お湯も景色もあっぱれ!北海道・ニセコ五色温泉「五色温泉旅館」

お湯も景色もあっぱれ!北海道・ニセコ五色温泉「五色温泉旅館」

更新日:2013/12/16 18:22

温泉ソムリエぐっちのプロフィール写真 温泉ソムリエぐっち 源泉かけ流し温泉伝道師、温泉ライター
スキーで有名な北海道のニセコは、実はとっても素晴らしい温泉の宝庫。その中でも温泉通をもうならせる温泉がこちら「五色温泉旅館」です。

ニセコの最奥部の標高の高い場所にあり、まわりは見渡す限りの白樺の原生林で大自然のど真ん中にあります。
イワオヌプリ山麓から湧き出す酸性硫黄泉は柔らかく、東の横綱と言われる草津温泉を彷彿させる程の極湯。
また秋なら紅葉を眺めながらの湯浴みが味わえますよ。

大自然の中の「五色温泉旅館」

大自然の中の「五色温泉旅館」

写真:温泉ソムリエぐっち

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当方大阪在住ゆえ、以前はニセコって遠いなぁ〜と思い、なかなか足を運べなかったのですが、最近ではLCC(格安航空会社)のおかげで驚くほど安く北海道の温泉を気軽に楽しみに行くことが出来るようになりました。
その中でも特筆すべき魅力を感じたのが、今回ご紹介する「五色温泉旅館」です。

千歳空港からレンタカーで走ること約2時間でニセコへ。
その間、北海道の雄大な景色を眺めながら運転していると、あっという間に到着してしまいます。

写真は本館になり、とても味がある佇まいですが、今回の宿泊はあえて別館に。そして、別館を予約することをオススメします。その理由とは‥この後詳しく紹介します!

まずは本館の大浴場の露天風呂へ

まずは本館の大浴場の露天風呂へ

写真:温泉ソムリエぐっち

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この本館の露天風呂、色々な雑誌等で紹介されている名物露天風呂です!
源泉はイワオヌプリ山麓が泉源とのこと。

お湯は少し青味を帯び、白い湯の華が舞っています。
舐めるとレモンのような酸味がします。酸性泉ならではですね。
酸性泉はピリピリすると良く聞きますが、私は全くしません。
さらに湯触りは柔らかく、酸性泉特有のヌルっと感があります。
また、もちろん内湯もありますので、両方お楽しみ下さいませ。

※「泉源」とは温泉が湧き出している場所のこと
 「源泉」とは、湧き出たお湯(温泉)のこと

本館のもうひとつの浴室「からまつの湯」

本館のもうひとつの浴室「からまつの湯」

写真:温泉ソムリエぐっち

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本館の奥にある「からまつの湯」
増築されたようで、いわゆる新館にあたる場所にあります。
大浴場に比べるとこじんまりとしていますが、内湯も露天風呂もあります。

お湯自体は大浴場と同じですが、こちらの内湯は青味がかった白い濁り湯!
濁り湯好きにはたまらないですよね。

また、露天風呂は、すぐ目の前に白樺の林が広がり絶景!
湯の注ぐ音、そよぐ風に時折ひらひらと舞い降りる木の葉。
静かな至福の時間を楽しめます。

泊まったのはこちらの別館!

泊まったのはこちらの別館!

写真:温泉ソムリエぐっち

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写真は本館から撮影。白い建物が別館になります。
本館からは少し離れた場所になります。

手前の池は、なんと温泉。ここから湧き出しています。正式には「花畑泉源」と言います。
そして、別館にも浴室(内湯も露天風呂も)があり、こちらはこの「花畑泉源」を使用しています。
なので、本館のお湯とは異なる温泉になります!

そして別館はかなり新しいためか、とても清潔。簡素な造りで大変リーズナブルでしたが、私にとっては必要十分です。
また、さらに今回の別館の宿泊客は私たちだけ!
有難いことに別館を貸切状態で利用させて頂きました。

さらに新鮮?!別館の湯

さらに新鮮?!別館の湯

写真:温泉ソムリエぐっち

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先述しましたように別館の湯は「花畑泉源」より引いていますので本館と源泉が異なります。
(但し、泉質的にはほぼ同じで、泉質名も同じです。)
また、泉源から浴槽までの距離が短い・・・そう、だから湯が超新鮮なんです!

温泉は空気に触れる時間が長い程変化、劣化、酸化してしまいます。
その一例が濁り湯です。
実はモール泉と言われる泉質以外の温泉は、湧きだした瞬間は全て無色透明なんですね。
そこから空気に触れたりすることで、徐々に色付いたりします。

ということで、こちらの別館のお湯は透明!
少し青味がかっているようにも緑がかっているようにも見えますが、濁りは無し!
超極湯です。

なので、総合的に見ますと別館での宿泊はとってもオススメです。

※但し、別館の温泉に立ち寄り湯されたい場合は要確認です。

一般の方から温泉通の方まで、全ての方にオススメの温泉!

結論から申しますと「五色温泉旅館」は最高の温泉宿です!
立ち寄り湯も可能ですが、是非泊まって温泉三昧を味わって頂きたいですね。

ニセコはスキーのメッカとして全国的に、いや世界的に知られていますが、私にとっては極温泉地。
また、ニセコには他にも様々な泉質や風情の温泉が沢山ありますので、五色温泉旅館はもちろんのことながら、他の温泉も巡られ、温泉も自然も、そして食も満喫して頂きたいなと思います。

今回は素泊まりにして、ニセコの方々と町の居酒屋で夕食を頂いたのですが、どれもこれもびっくりするほど美味しく、まさに北海道万歳!って感じですよ。

お湯に拘る私にとっては何度も通いたい温泉地の一つです。
皆様も是非、訪れて頂きたいオススメの温泉です。

【施設名】五色温泉旅館
【住所】〒048-1511 北海道虻田郡ニセコ町字510
【電話】0136-58-2707
【立ち寄り湯料金】600円(小人400円)
【立ち寄り湯時間】8:30〜20:00)
【泉質】酸性・含硫黄-マグネシウム・ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉
【湯の使い方】源泉かけ流し(加温 ?・加水 ?・消毒無し)
【pH】2.6 と 2.4(どちらも酸性)
【泉温】76.1℃ と 55.4℃

掲載内容は執筆時点のものです。 2013/10/22−2013/10/23 訪問

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