ふだん着姿の落ち着く湯町!静岡・伊東温泉ぶらり散策

ふだん着姿の落ち着く湯町!静岡・伊東温泉ぶらり散策

更新日:2017/05/29 12:31

八岳木 流泉のプロフィール写真 八岳木 流泉 温泉ライター
静岡県にある伊東温泉は、温泉に興味のない人でもその名を聞いたことがあるような、そんな有名な温泉地です。有名温泉と言われると、リゾート風情であったり、高価なイメージがあったりと、少し敷居が高そうな気もしてしまいますが、伊東温泉にその先入観は全くあてはまりません。ぶらりと町を歩いてみれば、ふだん着姿の落ち着きを。ゆっくり散策してゆきながら、伊東の魅力を見つけましょう。

ぶらり歩きは伊東駅から

ぶらり歩きは伊東駅から

写真:八岳木 流泉

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伊東温泉は細い路地等が複数通っているので、「伊東」駅をスタート地点に据えるとわかりやすいです。多くの路地が駅につながっているため、迷ったときに便利というわけですね。

伊東温泉へ車でアクセスする場合は、熱海方面から熱海ビーチライン等を利用するか、東名高速道路「沼津」インターから三島に出て、宇佐美大仁道路を利用。その他、伊豆スカイラインを用いる手段もあります。公共交通機関の場合は、特急踊り子号やJR伊東線で「伊東」駅に着くことができます。

源泉に触れる湯の花通り

源泉に触れる湯の花通り

写真:八岳木 流泉

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伊東駅から少し南下すると、「湯の花通り」にあたります。この通りには、甘味処や衣料品店などが建ち並んでおり、比較的賑わう様相です。観光客はもちろんいますが、日常生活を送る住民の方々も大勢。家庭的な雰囲気が魅力です。

源泉に触れる湯の花通り

写真:八岳木 流泉

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湯の花通り最大のウリは、"お湯かけ七福神めぐり"にあります。商店街の各所に七福神の小さな石像が建立されており、それぞれの足元に伊東の源泉が!七福神めぐりの手順は簡単です。

商店街の各店舗にて、願い紙を購入します。そこに七福神に因んだ願いを記入。布袋様ならば、商売繁盛の祈願ですね。その願い紙を足元の源泉で溶かし、湯を柄杓で像にかけてお願いします。七福全員にお願いすれば、スゴイ良縁起になること間違いなしです。また、毎年7月29日にはお湯かけ七福神まつりが開催され、商店街が一層賑わいます。

共同浴場は伊東の代名詞

共同浴場は伊東の代名詞

写真:八岳木 流泉

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伊東温泉は平安時代に開湯し、日本有数の温泉湧出量を誇る大温泉地です。江戸期には三代将軍徳川家光にも献上されるなど、その湯の質にも定評があります。そんな伊東温泉に旅したならば、共同浴場を忘れてはいけません。子持湯や布袋の湯など、温泉街に10カ所も用意されており、有料で入浴することが可能です。また、それぞれの共同浴場には、七福神があてはめられており、七福神の湯をめぐる旅人も多いです。

なかでも、大黒様の湯として知られる「松原温泉会館」は明るい雰囲気かつ、大きな浴槽を持っているおススメの温泉です。男女別の内湯はタイル張りで少し深め。温度も高いため、のぼせに注意です。

共同浴場は伊東の代名詞

写真:八岳木 流泉

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松原温泉の泉質は単純温泉。無色透明でサラリとして。入りやすさが特徴です。何より玄関先の大黒様がリアルでユニーク。足元には源泉も出ており、自由に触れることができます。午後からの営業ですが、夕方には地元住民が桶を片手に集まります。そんな日常の中に旅してみるのも一興ですね。

道の駅にも温泉アリ

道の駅にも温泉アリ

写真:八岳木 流泉

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伊東温泉から少し離れた場所には、道の駅「伊東マリンタウン」があります。寿司屋やレストラン、広い土産物店には、周年多くの観光客が集まり、常に混雑しています。この道の駅には、塩化物泉の源泉を引く日帰り温泉「シーサイドスパ」も併設。日の出の早朝から夜遅くまで受け付けており、アカスリやエステも完備。伊東温泉散策の仕上げにひとっぷろ!伊東の旅路には多くの選択肢がありますね。

歴史の湯郷は日常に

歴史ある伊東温泉へ向かってみれば、高貴をひけらかすところも無いふだん着姿の温泉でした。商店街では野菜や鮮魚、溢れる源泉に七福神。日常の中に温泉が湧く、そんな楽しい湯郷です。ぶらりと伊東へ旅に出て、細かい路地で楽しさを探す。十人十色の魅力が見つかる、伊東の旅路へ出てみませんか。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2017/03/09 訪問

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