ご紹介する「阿蘇プラザホテル」は、JR豊肥線「阿蘇駅」から車で約10分の場所にあります。ホテルがある内牧温泉は、100年以上の歴史を持つ阿蘇地区で有数の温泉地。
その中でも、阿蘇プラザホテルは創業50年余の老舗ホテルで、歌人で知られる与謝野晶子・鉄幹などが訪れた由緒ある宿です。
宿がある阿蘇市内牧地区は、カルデラ台地の中にあります。カルデラとは、大地の溶岩が抜けて陥没してできた地形のこと。ほぼ360度の周囲を外輪山に囲まれ、そのカルデラ台地の中心に、中岳・高岳・根古岳などの阿蘇山があります。
ホテルの客室やロビー、温泉に至るまで阿蘇山を見ることができ、世界的に貴重で独特な地形も眺められてしまう、絶景自慢の宿なのです。
最も眺めが良いのは、ホテルの最上階に設けられた、屋上展望露天風呂「嶽湯空拝」です。このお風呂は、ご当地キャラクター「くまもん」が入り、地元の温泉ポスターに使われているほどの、阿蘇では知られた名物絶景風呂。正面に、根古岳・高岳・中岳・往生岳・杵島岳の阿蘇5岳が広がっています。
阿蘇5岳は、1000m級クラスの雄大な山々が連なり、釈迦が横たわる姿に似ていることから別名「阿蘇涅槃像」とも呼ばれます。また、2014年から噴火活動が活発になった中岳から噴煙を上げる様子など、計り知れない自然の力を間近で体感できます。屋上展望露天風呂からは、これらの山々や山麓に広がる田園風景、そして、夜には市街の夜景を見ながら入ることができ、ロマンティックな気分に浸れます。
屋上展望露天風呂は、洗い場などは無く、絶景を楽しむように作れた眺望専用のお風呂です。温泉は、敷地内から湧く源泉を使用し、湧きたての天然湯が楽しめます。泉質も抜群で、化粧水にも使われる美肌成分「メタケイ酸」が多く含まれているので、湯上りの肌はすべすべになりますよ。
「温泉データ」
泉質:ナトリウム・カルシウム・硫酸塩温泉(低張性・中性・高温泉)
源泉温度:45.4度 pH7.19
景色や温泉の他、その土地の美味しいものも欠かせませんよね。夕食は、熊本・阿蘇の食材を使った会席料理を頂けます。メニューの内容は、季節やプランによって異なりますが、手前から時計回りに、鱧の皮の酢の物・花大根などの前菜、ボイル野菜の冷し鉢、牛カルビ朴葉味噌焼き、炊き合わせ、お造りなど。地元の海の幸・山の幸をふんだんに使った贅沢メニューが味わえ、おしぼりに名水を使うなど、料理以外にもこだわりが感じられます。
大根を花の形に飾り切りするなど見た目も可愛く、料理人が腕をふるった個性豊かなメニューばかり。どれも万人受けするような丁度良い上品な味付けで、素材の味が引き立つよう工夫がされています。
そして、ここ熊本県は、全国的に有名な馬肉の産地。別途料金が必要ですが、夕食時に馬肉料理を食べることも可能です。
こちらは「もっちり赤身馬刺し」です。名前の通り、もっちりとした歯触りで濃厚な美味しさ。噛めば噛むほど甘さが増し、奥深い味が口いっぱいに広がります。絶妙な旨さで、お酒によく合うので、日本酒や焼酎といった酒のつまみに是非どうぞ。折角、馬肉の本場に来たら食べておきたい絶品料理です。
館内のロビーや通路では、東山魁夷の名画や、陶芸家で人間国宝「鈴木蔵」の志野大皿などの作品が展示されていて、世界中からコレクションされた素晴らしい美術品を鑑賞することもできますよ。また、漫画の無料貸し出しコーナーや、赤ちゃんの離乳食の温め、哺乳瓶の煮沸消毒、ゆりかごの貸出もしているので、赤ちゃん連れのママやパパは、きっと大助かりすることでしょう。
ご紹介した「阿蘇プラザホテル」は、「阿蘇の指定席」と銘打つホテル。ホテルからの絶景と内牧温泉の名湯は、きっと素敵な思い出に残ること間違いなし!
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(2024/4/19更新)
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