台北・迪化街「ニー好我好(ニーハオウォーハオ)」は“台湾のいいもの”がザックザク

台北・迪化街「ニー好我好(ニーハオウォーハオ)」は“台湾のいいもの”がザックザク

更新日:2018/06/21 13:32

泉 グルンのプロフィール写真 泉 グルン フリーランスライター
レトロな建物がならぶ台北の迪化街。その一角にある「ニー(にんべんに尓)好我好」は、人気本『台湾の「いいもの」を持ち帰る』の著者・青木由香さん経営のセレクトショップです。在住者だからこそわかるメイドイン台湾の本当に「いいもの」が台湾各地から集められています。2018年4月末に2号店もオープンし、品ぞろえもますます充実!センスのいいステキなお土産がみつかりますよ。

雑貨から洋服、食品まで、台湾を知り尽くす名物オーナーが選び抜いた逸品ばかり!

雑貨から洋服、食品まで、台湾を知り尽くす名物オーナーが選び抜いた逸品ばかり!

写真:泉 グルン

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店内には商品が整然と並んでいて、とても見やすい雰囲気。おもわず手に取りたくなるようなカワイイ雑貨から、洋服、靴、食品まで幅広いジャンルのものがあります。よく見ると、日本のこけしやノートも!? ノートに描かれているイラストは、ハンディキャップを持つ日本人アーティストたちによるもの。思わず目が奪われるほどポップで個性的です。

実はこちらのお店のコンセプトは「台湾と日本の良いもの、良い人を紹介する店」。日台両方の人が互いに興味を持てる、そんなきっかけ作りができるようなステキなお店です。

雑貨から洋服、食品まで、台湾を知り尽くす名物オーナーが選び抜いた逸品ばかり!

写真:泉 グルン

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2018年4月、従来のお店のすぐ隣に2号店がオープンしました。こちらでは鳥籠やランプなども扱っていて、インテリア好きにはたまりません。もともとイベントスペースとして借りたとのことで、2号店の店内はすっきりとシンプルながら、ヴィンテージ家具など上質なアイテムが目につきます。

雑貨から洋服、食品まで、台湾を知り尽くす名物オーナーが選び抜いた逸品ばかり!

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オーナーの青木由香さんは、台湾在住16年。独自の視点から台湾を紹介した著作を何冊も出版していて、そのユニークな表現力から性別を問わずたくさんのファンがいます。また、台湾を紹介する日本のラジオ番組のパーソナリティをつとめていたこともあり、まさに日台を繋ぐカリスマ的存在。

そんな台湾を知り尽くした青木さんが実際に使って「いい!」と思ったものだけが集められているので、デザインも品質もお墨付き。安心して買い物が楽しめます。

レトロなデザインに癒されるスグレモノな台湾良品たち

レトロなデザインに癒されるスグレモノな台湾良品たち

写真:泉 グルン

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1号店では、おなじみのロングセラーのアイテムも多く目にします。とくに台湾好きの日本人女性に絶大な人気を誇っているのが、この大同の電気鍋です。コンビニの茶葉蛋(煮玉子)や食堂で肉の煮込みなどに使われているので、台湾に行くと一度は目にしますね。このレトロな電気鍋のルーツは日本にありますが、台湾では1960年代に発売されて以来、現在でも一家に一台はあるといわれるほど愛されている超ロングセラー家電なんです。

台湾では炊飯器としてではなく、おもに蒸し料理や煮込み料理に使われています。水と材料を入れてスイッチを入れて出かければ、帰るころには保温状態で味が素材に染み込んでおいしく仕上がっているというスグレモノ。こちらでは限定販売の特色も扱っています。

レトロなデザインに癒されるスグレモノな台湾良品たち

写真:泉 グルン

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お店のオリジナル商品がこちら。台湾ビール用につくられたガラスのコップです。店名のロゴと、台湾固有種の黒熊やパンダのかわいいイラストが描かれています。

日本のビールグラスと比べると小ぶりですが、小ぶりなぶん日本に持って帰りやすいですね。ペンシル立てやカトラリーを立てたりしても、ゆるカワなインテリアになりそう。

ほかにも、台湾のアンティークなコップやグラスなども販売されています。

レトロなデザインに癒されるスグレモノな台湾良品たち

写真:泉 グルン

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女性だったら思わず手に取りたくなってしまうのが、このカラフルなプラかご。外見だけでなく内側の中布までキュート!台湾人デザイナーがプロデュースし、かごは海外で編まれ、布は台湾でつけられています。ワンマイルバッグとして重宝しそうな小ぶりのサイズもあります。

