写真:月宮 うさ
地図を見る蝦夷富士の別名を持つ羊蹄山(ようていざん)は北海道後志地方南部のそびえる標高1898mの成層火山。後方羊蹄山(しりべしやま)として日本百名山にも選定される美しい山です。
ここは北海道の先住民族であるアイヌの人々が女の山の意味を持つ"マチネシリ"と呼ぶ場所。女性の持つエネルギーを高める力を持つパワースポットしても知られており、恋愛熟成にも効果が期待できる…と、伝えられています。
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地図を見る羊蹄山の登山コースは真狩コース・比羅夫コース・京極コース・喜茂別コースの4つ。所要時間はどのコースも登り4時間〜6時間ほどかかります。
初めての場合は、比較的勾配が緩く登山道の状態もよい「真狩コース」がおすすめ。コースタイムは登り4〜5時間・下り3時間前後、山小屋宿泊も日帰り登山も可能です。長時間の山歩きになります。情報収集・準備等は念入りにおこなってくださいね。
真狩コースのスタートは、キャンプ場もある「羊蹄自然公園入口」から。駐車場から歩いて5分ほどで登山道に入ります。入山届も忘れずに。
写真:月宮 うさ
地図を見る羊蹄山夏登山は6月からが本番。真狩コースの山開きは毎年6月第3日曜日です。7月に入ると次々と高山植物が咲き出し、中旬から下旬にかけて見ごろを迎えます。この時期は気候的にも歩きやすくおすすめのシーズン。9月中旬には山頂から紅葉が始まり、下旬には雪が舞い落ちるかもしれません。
また、残雪の上を歩いてみたい場合は6月上旬がよいでしょう(天候・登山道の状態等の情報はしっかりと取ってくださいね)。
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地図を見る羊蹄山9合目には、真狩コースと比羅夫コースを結ぶ連絡路の途中に避難小屋(羊蹄小屋)があります。6月中旬〜10月上旬までは監視員が常駐しており、休憩・宿泊が可能。
ただし、ここは登山者の緊急時の避難を目的に建てられた避難小屋。監視員がいる期間は毛布・寝袋のレンタルはありますが、基本的に必要なものは全て持参が原則、使用済みトイレットペーパーも含めゴミは持ち帰りがルールになっています。
収容人数は40人。夏の登山シーズンには混雑する日もあります。そんな時は管理人の指示に従い、譲り合いの心で過ごしてくださいね。
※詳しくは記事下の関連MEMO内「羊蹄山情報・避難小屋について」をご参照ください。
※羊蹄山山頂付近はテントを張ることができません、ご注意ください。
※写真は避難小屋建て替え前の2013年のものを使用しています(2014年から新しい避難小屋になり写真とは外観が異なります)。
写真:月宮 うさ
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地図を見る陽が沈むころ、避難小屋の辺り一面はオレンジ色に染まる時間を迎えます。運次第では雲海に沈む夕日が見られるかも?!それは息をのむほどの美しさの絶景サンセットタイムです。
写真:月宮 うさ
地図を見る日の出の時間を過ごしたい場所によっては、朝は暗闇の中を歩くことになります。経験と体力と相談して無理のない計画で山頂を目指しましょう。9合目から山頂までは約1時間です。
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地図を見るご来光は神秘的な美しさ。山頂は間に合わなくても、徐々に明るくなる空の色を楽しみながら進む登山道もよいものです。体力に合わせてご無理ない行動を心がけてくださいね。
写真:月宮 うさ
地図を見る山頂まで続く登山道から見える景色は、強いパワーを感じる数々の絶景。避難小屋を出てハイマツの中を進んでゆくと羊蹄山の外輪に到着します。そこに見えるのはレンズに収まりきらないくらい大きな大火口“父釜”。真狩コースの場合、お鉢の反対側に山頂碑があるため、約30分ほど外輪を歩いて山頂へ向かいます。
大火口“父釜”一周は約1時間。時間に余裕がありましたらぜひ歩いてみませんか?性別に関係なく羊蹄山のパワーを強く感じることができることでしょう。
写真:月宮 うさ
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地図を見る太陽の向き次第では羊蹄山の影を見えることも。一面に広がる真っ白な雲海をキャンパスに描かれる蝦夷富士の姿は神秘的な1枚です。
羊蹄山登山でパワーをいただいた後のお楽しみは温泉。羊蹄山の周辺はいいお湯をあちらこちらで楽しむことができます。真狩コース登山口から一番近いのは「まっかり温泉」。源泉かけ流しの温泉で登山の疲れを癒しほっこりできますよ。
この記事の関連MEMO
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(2024/4/25更新)
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