伊豆韮山"反射炉ビヤ"世界遺産の高揚感にクラフトビアファン垂涎!

伊豆韮山"反射炉ビヤ"世界遺産の高揚感にクラフトビアファン垂涎!

更新日:2017/05/13 13:20

地ビールファンやラベルコレクターに人気のクラフトビールのブルワリーが多く点在する伊豆。そして今、最も高揚感に包まれ続けているのは、世界遺産登録「韮山反射炉」のすぐ隣に小規模な醸造所を構えるマイクロブルワリー、その名も"反射炉ビヤ"。
正統派かつユニークで革新的なクラフトビールは、世界遺産気運と2016年のリブランディングを境に注目が集中!緑の茶畑越しのW世界遺産をおつまみに、高揚の一杯を。

"反射炉ビヤ"は世界遺産隣接、直営レストランで

"反射炉ビヤ"は世界遺産隣接、直営レストランで
地図を見る

醸造所直営という至上の美味しさはご説明も不要、"反射炉ビヤ"は、韮山反射炉に隣接した「蔵屋鳴沢」の物産館に、醸造所と直営レストランを併設しています。
「蔵屋鳴沢」は、地ビール"反射炉ビヤ"製造、伊豆韮山ブランド茶"茶の庵"製茶、販売施設店舗を経営する社名でもあります。つまりこの施設内で、自社ブランドの醸造されたビールと製茶された茶葉を物産館で販売している…重ね置きのお土産店では味わえない、フレッシュなビールと伊豆の銘茶に出会える貴重な場所。

※各施設詳細はMEMOリンク先参照

"反射炉ビヤ"は世界遺産隣接、直営レストランで
地図を見る

反射炉ビヤ直営レストラン"ほむら"。三宅島産溶岩を使用した無煙ロースターの網焼き焼肉メニューをはじめ、地産の鹿肉メニュー、おつまみなど、お酒のお供はもちろん、食事のみでも利用できる充分な食事メニューが用意されています。
さて、"反射炉ビヤ"飲み比べメニュー"お試しセット"。150mlのグラスで3種または4種を選ぶと季節のおすすめとレギュラーラインから数種類ずつお試しできます。撮影時は、ヴァイツェン、ウィート、ペールエール、黒ビールの4種。

「今回のヴァイツェンは良く仕上がっていますよ」というスタッフの一言。これがクラフトビールの醍醐味、聴きたい「美味しい一言」です。求められる味と美味しさを変わらず安定的に供給している安心感の中で「信頼の旨み」を愉しむ大手工場生産ビールに対し、クラフトビールの愉しみは、自分が感じている季節感を含め様々な影響を受けながら変化する仕上がりを、季節毎、年毎、作り手と同様に目の前の一杯から感じることができること。

ヴァイツェン、ピルスナー、ペールエール、黒ビールと様々なブルワリーがラインナップしますが、反射炉ビヤのラインはその複雑味のひとつひとつの主張がはっきりして舌で感じやすいのが特長。メニューの説明にある「〜のようなアロマ、香り」をきちんと舌で納得できる味わいです。要求する味わいもひとそれぞれ、その時々で違います、迷ったらスタッフに相談されることをおススメします。
ビアソムリエ資格を持つホールリーダー山口氏アドバイスは、フードペアリングの話題も含めどれも魅力、今季、自分のお気に入りの一杯を見つける最短ルートです。

"反射炉ビヤ"は世界遺産隣接、直営レストランで

2016年に一新された"反射炉ビヤ"ラベリング。そして、ネーミングもどれもユニーク。「農兵スチーム」「エキセントリック青年セゾン」「頼朝」「早雲」…そして、韮山反射炉が世界遺産に登録される前から醸造所があり、こうして人が多く訪れる前からその反射炉にインスパイアされていた歴史を感じるネーミング「太郎左衛門(反射炉の製造者)」(イングリッシュペールエール)もいい。

飲み手、買い手に、これもいいし、それも、と感じさせる…これはラベルコレクターだけでなく、お土産映えするグッドセンス。ギフトボックスの用意もあり、直営レストラン入口と物産館で買う(発送可)ことができます。

"反射炉ビア"を味わうなら世界遺産詣りを

"反射炉ビア"を味わうなら世界遺産詣りを
地図を見る

やはり世界遺産の威厳は、登録と同時にその地の歴史と、それを保存すべく護り、語り伝えてきた周りの人々の想いがより一層強まり、人が集まることで必然的パワーを帯びています。

"反射炉ビヤ"のネーミングになっている、江川太郎左衛門は江戸幕府の伊豆韮山代官でこの世界遺産「韮山反射炉」を造る礎になった人物。この反射炉で作られた鉄製の大砲は、来航する外国船に対して闘いを挑むものではなく、技術やその用意はあるが平和を求める日本の強い姿勢を表し、親和のための深い思慮の元に建てられたものである、という、まさに世界遺産に相応しい誉れ高いエピソード。

平成27年7月世界遺産登録「韮山反射炉」
※施設詳細はMEMOリンク先参照

"反射炉ビア"を味わうなら世界遺産詣りを
地図を見る

韮山反射炉の敷地に入れば、是非利用したいのがボランティアガイド。伊豆の国歴史ガイドの会 小畑氏は神奈川のテレビメディア取材の際に案内係として出演した名物ガイド。再放送もあるので、見たよと言って来る人もいるとのこと。もう一つ現存する萩の反射炉も見学に行く予定だそうで、戻ってきたら比較しながらさらに話が深まるだろうというのも楽しみ。
世界遺産の歴史、それぞれのガイドが独自に持つ興味深いエピソードを聴くのも楽しく貴重な時間。

茶畑越しの富士山も"反射炉ビヤ"のおつまみに

茶畑越しの富士山も"反射炉ビヤ"のおつまみに
地図を見る

蔵屋鳴沢の敷地横の丘に広がる茶畑、自社ブランド茶"茶の庵"の茶葉です。春と秋の限定時期に茶娘の装いで茶摘み体験ができるアクティビティは女子に人気。
この茶畑越しに見える、二つの世界遺産「富士山」「韮山反射炉」。あまりにも偉大すぎる眺めをおつまみに"反射炉ビヤ"というロケーションも、ここならではの究極です。

伊豆韮山"反射炉ビヤ"は、世界遺産と茶畑をおつまみに。

「韮山反射炉」が世界遺産登録に沸く前から操業している"反射炉ビヤ"。世界が認める前から、その遺構の偉大さを讃えていた味でもあります。リブランドからさらにユニークな存在になり、世界遺産の高揚の熱を帯びたパワフルブランドビールで、アツい一杯を!

掲載内容は執筆時点のものです。 2017/05/09 訪問

- PR -

条件を指定して検索

- PR -

この記事に関するお問い合わせ

- 広告 -