写真:Benisei Rinka
地図を見るパンケーキなどにかけて食べる「メープルシロップ」は、カエデの樹液からできているのを知っていますか?メープルシロップというと、カナダ産を思い浮かべる人が多いと思いますが、今回ご紹介する「MAPLE BASE(メープルベース)」は、日本で唯一のシュガーハウス。秩父産のメープルシロップや、樹液でいれた紅茶などをいただくことができます。
シュガーハウスとは、カナダでメープルシロップを製造するラボのこと。シュガーハウスでは、観光客や子供達にメープルシロップができる過程を見学させたり、カエデの森を案内してくれたりするそう。また、できたてメープルシロップの販売を行い、パンケーキショップをオープンさせ、メープルシロップを五感で楽しめる場所なのだとか。
写真:Benisei Rinka
地図を見る日本には28種類のカエデが自生しており、メープルベースの店先には、秩父に自生している21種類のカエデの苗が植えられています。実際にメープルシロップのもとになる「樹液」は、このうち6種類ほどから採取されているとのこと。10年以上も前から、秩父産メープルを使ったお菓子などが売られていたそうなのですが、今までは秩父産メープルを広げる活動はしておらず、あまり周知されてこなかったのだとか。
秩父の面積の約87パーセントは森林。
「刈らない林業や森林保全のための活動」「秩父産メープルシロップの周知」を後押しするために、その拠点としてメープルベースは誕生しました。
写真:Benisei Rinka
地図を見る上の写真は、カエデから採った樹液を煮詰めて、メープルシロップにする「エバポレーター」。カナダから輸入したもので、日本にはここにしかありません。
1本のカエデの木から採れる樹液は、平均して約20リットル。多い木だと100リットル以上も採れるのだとか。ワンシーズンで10トン程の樹液を採ることができるのですが、樹液を煮詰めてメープルシロップにすると、約40分の1の量になってしまうため、秩父産のメープルシロップは、とても貴重なんです。
エバポレーターが稼働するのは、樹液が採れる2月〜3月。タイミングが合えば、メープルシロップを作っているところを見学できるそうですよ。
写真:Benisei Rinka
地図を見るログハウスへ一歩足を踏み入れたその場所には、秩父の楓やメープルベースが目指しているものなどについての説明があり、ここはただの素敵なカフェではなく、秩父のメープルブランドの発信拠点であることが示されています。
写真:Benisei Rinka
地図を見るパンケーキやドリンクなどの注文は、カウンターで。
注文・会計後に番号札を受け取り、空いている席で待つスタイル。お水や紙ナプキン、お子様用の取り皿などはセルフサービスになっています。小さいお子様用のハイチェアも用意されていますよ。
店内は、白く塗られた壁や梁など、色ムラのあるところがとても自然でいい。ログハウスのもつ暖かい雰囲気と、外から差し込む優しい光がマッチした素敵空間。
写真:Benisei Rinka
地図を見る各テーブルの上にはカエデの苗が…。
壁の白にカエデの緑が映えて、とても可愛らしいですね。
写真:Benisei Rinka
地図を見るこちらは、旬の秩父産フルーツを贅沢に使った「季節のパンケーキ」。写真の苺は、秩父産の「やよいひめ」です。とても甘くて美味しいので、“苺は酸っぱくて苦手”と思っているお子様でも食べられるかも!
