グアムのしっぽを捕まえにいこう!「グアム島」知られざる冒険スポットベスト3!

グアムのしっぽを捕まえにいこう!「グアム島」知られざる冒険スポットベスト3!

更新日:2017/05/11 17:05

Nami Kitaのプロフィール写真 Nami Kita 元旅行会社勤務、温泉ソムリエ、子連れトラベラー
多くの観光スポットから最新のグルメまで沢山の魅力を持つグアム。東京からのアクセスもよく、リピート率の高いリゾートですが、たまには少し気分を変え、喧噪から離れた島本来の自然な魅力を味わいたい!という人も多いのではないでしょうか。

ここでは中心地から少し離れ、ワイルドなグアムの魅力を堪能できる、お勧めドライビング&ハイキングスポットを紹介致します。

ジャングルに取り残された史跡「ピティガンズ」

ジャングルに取り残された史跡「ピティガンズ」

写真:Nami Kita

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グアムの中心であるタモン・タムニン地区から西にむけて出発すること約30分でたどり着くのがピティ地区。ここに、ガイドブックなどにはあまり載っていない隠れた名所があります。

太平洋戦争時代に日本軍が残した史跡。戦後になって発見されたため壊されることもなく、人もあまり訪れなかったことから状態の良いままの大砲にお目にかかることができるのです。

大通りから一本路地を入った辺りで白地に青い十字架の描かれたかわいい教会を見つけたら、こちらの裏手にある階段を登り進むこと5分から10分で、まず1番はじめの大砲が頭上に見えてきます。

大通りに面しておらず、観光客もあまり訪れないことからジャングルに迷い込んでしまったような非日常感を楽しむことができますよ!近くには広い芝生の公園もありますので、ドライブに飽きてしまったお子さんたちの息抜きの場にも。

ジャングルに取り残された史跡「ピティガンズ」

写真:Nami Kita

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ジャングルの中に取り残された戦争の史跡。日本人であれば歴史を学ぶ上でも是非一度見ておきたいところですね。

全部で3基ある中の1基はすでに倒壊してしまっていますが、朽ちることなく残っている大砲。草をかぶせて隠してあったため、戦後まで見つかることなく残っていたといいます。このような史跡で保存状態もよく、実際に触れることができるのはかなり珍しいといえるでしょう。

海岸防御砲として作られたこれらの大砲は実際に使用されることはなく、サイレントガンズ(沈黙の砲)と呼ばれこのジャングルに残されたままになっているそうです。

ジャングルに取り残された史跡「ピティガンズ」

写真:Nami Kita

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道なりに進むと全部で3基の大砲に、迷うことなくたどり着くことができるでしょう。幼稚園生くらいの子供であれば自力でハイクも可能なレベルです。珍しいトカゲや蝶々などといった日本ではお目にかかることのできない動植物を見ることができ、思い出に残ること間違いなしです。

とはいえ、うっそうと木の生い茂るジャングルでは足場の悪いところもあり、途中マンゴーのような木の実が降ってくることもあるので十分注意をしながらハイキングを楽しみましょう。観光客はあまりおらず、秘境にきた気分を味わえます。

サンダルよりはスニーカー、そして虫よけがあると安心です。

天然プールで思い切り泳ごう!趣のある「イナラハン」

天然プールで思い切り泳ごう!趣のある「イナラハン」

写真:Nami Kita

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グアム南部といったら一番に思いつく人も多いのでは!?「イナラハン天然プール」はタモン・タムニン地区から車で約50分でたどり着くことのできる人気のスポットです。とはいえ、中心部から離れているため観光客は少なく運がよければ貸し切り気分を味わえることも!!

火山活動や海水の浸食で外海からせき止められた天然のプール。一歩先は波が高くとても泳げるような環境ではありませんが、岩に囲まれたプールの中では安心して小さな子供でもスイミングを楽しむことが出来ます。

周りにはホテルや観光スポットもないので、ゆったりとした時間を過ごしたい人にお勧めです。

天然プールで思い切り泳ごう!趣のある「イナラハン」

写真:Nami Kita

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岩などによってせき止められた水といったイメージから水質は綺麗なの?透明度は?といった声が聞こえてきそうですが、実に様々な魚を肉眼やスノーケリングで見ることができるほど水質は透明で綺麗。日当たりもよいので水温もあたたかいです。

小さな子供連れには気になる日差しの問題ですが、こちらも屋根のあるスペースが十分に確保できるので安心。子供がパシャパシャと楽しめる浅瀬から大人でも足のつかないような水深の深いところまで様々な楽しみ方ができるのも魅力。

