ひらパーと言えば、おもしろい遊園地!なのですが、実は花が美しい遊園地としても有名。そんなひらパーの初夏を彩る恒例の『ローズフェスティバル』が開催中!園内の一画に整備された『ローズガーデン』に美しいバラが咲き乱れるイベントが、4月29日から6月4日まで開催されています。
写真:けいたろう
地図を見るひらパーと花の関連は何と言っても、人形に菊の装飾を施した菊人形。大正時代にスタートしたイベントの菊人形展は、ひらパー開業の起源にもなっています。2005年まで続いた、ひらかた大菊人形展の印象は強く、今でも「ひらパーと言えば菊」というイメージを持つ関西人も多く、花と結びつきの強い遊園地となっています。
秋の花である菊を園の花として、イメージの定着に成功したひらパーは、春にも新たな風物詩をつくるため、現存するローズガーデンの前身となる、大バラ園を1955年に完成させました。
この大バラ園造園の中心となったのが、世界各地から多くの品種のバラと関連書物を日本に持ち込み、『バラの神様』とも言われている岡本勘治郎氏。
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地図を見るまだバラを観賞する習慣のない終戦後の日本に誕生した、大バラ園は当時、東洋一の規模。日本にバラ観賞文化をもたらすきっかけとなりました。
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地図を見るバラの神様、岡本勘治郎氏の手によって造園された大バラ園は、現在はローズガーデンと名を変え、ひらかたパークと京阪園芸という京阪電鉄の関連会社が管理。約600品種、4000株のバラが咲き乱れます。
600にも及ぶ品種の中には珍しい品種も豊富。さらには岡本勘治郎氏や京阪園芸の手によって作出された、ひらパー生まれの品種のバラも多く存在します。その代表となるのが『ブラックティ』。深い紅茶色の花はシックで上品な印象。
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地図を見るシックなブラックティのすぐ近くには、真っ赤な花の色が鮮やかな『円山』。こちらのバラも京阪園芸作出の品種で、岡本勘治郎氏が住んでいた京都東山の円山公園が由来となっています。他にも京極、嵯峨野、洛北、嵐山など京都にちなんだ名前の品種がたくさんあり、これらの品種はいずれも京阪園芸作出の品種となっています。
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地図を見るまた上の写真のような緑色の花が珍しい『グリーンローズ』や、とても香りの強い『パパメイアン』など、さまざまな品種を一度に楽しめます。
さらにひらパーのローズガーデン内には、世界バラ会連合が3年に一度「世界バラ会議」を開催し、毎回1〜2品種のみ選出する、栄誉ある『殿堂入りのバラ』の全品種が集められていて、一度に観賞することができます。
さきほど紹介した、香りの強いパパメイアン以外にも、ひらパーにはさまざまな香りの強いバラが栽培されていています。バラの香りには、一日の中でも強弱の変化があり、花の形も美しく、もっとも香りが強いのは朝方。
そこでひらパーでは、ローズフェスティバルの期間中に『ローズガーデン早朝散策デー』を開催しました。遊園地のオープン時間としては異例となる朝7時に申込者限定で一旦開園。9時30分までローズガーデンを散策可能となるイベントで、バラの香りや形をゆっくり楽しめると好評でした。
写真:けいたろう
地図を見るまた期間中、バラの専門家であるローズマイスターや、ガーデナーによるガイドツアーを開催します。バラに関するエピソードや、普段はなかなか聞けない貴重なバラの知識を学ぶことができます。詳しい日程などは下記の関連MEMOをご確認ください。写真は「バラの香り」フレグランスツアーを担当する、ローズガーデナーの宮崎 絵美子さん。
写真:けいたろう
地図を見るローズフェスティバル期間中のひらパーはバラ仕様。エントランスコーナーからローズガーデンまでは、いろんな場所にバラが咲きメルヘンチック。
一部アトラクションにも、バラによる装飾が施されています。汽車がガーデン内の一部を走るアトラクション「ノームトレイン」は「ローズトレイン」に変身。バラでデコられた汽車でバラの庭を走れば、まるでおとぎ話の世界。
写真:けいたろう
地図を見るまたローズガーデン内には、バラのアーチをくぐった先に愛のキューピッドがいる『愛の神殿』、つるバラが美しく咲く「レンガ造りのアーチ」、「バラのアーチ」、「つるバラのハート」などフォトスポットがいっぱい。風が吹けば、バラの花びらがいっせいに舞い上がり、花吹雪がゴージャスな美しい世界に包まれます。
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地図を見るひらパーでは、ローズフェスティバル期間中に、謎解きクイズラリーの『シークレット ローズガーデン』を開催。ローズガーデン内のバラの品種やバラの知識に関したヒントを読みながら、隠されたキーワードを見つけるゲームで、クリア特典をゲットするゲームですが、難易度は本気度MAX(笑)
ローズガーデン内をくまなく観察してヒントを探してクリアを目指しましょう。見事に隠されたキーワードを見つけたら、ノームショップでクリア特典を受け取れます。ゴールまでの道のりは大変でも、クリアの際には達成感とバラに関する知識いっぱいで、バラ博士になれるハズです!
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地図を見るローズフェスティバル開催中のひらパーのローズガーデンで、バラを堪能した後のオススメのスポットが、ひらパーの花の管理も行っている京阪園芸。
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地図を見る京阪園芸では、花の管理以外にも、花の苗や園芸資材の販売も行っています。ローズフェスティバル開催中は、京阪園芸の店先もバラでいっぱい。ひらパーで見て、欲しいと思った品種があれば相談してみてはいかがでしょう?手入れの仕方なども指導していただけます。
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地図を見るまた敷地内の『ガーデーナーズカフェ』では、今しか食べられない『ローズソフト』、『ローズパフェ』といったバラのオリジナルスイーツが登場。バラを眺められるテラス席で食べられます。ひらパーのすぐ西側にあるので、駅までまっすぐ帰るのではなく、ちょっと立ち寄ってみてはいかがでしょう?
いかがだったでしょう?ひらパーのローズフェスティバル。アトラクションで遊んだり、ストレス発散するイメージのある遊園地で、心ゆくまでバラが堪能できちゃいます。
小さなお子様から、パパママ、さらにはその上のシニア世代まで、幅広く楽しめる遊園地で一日中遊び尽くしましょう!
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(2024/3/28更新)
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