負の遺産・ポーランドの強制収容所「アウシュビッツ・ビルケナウ博物館」を訪ねて

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負の遺産・ポーランドの強制収容所「アウシュビッツ・ビルケナウ博物館」を訪ねて

負の遺産・ポーランドの強制収容所「アウシュビッツ・ビルケナウ博物館」を訪ねて

更新日:2017/05/26 17:55

さと しほのプロフィール写真 さと しほ 旅行会社勤務

ナチスドイツの負の遺産、大量虐殺が行われたポーランドの強制収容所は「アウシュヴィッツ・ビルケナウ ナチスドイツの強制絶滅収容所(1940-1945)」という名称で世界遺産に登録されています。悲劇を繰り返さないよう後世に伝えていこうという願いをこめて、無料で公開されています。

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大量虐殺が行われた強制収容所

大量虐殺が行われた強制収容所

写真:さと しほ

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まるで花畑のような広大な土地。平和な風景に見えるこの場所は、悪名高きナチスドイツが、ユダヤ人の大量虐殺を行ったポーランドの「アウシュビッツ・ビルケナウ博物館」の敷地です。
第二次世界大戦中にナチスドイツによって引き起こされた大量虐殺という事実を隠すことなく後世に伝えるため、アウシュビッツ・ビルケナウ博物館は、入場無料で一般に公開されています。
※ガイド付きで入場する場合は有料です(詳細は後述します)。

大量虐殺が行われた強制収容所

写真:さと しほ

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アウシュビッツ・ビルケナウ博物館は「アウシュビッツ収容所」と「ビルケナウ収容所」という3キロほど離れた2つの収容所から成り立っています。2つの収容所は無料のシャトルバスで結ばれています。往復の移動時間を含めると、見学は4時間ほどかかります。

写真は「ビルケナウ収容所」のものです。アウシュビッツ収容所が手狭になったため、その後、ビルケナウ収容所がつくられました。

絶望へと続く道

絶望へと続く道

写真:さと しほ

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強制収容所へと続く道。
第二次世界大戦中、この鉄道で終点まで運ばれて生きて戻れた人は、ほとんどいません。
すし詰め状態の列車でアウシュビッツに運ばれた人々は、到着後すぐに労働できる者とできない者に振り分けられ、絶望の日々を送ることになったのです。

整然と並ぶバラック

整然と並ぶバラック

写真:さと しほ

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広大な土地に施設が点在していたビルケナウ収容所に対し、アウシュビッツ収容所の敷地はこじんまりとしています。ただし、見学ポイントは、こちらのほうが圧倒的に多いです。

整然と並ぶバラック

写真:さと しほ

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鉄条網に囲まれたアウシュビッツ収容所には、見張り小屋が建てられ監視されていました。現在、収容所の内部が展示室として公開されています。

大量に保存されている人毛など、撮影禁止のものもありますが、ほとんどのものが撮影可能です。ただ、内容が内容なだけに、気軽に撮影する気にはなれないというのが正直なところです。

犠牲者たちの姿

犠牲者たちの姿

写真:さと しほ

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初期にアウシュビッツ収容所に連行された人々は写真を撮られ、名前も記録されていました。戦争が長引くにつれ、収容者が増え記録するフィルムが底をつき、記録をとる余裕がなくなりました。

犠牲者たちの姿

写真:さと しほ

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収容所に連行されたユダヤ人は、所持品だけでなく、金歯や髪の毛ですらも全て利用されました。アウシュビッツ収容所の見学ルートには、大量の人毛も展示されています。刈り取った人毛は、織物の材料に使われました。
アウシュビッツ収容所では、鞄、靴、眼鏡など、没収された品物が大量に山積みされて展示されています。彼らは、身ぐるみ全てはがされた状態で収容されたのです。

ガス室も公開されています

ガス室も公開されています

写真:さと しほ

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戦争映画で収容所のシーンを見たことがある方も多いのではないでしょうか。アウシュビッツ収容所では、ユダヤ人を大量かつ短時間で虐殺するために、ガス室が使用されました。見学ルートにはガス室も含まれています。
ガス室の隣には焼却炉が設置されています。ここでどれだけの死体を焼却したのか、想像するだけで恐ろしくなります。

「アウシュビッツ・ビルケナウ博物館」の見学は4時間近くかかります。重い内容の展示で、歩く距離が長いこともあり、見学中に気分が悪くなる方がいらっしゃいます。見学する際は万全の体調で訪問しましょう。

負の遺産「アウシュビッツ・ビルケナウ博物館」

アウシュビッツ・ビルケナウ博物館、いかがでしたか?
凍てついた冬に訪問すれば、当時の環境の厳しさを実感することもできるでしょうが、広大な収容所内を4時間近く歩きまわるので、暑い夏や寒い冬は避けたほうが無難です。

●見学料:ガイドをつけずに見学する場合は無料、ガイドをつけて見学する場合は有料です。
●予約:必須。ガイドをつけずに見学する場合も事前予約をしてください。入場制限があるので、予約しておかないと入場できない場合があります。
●おすすめ:近郊の町「クラクフ」から発着するオプショナルツアーもあります。日本語ガイドは人数が少ないので、日にちを決めたら早めに予約しましょう。

掲載内容は執筆時点のものです。

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