お土産の新定番になりそうなイチオシのアイテムたち

お土産の新定番になりそうなイチオシのアイテムたち

写真:泉 グルン

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お土産に一番人気なのがこの「花生酥」。ピーナッツと麦芽糖で作られた台湾のお菓子ですが、まさにあとを引くようなおいしさ!ピーナッツの名産地である離島の澎湖島で作られていて、サクッとした軽い食感とピーナッツの風味がなんともいえません。甘さも控えめなので、いくつでも食べられそう。ダイエット中の人は避けたほうがよさそうです(笑)

プレゼントや自宅用にはもちろん、職場などで数個づつ配るバラまき土産にもぴったり。とくに「台湾のお土産はいつもパイナップルケーキなので、そろそろ別なものを」と考えている台湾リピーターならマストBUYですよ。

お土産の新定番になりそうなイチオシのアイテムたち

写真:泉 グルン

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ちょっと変わったお土産に、台湾らしいレトロな紙本はいかが?本といっても読む本ではありません。アートな作風で知られる台北の「324版画工作室」が作った包装紙の余り紙を束にしたもので、アール・デコ風な美しいデザインがステキです。売り切れ次第終了の限定品です。

また、その隣にある猫が描かれたラベルのビールは、台北の創作料理レストラン「屋頂上的猫」オリジナルのクラフトビールです。なんと1年以上前でないと予約が取れないほどの人気店。ドラゴンフルーツやハニーなど数種類のテイストがあります。同レストラン以外で販売されているのはこちらを含めて2カ所のみという貴重なビール。キンキンに冷えたものもあるので、暑い日はショッピングがてら喉をうるおすのもオススメ!

お土産の新定番になりそうなイチオシのアイテムたち

写真:泉 グルン

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軽くて実用的なお土産としておすすめなのが手ぬぐいです。オリジナルデザインの手ぬぐいが何種類かありますが、中でも人気なのが迪化街を含めた大稲埕エリアの見どころをイラストにしたもの。ライムグリーンとオレンジの鮮やかな図柄は壁に飾ればインテリアに、スカーフがわりに使えば差し色になって印象的。お店のロゴも入っています。

その着心地はヤミツキ!しかも想像以上におしゃれな自然素材の服

その着心地はヤミツキ!しかも想像以上におしゃれな自然素材の服

写真:泉 グルン

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さまざまな台湾の「いいもの」を集めた商品の中でも、とくに注目したいのが服飾デザイナー・鄭惠中さんの服。綿と麻を使って織り上げた布を、染液を無駄にしないように「染料が悲鳴をあげるまで搾り取るように」染めているため、同じ色でも微妙に風合いが異なって、まるで一点もののよう。

しかも肌なじみがよく、一度身につけたら手放せなくなるほどの着心地の良さ。それはまるで親切で居心地のいい台湾そのもの。

その着心地はヤミツキ!しかも想像以上におしゃれな自然素材の服

写真:泉 グルン

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鄭惠中さんの服はどれもシンプルなデザインで、男性でも女性でも着られるユニセックスな仕様になっています。一見すると似たようなデザインでも、着てみるとシルエットが異なることがわかるので、ぜひ気軽に試着させてもらいましょう。

どれも流行に左右されない飽きのこないデザインで、あらゆる年齢層の人が着こなせるエイジレスな鄭さんの服。しかも想像以上の着心地で、一度着たら脱ぎたくなくなってしまうほど。食べ物だけでなく、服にもヤミツキになってしまうことがあるんですね。

立地は、迪化街の恋愛の神様のいるお廟から徒歩約10分!

立地は、迪化街の恋愛の神様のいるお廟から徒歩約10分!

写真:泉 グルン

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「ニー好我好」は、迪化街と交わる涼州街にあります。涼州街は、恋愛の神様として知られる台北霞海城隍廟から北に向かって歩いて行くと4本目の通りにあたります。お店は台北霞海城隍廟から徒歩で約10分ほど。MRT大橋頭駅1番出口からは徒歩約7分です。

周囲は、昔ながらのカゴ製品を売るお店やおしゃれなカフェ、雑貨ショップなどが点在していて、台北っ子たちからも注目されているエリア。ただ見ているだけでも楽しいので、ぜひ迪化街散策とあわせて訪れてみてください。

「ニー好我好」の店員さんは日本語が堪能なので、商品の質問をすれば親切に教えてくれますよ。一見、何気ないアイテムでも「いいもの」ならではの理由があって納得します。ここで買ったお土産を人にあげれば、きっと台湾通に思われるかもしれませんね。

「ニー好我好」の基本情報

住所:台北市大同區涼州街45號
営業時間:10:00〜18:00
定休日:旧正月
アクセス:MRT大橋頭駅1番出口から徒歩約7分

2018年6月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2018/05/02 訪問

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