メープルベースのパンケーキは、1枚か3枚か選べます。通常、パンケーキについてくるメープルシロップはカナダ産になりますが、オプションで「秩父産メープルシロップ(+800円)」に変更することができますよ。秩父産メープルシロップはカナダ産のものよりも濃く、黒糖のような味わい。是非、おためしください。
「季節のフルーツ」は、公式facebookページでご確認くださいね。
写真:Benisei Rinka
地図を見るこちらは、秩父産メープルを使用したジェラートと、キャラメリゼしたクルミ&アーモンドをのせた「ジェラートナッツパンケーキ」。
ジェラートを一口食べたときに広がるメープルの香りが最高!思わずジェラートをほおばりたくなりますが、パンケーキやナッツとの相性も抜群なので、ぜひ一緒に味わって。
写真:Benisei Rinka
地図を見る数量限定の「フレンチトースト」も絶品!こちらも、秩父産の新鮮卵をつかっていてコクがあり、しっとりふわっふわ。
これらの他にも、シンプルな「オリジナルパンケーキ」や「ソーセージエッグパンケーキ」、「イチローズモルトのジェラート」など、秩父を味わえるメニューが並びます。
写真:Benisei Rinka
地図を見るメープルベースでは、カエデの樹液でいれた「樹液紅茶(Hot/Ice)」をいただくことができます。カエデの樹液は、無色透明でサラサラしていて水のようです。ただ、水よりほんの少しだけトロンとした感じで、口に含むと、メープルの香りが鼻に抜けていくのがわかります。そんなカエデの樹液でいれた紅茶は、通常の紅茶よりも苦みや渋みが少なく、ガムシロップをいれていないのにほんのり甘く飲みやすい!
写真:Benisei Rinka
地図を見るメープルベースでは、秩父産メープルシロップを始め、メープルサイダーやメープルソーダ、メープルを使用したお菓子などが販売されており、お土産として人気です。
また、カエデの樹液を使った新商品も注目!上の写真は「樹液ドレッシング」と「メープルソース」。カエデの樹液を使うことで、風味豊かに、まろやかに仕上がっています。
写真:Benisei Rinka
地図を見るメープルベースがあるのは、関越自動車道花園インターチェンジから約1時間、埼玉県秩父市と小鹿野町にまたがる「秩父ミューズパーク」。ミューズパークには、宿泊施設やスポーツ施設を始め、波のプール・流れるプール(夏季)、小学4年生から楽しめる「フォレストアドベンチャー」、大人から子供までモータースポーツを楽しめる「F1リゾート秩父」など、一日じゃ遊びきれないほどの施設がいっぱい!
また、全長約3,000メートルの園内を1日5往復する「スカイトレイン(大人400円、4歳〜中学生200円)」は、ミューズパークの自然を楽しめるだけでなく、広い園内の移動手段としても人気です。
写真:Benisei Rinka
地図を見る細長く伸びるミューズパークでのサイクリングもオススメ!
普通に一人で乗るもの、2人でペダルをこいで前に2人座れるもの、4人でこぐものなど、自転車の種類は様々!タイヤが小さいので、上り坂は少し大変ですが、下り坂はとっても気持ちいい!南口・北口でレンタルできますが、乗り捨てはできないので、必ず時間内に借りた場所へ返却してくださいね。ちなみに、南口から北口へは下り坂が多く、その逆で北口から南口へは上り坂が多くなります。
写真:Benisei Rinka
地図を見る秩父ミューズパークには、キッズ遊具も数か所に設置されています。その中でも特に人気なのが、北口にある「展望すべり台」。この広場には3台の滑り台があり、一番長い滑り台は、長さ53メートル、地上9メートルから滑り降ります。ローラーすべり台なので、衝撃を和らげるため、お尻の下に敷く段ボールなどを持参した方がいいでしょう。
貴重な秩父産メープルシロップは、夏頃にはなくなってしまうこともあるそうなので、確実に秩父産メープルシロップを味わいたい方は、春〜初夏に訪れることをオススメします。
また、2月・3月頃には「カエデの樹液採取を見学できるスペシャルエコツアー」も催行されているので、興味のある方は、公式facebookページをチェックしてくださいね。
※エコツアーの募集は1月頃
秩父ミューズパークはとても広いので、駐車場が14か所あります。「MAPLE BASE(メープルベース)」へは、テニスコートやフットサルコート近くの「P3」に停めると近いですよ。電車をご利用の方は「秩父鉄道秩父駅」もしくは「西武秩父線西武秩父駅」から、秩父ミューズパーク循環バス「ぐるりん号」に乗車し、「スポーツの森」で下車してくださいね。
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(2024/4/19更新)
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