青森県八戸市は、昔から市が多くたち、現在も毎日どこかで朝市が開かれています。その中でも八戸市内はもちろん日本一の規模を誇ると言われているのが館鼻岸壁朝市で、日の出前からお店が続々と集まり始め、日が昇る頃にはもう人もお店も大混雑。人気店ともなれば、お店がまだたつ前から大行列なんです。
朝市は、日の出から9時くらいまで開かれていますが、売るものがなくなれば終了。お目当てのものをゲットするためには、日の出とともに朝市に出向きましょう!
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る魚介類、干物、野菜のほか、コーヒーショップや世界各国料理、釣り道具、骨董品、なんとミシンまでなんでもござれの朝市で役立つのが「館鼻岸壁朝市マップ」です。道路沿いに伸びる朝市ストリートのちょうど真ん中に事務所があり、1枚100円で販売しています。朝市に行く前に予習したいという人はWEB八戸朝市通販で購入も可能(メモ欄参照)。
マップには、お店情報のほか、写真つきでオススメグルメやお土産情報が細かく記載されているので、持っていて損はありません。マップにも一押しグルメ情報が赤字で記載されていますが、今回は筆者オススメのお土産、グルメ情報を厳選して紹介します。
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る館鼻岸壁朝市の一番の人気店は、朝市の一番はじにある「大村しいたけ農園」です。新鮮なしいたけが1袋で300円という激安価格な上、店主の大村さんが肉厚のしいたけをこれでもか!と袋に詰め込みまくってくれるのが人気の理由。
6時前後には販売終了となるので、5時半前には並びましょう。まとめ買いはできず、一人一袋のみ、おつりがないように小銭を用意し、順番がきたら300円を渡し、白いビニール袋をもらって、大村さんが入れやすいように袋を広げて待ちます。
「今日は、小ぶりだからもうちょっとおまけだ!」「え?関西からきたの?じゃこれも入れちゃおうか!」と会話を楽しみながらどんどん入れてくれますよ。あっという間に売り切れてしまうのも納得の豪快販売です。
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る「一山製麺」はなんと蓋が閉まるまで詰め放題で1パック350円。焼きそばや焼うどんをパックにどんどんいれ、こぼれるほど入れても、輪ゴムでとめて蓋がしまればOK!もちもちした麺にあっさりとしたソース味が病み付きの焼きそばです。
その横では、天ぷら詰め放題も。大きく輪切りされたかぼちゃやさつまいも、いかげそや白身魚の天ぷらも、一つ一つが大きく食べごたえ抜群です。
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る港町の朝市らしく新鮮な魚介類もずらりと並びます。ほっけや鮭、アジ、サバなどの加工食品はどれも1パック300円。4種類買うと1000円とさらに激安に。
要冷蔵なので朝市からそのまま帰る人限定です。
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る館鼻岸壁朝市は朝ごはんの種類も豊富。一番人気の「十和田焼き小龍包」は、いつも行列をなし、香ばしい肉汁の香りがあたりを包みます。
皮には、十和田産の米粉を使用し、肉餡には、肉のきめが細かい青森シャモロックやガーリックポークをブレンドした小龍包は、じっくり煮詰めたコラーゲンスープがじゅわ〜っとあふれ出てくる、一度は食べてみたい病みつき焼き小龍包です。
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る三陸といったらウニでしょう!焼き立てほやほやの焼きウニは、肉厚で甘味たっぷりのうえ、1つ500円と激安!焼いてから時間が経過していると割引してくれますよ。
ウニでもう一つオススメなのが、パック詰め炊き込みご飯を豊富に販売している「金メダル」のウニごはん。ウニのうまみが凝縮された炊き込みご飯は香りも甘味も絶品!
朝ごはんにはぜひともウニごはんを食べてみてください。
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る「金メダル」の向かい側にある「なべ屋」は馬鍋、すいとん、青森の郷土料理、せんべい汁を大鍋で作っています。一押しは、野菜やキノコでダシをとったあっさりスープが自慢のせんべい汁。
小麦粉と塩で作った鍋用のせんべいは、汁に浸すとお麩ともやわらかい餅ともいえる不思議食感が病みつき!濃厚なうにごはんとの相性抜群です!
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見るまるで本物の幼虫のようなリアリティーあふれるようちゅうぐみは「赤いテントのコーヒー店」で販売されています。食べるのを躊躇したくなる見た目なうえ、食べるとグミ独特のぐにゅぐにゅっとした食感がまるで幼虫のよう。さらに中からブルーベリージャムがとろ〜りとたれ、わかってはいるものの本物を食べているような気がしてならないグミです。
紹介したカブトムシのようちゅうグミは白色でまだかわいらしいですが、アサギマダラはおどろおどろしい斑点模様で、アゲハミドリはなまめかしい足がリアルに再現され、気持ち悪さ満載(笑)。キモイけどおいしいようちゅうグミ、お土産に一ついかが?
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る行列ができるたい焼きや「ふくちゃん」も外せません。外はカリッ、中は蒸しケーキのようなふわふわ食感の生地の中に、甘さ控えめのあんこがたっぷり入ったたい焼きは食べごたえ十分!焼き立てはほくほく、冷めた後に食べるともっちりとどちらもおいしいたい焼きは、手土産にぴったり。
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る八戸市民に愛されているパンや「カスタード」も出店しています。30年前から同じ製法で作り続けているオニオンパンとカレーパンが絶品!カレーパンはほどよくスパイシーでサクサク、オニオンパンはオニオンの甘味ともちもちの食感がたまりません。
オニオンパンはスライスされてないので、そのまま食べ歩きはできませんが、自宅で軽くトーストすると甘味が増しておいしいですよ。
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る駐車場は約500台あり、余裕で駐車できるかと思いきや、さすが数万人が訪れる朝市。6時すぎにはもういっぱいになり、駐車の空きを探す車をよく見かけます。朝市会場の出入り口付近、道路沿いとあるので空いている場所を見つけたら、もっと会場に近いところをと欲張らず、さっさと駐車しましょう。
日が昇ってからゆっくり行きたいという人は日曜朝市循環バスのいさば号が便利です。片道100円で八戸市の中心街から朝市まで運行しています。詳しくはメモ欄にて。
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る最後にグルメや買い物以外のお楽しみを紹介。朝市には大きい背負いかごを持った「いさばのかっちゃ(魚を商うお母さん)」をよくみかけます。みんな気さくで、話かけるといろいろ教えてくれます。お店に並んでいる魚のこと、八戸のこといろいろ聞いて、地元のかっちゃたちとの会話を楽しんでみてください。
ちなみに、このトレードマークの背負いかご。昔、嫁入りするときに必ず持たせられたのだそう。数十年たっても使い続けられているのは、丈夫なカラタケで編んでいるからなんです。また、連尺と呼ばれるショルダーストラップは、自分好みの色で編んでいるのでカラフルでとってもかわいい!軽くて通気性のよいかっちゃたちのエコバック!何が入っているんだろう?と気になる人はぜひ、かっちゃたちに話かけてみて!
新鮮な魚介類からB級グルメ、これ何に使うの?という不思議なものまで何でも揃う八戸館鼻岸壁朝市。
青森での日曜の朝は、早起きして朝市で思いっきり買い物と食事を楽しんじゃいましょう!
※朝市の正式名称は、舘鼻岸壁朝市。「舘」「館」はどちらも「だて」と読みます。記事には、一般に広く流通している館鼻岸壁朝市を使用。
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(2024/3/29更新)
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