飛び込み台があった最近までは、ローカルの子供たちが飛び込んだりして楽しんでいたようです。

天然プールで思い切り泳ごう!趣のある「イナラハン」

写真:Nami Kita

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「イナラハン」はスペイン統治時代の様子なども復元され、史跡も残るとてもフォトジェニックな場所。特に趣のある橋の周辺などで撮るととっても素敵な写真に仕上がりますよ。

もちろんセキュリティガードなどは常駐しておりませんので、遊ぶ時は自己責任。身の回りの品なども放置したまま、なんてことがないように注意したいものです。岩や珊瑚に囲まれているので水中ソックスがあると重宝します。

泳いだ後はすぐ近くの公共トイレに無料で使えるシャワーもあるので快適。ただし、きちんと整備されたシャワー室という訳ではないので海水を洗い流すのみということで利用しましょう。駐車場の目の前にはローカルなコンビニもあるので、小腹が減ったときにも嬉しいですね。

近くにはガダオケーブという3000年前のチャモロ人たちが残した壁画があるというスポットも。日本でいうと縄文時代にあたる時代のものが、間近で見ることができるなんて貴重ですね。

グアムのしっぽがここにある!「マーボケーブ&クリフ」

グアムのしっぽがここにある!「マーボケーブ&クリフ」

写真:Nami Kita

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「マーボケーブ&クリフ」はその名の通り、洞窟と崖の絶景が一度に楽しめるグアムの秘境ポイントです。島の北東部「マンギラオ」といえば有名ホテル「オンワード」でゴルフをする人であれば良く知るエリアかもしれません。このエリアに、人があまり立ち寄らない手つかずの自然があるのです。

タモン・タムニン地区からであれば、車で国道1号線から15号線へと南下すること約30分。一本路地を入ったら曲がりくねった道を海へと向かいます。特に駐車場はありませんが、これ以上進めないなと思ったらそこでストップ。ハイキングの準備を始めましょう。

1,2分ほど道なりに進むとまず左手に見えてくるのは「マーボケーブ」洞窟への入り口です。
"respect island pride"こんなメッセージを足元に見つけることができますがその通り、ゴミを放置したり大勢で騒ぎ立てたりといったことがないよう、リスペクトを持ってお邪魔したいものですね。

岩の洞窟を下っていくと、中には自然が作り出したプールがあり泳いだり飛び込んだりといったことを楽しむことができます。一部光が差し込まないところもあるので、ライトがあると安心です。

グアムのしっぽがここにある!「マーボケーブ&クリフ」

写真:Nami Kita

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「マーボケーブ」を左手に見て、右へ。それから道なりに左に折れ歩き続けること10分から15分ほどで、視界が開け、絵に描いたような三角の山が見えてきます。

更に進むと目の前は切り立った崖。絶景の一言です!背後に山、目の前に海をのぞみ大自然に囲まれているという実感に包まれることでしょう。崖には柵などは設けられていませんので、子供連れの方は目を離さないように。崖っぷちから一定の距離を保っていさえすれば落ちることはまずありません。ローカルが釣りを楽しんでいる姿をみることはあるかもしれませんが、めったに観光客の訪れることのない場所。穴場です。

グアムのしっぽがここにある!「マーボケーブ&クリフ」

写真:Nami Kita

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「マーボクリフ」で一番の見どころはなんといっても"whale tale"(くじらのしっぽ)。海から姿を現しては消える岩の形はまさに自然が作り出したくじらのしっぽ!

世界各地に動物の形に見えるといわれる奇岩が点在してはいますが、これほどまでにハッキリとした造形を持つものも珍しいのではないでしょうか?!

まるでグアムの島からニョッキリと生えた「グアムのしっぽ」。見ることができたら、グアム島の本当の自然に触れ合えたような達成感に浸れること間違いなしです。

車と足を上手に使って全身でグアムを感じよう!

中心部では網のように張り巡らされたシャトルの路線があり、タクシーやツアー会社のバスなど、グアム内での移動には手段に困ることがありません。しかしながら、自分たちのペースで、自分たちだけのツアーを作りたいのであれば、なんといってもレンタカーが一番!カーナビさえ装備すれば、道はわかりやすく迷うこともありません。

中心部を抜ければペンキ塗りの南国らしい色とりどりの壁画やバス停など、ついつい立ち止まりたくなるフォトジェニックなスポットもたくさん!にぎやかな中心部のグアムも素敵ですが、大自然や史跡に出会い心を満たす、ちょっと冒険のグアムもいかがでしょうか?

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2017/05/03−2017/05/06 訪問

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