「正覚寺」へは、港北ニュータウン内の区画整備された道路からアクセスすることになります。周りは閑静な住宅街で、こんなところに寺院があるの?と思ってしまうような場所ですが、ご心配なく!
住宅街ながらも緑の多い領域に入ると、突如山門が現れます。これこそが「正覚寺」の入山口!恐る恐る中を覗いてみると竹林が多く茂る参道が見えます。最初は紫陽花が1本も見えないため、本当にここなのかと不安な気持ちになろうかと思いますが、紫陽花や菖蒲は境内の最深部に植えられていますので、まずは手前の参道をゆっくりと歩いていきましょう。
写真:木村 優光
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地図を見るなお、山門をくぐってすぐの右手にはお地蔵様が並んでいます。竹林の中の参道ですので、薄暗くかなり良い雰囲気があります。晴天時でも陽の光が届かないため、お地蔵様を撮る場合はローシャッタースピードか感度を上げて、カメラをしっかり持って構えるようにしましょう。
お地蔵様の右手は「正覚寺」の駐車場で、車訪問の場合はここに駐車することになります。一般道からの入り口は山門横にありますので、そちらから進入するようにしましょう。停めることができる台数は10台ほどですので、できれば公共の交通機関で訪問しましょう。
写真:木村 優光
地図を見る参道をさらに進むと水辺エリアが登場します。池などの水辺は、和庭園には欠かすことができないパーツ!紫陽花と菖蒲情報を下調べして訪問した方にとって、和庭園の象徴でもある水辺風景を見ることができるのですからラッキーですよ!
水辺エリアは広大な池ではありませんが、それでも水面にはスイレンがびっしりと浮かび、紫陽花の咲く季節にも関わらず所々で開花しています。もともと水連は7月に咲く花ですので、こちらも同時に見ることができればラッキー!
写真:木村 優光
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地図を見る池の西側には本堂がありますので、まずはお参りしましょう。しかしここが港北ニュータウンのど真ん中であるにも関わらず、それを全くもってそれを連想させない境内の雰囲気に、“和の力”を感じずにはいられません。歴史あるものは、現代の雰囲気を丸呑みにしてしまうほど凄いということなのでしょう。
写真:木村 優光
地図を見る本堂で参拝を終え、来た参道へ戻り、境内のさらなる奥地へ足を踏み入れてみましょう。すると、本堂のお隣に位置する納骨堂の前には湿地があり、様々な色で咲き乱れる菖蒲の群生に視線を奪われてしまいます。
紫、うす紫、白と、湿地で咲き乱れる菖蒲の数々!素晴らしいとしか言いようがありません!納骨堂の建物を暈しながらアヤメの群生を1枚に収めると、いかにも日本らしい写真が出来上がりますよ。その他、様々なアングルでこれらの菖蒲を狙うことができますので、好きなポジションを見つけてみるのも楽しい実のうちの一つです。
湿地の様子を別の角度で見ると、鐘楼をメインとして1枚に収めることも可能!この場合は、斜面に咲き乱れる紫陽花も同時に入れることができるため、さらに素晴らしい1枚に仕上がります。
鐘楼が少し高い位置にあることも功を奏して、縦構図で収めると締りのある1枚に仕上がります。もちろん下の写真のように横構図でもOK!しかしこれだけ素晴らしい光景がニュータウンのど真ん中に存在すると考えると、住宅街の中にある寺院だからと言って侮ってはいけませんね。
写真:木村 優光
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地図を見る境内の東側は緑の多い丘陵エリアとなっていて、参道から丘陵エリアにアクセスできる回廊入口が設けられています。この丘陵部にもたくさんの紫陽花が植えられているため、梅雨時は満開で咲き乱れる紫陽花を楽しむことができます。
回廊途中の階段も紫陽花の枝や花により人様が一人通るので精いっぱい!目の前に咲く紫陽花の花を折らぬように避けて前へ進んでも、何度も何度も紫陽花の花に囲まれるかのように圧倒されます。ある意味、夢心地です。
回廊にて丘陵部の最上部までアクセスすると、境内を見下ろすことができるポイントがあります。今まで登ってきた斜面に咲き乱れる紫陽花とその向こうに見える境内!まさに“横浜のあじさい寺”の呼び名にふさわしい、素晴らしい光景が広がっています。
写真:木村 優光
地図を見る「正覚寺」の立地は港北ニュータウンのど真ん中ですが、ブルーラインやグリーンラインのセンター南駅からもアクセスが良く、徒歩でアクセスが可能!ショッピングの後に寺院への訪問、なかなか想像がつきにくいかもしれませんが、意外なところにある寺院ですので、面白い行程が組めてしまうものです。
県外の方はセンター南というとなかなか聞きなれない駅名ですので、どこにあるか分からないでしょうが、実は非常にアクセスがしやすく便利!東急東横線日吉駅、東急田園都市線あざみ野駅、東海道新幹線新横浜駅、JR横浜線中山駅から1本で行けてしまうのです。アクセスが良い「正覚寺」、梅雨の時期の穴場スポットですよ!
なお紫陽花の例年の見ごろは、6月中旬〜7月上旬。
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(2024/4/24更新)
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