、お仕事の手を止めさせるような行動は控えましょう。
写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見る勤務時間の最後には、1台ずつ点検があります。問題がないことを確認し、ドライバーさんへ「オッケー!」の合図。
ちなみに、ほとんどの車両のナンバーは「119」なので、そちらにも注目してみてください。一部「119」ではないのですが、それは「残念ながら取れなかったから」とのことです。
写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見る豊明市消防署のみなさんは、時間の許す限り子どもが楽しめるように配慮してくださいますが、庁舎内は遊び場ではありません。緊急出動時は邪魔にならないよう、すみやかに移動しましょう。
写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見る消防車や救急車の中を見せていただくと、内部の複雑さに驚いてしまいます。これは消防車の内部ですが、緊急時にパニックになることなく、こんな機械を操作しながら救命・救出に向かえるなんて尊敬の一言に尽きます。
写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見るこちらは指揮統制車という車両の内部。「消防活動を指揮する車が必要」というのは、言われてみれば当然なのですが、普段の生活では考えもしないことですね。指揮統制車内はまさに移動型オフィスです。
写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見る救急車内部は、動く救命救急室と言えるでしょう。素人には目的すらわからない機器や器具が所狭しと並び、整然と収納されています。できれば、乗る機会がないままでいたいものです。
写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見る敷地内の「市民プラザ」にも見学エリアがあり、昭和初期の腕用ポンプ(放水できるポンプ)が展示されています。また、子ども向けの消防車型の乗り物もあり、お金を入れて動かすことはできませんが、乗って遊ぶことはできます。
写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見る市民プラザ内には消防関連の絵本とミニカーもあります。年季の入った消防車からドクターヘリまで、数は多くありませんが、なかなか充実のラインナップ。本物がすぐそばにあっても玩具で遊びたくなってしまう、そんな子ども心をよくわかっていらっしゃいます。
写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見る主訓練塔と副訓練塔の間には、顔出しパネルがあります。豊明市消防本部のイメージキャラクター「ファイヤーファイターのぶながくん」と一緒に放水できる姿になっていますので、顔出しパネル好きの方はお見逃しなく。
防災学習と言えば、災害の怖さや万が一の備えを学ぶのが一般的。一方、豊明市消防署での防災学習は「消防活動を知る」というアプローチです。
平素から消防署の方々への親しみと尊敬の念が育まれていれば、万が一の事態の際、地域住民が協力的に動くことができるでしょう。また、消防士や消防団員を志す子どもも増えるかもしれません。
そんな市民開放型の豊明市消防署。豊明市民以外でも見学は可能ですので、近くにドライブする機会があれば立ち寄ってみてください。
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(2024/3/29更新)
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